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照「咲ちゃんと仲直りしたいなぁ…、話しかけるキッカケとかあればなぁ…」ブツブツ 京太郎「くそ、優希のヤツ。タコスとかなかなか売ってないんだぞ。探すこっちの身にもなって…」 ゴチン! 京太郎「あいたー」サスリサスリ 照「あいたた」サスリサスリ 京太郎「あっ、すいません。ちょっと考え事してたものですから…」 照「俺の方こそ、もうしわけないです。ちょっと、私用で急いでたもので…」 京太郎・照「「ん?」」 京太郎・照「「なんで俺が(私が)、目の前に居るんだーーーーー!?!?!?!??!」」 ベンチ 京太郎「ほら、ジュースだよ。コーラで良かったか?」 照「すいません。頂きます」 京太郎「まさか君が、例の清澄高校唯一の男子部員の須賀京太郎君ね。ふーん」ジーーー 照「俺の事、知ってるんですか?」 京太郎「妹から時々来る手紙とかでね。で、私の世界一カワイイ妹の咲ちゃんとは、どんな関係だ!?」ズィ 照「ただの幼馴染っす!後、部活仲間で!」 京太郎「手紙によると麻雀部に入ったキッカケが、君みたいだけど…。まぁ、いいや。せっかくだし、咲ちゃんの事、色々と語りなさい」 照「えーっとですね。普段の咲は…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京太郎「へぇー、舐めプ麻雀、辞めたんだ。それは初耳だ」 照「えぇ、和との約束で、もうそうゆう麻雀は打たないみたいですよ。和って言うのはですね」 京太郎(私があれだけ言っても、±0スタイル辞めなかったけど…。原村和、菫にどんな人物なのか調べて貰おう…) 照「しかし、こんな摩訶不思議なオカルトもあるんですね。俺と照さんの体が入れ替わるなんて」 京太郎「全くだ。麻雀についてのオカルトは否定しないが、こんな不可解な現象は理解出来ない」 照「もう一度、頭をぶつけてみますか?」 京太郎「痛いのは嫌だが…。仕方ないな…」 京太郎(ん?待てよ。この体なら、咲ちゃんと普通に話してもいいんだよな…) 京太郎(気軽にフランクに、咲ちゃんに、『イェーイ今日もカワイイねー♪』とか言えるんだよな…) 照「じゃあ、行きますよ…。せーの!」 京太郎「ちょいタンマ!」ヒョイ 照「あわわわわ!」 スカッ! 京太郎「すまない。須賀君。今日一日だけ、この体を貸してくれ。私の体は君に預ける。エッチな事したら、シャープシュート(物理)で君の体に風穴が開く事を忘れるな!」 京太郎「後、試合に代わりに出といてくれ!10万点ある、1万点残せば、私の後輩が何とかする」 京太郎「では、アディオス」ドヒュー 照「ちょっと!俺、清澄でも一番弱くて…つかルールもあんま知らな…」 照「って言っちゃったよ…」 淡「あっ、いたいた」 誠子「宮永先輩、一人で出歩いたら、ダメですよ!迷子になって、棄権とか白糸台が一番ありえる敗北パターンなんですからね!」 淡「そうそう、棄権して三連覇逃しましたとか恥ずかしくてもう私、街中歩けないよ」 照「えっ!?あっ…、ちょ!俺、違う人で!?」 誠子「はいはい、とりあえず先鋒戦終わってから、聞きますね」 ズルズル 照「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 照「あの短髪の女の人…。めちゃくちゃ力強いんだけど…」ヒリヒリ 照「はぁ…、まさか夢にまで見た初めての全国大会の舞台が、女になってチャンピオンとして打つとか…。なんだこれ…、夢だよな?」 照「とりあえず時間まで、ルールを覚えよう。幸い白糸台の部室にあったし」パラッ 『牌のお姉さんが教える穏乃でもわかるルールブック』 照「ほぅ…、時々写真付きの、はやりお姉さんのおもちが、すばらですな…。ほぅ…。なかなかのなかなかで…」パラッ 照「牌のお姉さんのおもちやべー、これエロ本じゃねーの!?」ハァハァ 玄「初めまして。今日はよろしく…」 玄(あっ、あれは『牌のお姉さんが教える穏乃でもわかるルールブック』!?ルールブックとは名ばかりの、牌のお姉さんの秘蔵画像満載の写真集!?) 玄(もちろん私は布教用も持ってるよ。おもち好きなら当然だよね) 玄「チャンピオンさんも、おもち好きなんだ」ジーン 玄「宮永照さん!ぜひ、私と握手して下さい」ブンブン 照「えっ?俺?」 照(ほぅ…、おもち力Bランクと見た。脳内フォルダに乳揺れを保存だぜ)スガマキョウ 怜「今日はよろしゅう…はっ!?」 煌「前回はフルボッコでしたが、今回は…えっ!?」 照(いかんいかん、役を覚えねば)パラッ 怜(麻雀初心者用のルールブックやと!?チャンピオン、挑発のつもりかいな!) 煌(すばらくないですね。そりゃ私は前回ボコボコにされましたが) 照「おもち力DとEランク。興味なし」パラッ 玄「いや、園城寺さんの方はCランクあるかもしれないですよ」 照(とりあえず、二個ずつ揃えてれば、いいのかな?一番これが覚えやすい) 怜「絶対に負けへん!」ゴゴゴ 煌「捨て駒任されましたけど、チャンピオンの喉仏を噛み切る勢いで喰らいつきますよ!」ゴゴゴ 玄「宮永さん。試合が終わったら、白糸台のおもちの人に会わせて欲しいんですけどダメですか?」ニコッ 怜「リーチ」ドン 怜「一発!」ドン 煌「そろそろ混ぜて下さい!ツモ、満貫です!」 玄「あぅ…またヤキトリだ…」 照「同じく。二個ずつがなかなか揃わない」 恒子「白糸台と阿知賀だけ、点数が削られる形で前半戦終了!こんな展開、誰が予想したー!?」 健夜「あのさ…、宮永選手が読んでる本、ルールブックじゃない?」 恒子「役でもド忘れしたんですかね?私も、久しぶりに麻雀やると、一気通貫が何翻か忘れますよ」 健夜「チャンピオンと恒子ちゃん、同じレベル!?」 照「はー、あの男みたいな女の人と、頭にラーメンのっけてる女の子怒ってるかなぁ」トボトボ 照「すいません、ただいま、戻りまし…」 ギュッッ 菫「照!?どうした!腐ったプリンでも拾い食いしたのか!?」 照(おぅ…これは、優希や咲に抱きつかれても味わえないおもちの感触…) ムニムニ、ムギュムギュ 菫「おい!ホントに大丈夫なのか!?」 照(おおぅ…、いい匂いもする…、やべぇフル勃起だわ…)トローン 菫「おーい、テルテル。ポンコツテルテル。大丈夫かー?」ペタペタ 照(やべっ!?勃ってるの、バレる!?) 照「あっ…、ついて無かったんだ」 菫「ついて無かった?ツキか。まぁ、流石のお前でもそんな事もあるか。麻雀だから、仕方ないな」 照「あぁ…、うん。そう。そうなのです。後半戦は役満っての狙ってみるから、多分大丈夫っす」 菫「えっ、アレ使うのか?」 淡「へぇー、アレね。もう見せちゃうんだ。それだけ相手が手強いって事かな」 渋谷「アレですか。会場の照明とか壊れないといいですけど」 誠子「アレね。全国初披露ですね。まさかプロ入り前に隠し玉を見せるとは思わなかったですね」 照「えーっと…、まぁ、ネトマでは上がった事もあるし大丈夫かな」 照「えーと、ふむふむ。国士無双ってのがカッコいいな。覚えやすいし。よし、後半はこれを狙ってみよう」パラッ 恒子「後半戦スタートです!」 健夜「またルールブック読んでるし…。舐めプってヤツなの?結構、失礼な子だね」 照「えい」トン 怜(はっ!?一巡目から、赤ドラ捨てやと!前半のヤラレっぷりは演技かいな!?) 煌(嫌な予感しますね…、ここは様子を見ましょう) 玄(えぇー!?なんでドラが、宮永さんの所にあるの!?はっ!おもち好き同士だから、惹かれ合ってるのか!) 玄「負けられないのです!残りのドラは、私が全部引きます!」 怜(上がらな、ドラも無意味なんやでー) 怜(しかし、玄ちゃんはともかく、チャンピオンや。この捨て牌は、ちょっと意味わからん。温存したかったけど、ダブル使うか…) 怜(ダブル)キュイーン 怜「はっ…」カタカタ 怜「三巡目で国士無双ツモやと…」カタカタ 怜(なんとかして鳴かんと) 玄「」トン 怜「ポン!」 煌(無理ポンですかね?役無しですか?確か彼女は、一巡先が見えてるかのような打ち手) 煌(何か理由があるのでしょうか。私は聴牌からほど遠い) 怜「」ジーーー 煌(ふむふむ、役牌出して欲しいのですかね?) 煌(では、ひとまず中を)トン 怜「ポ、ポンや!」 照「あぁー、三枚出ちゃったー」 怜(やっぱり聴牌してたか!) 怜(まぁ、未来見たし当たり前やな。うちもテンパイや、とりあえず真ん中で待っとこか…。なぜか今日のチャンピオンは、何も考えてないかのような捨て牌しよる) 怜(しかし…それはブラフ。初心者のように演じて、うちらを油断されるためのブラフッッ!) 怜(でも、私はダブルを限界まで使って!チャンピオンを止めてみせる!) 照(ふぁー、そーいや、渋谷さんって人、なかなかのなかなかだった。ランクB+あるか…) 照「当たり牌三枚見えてるとか、やる気でねー」トン 怜「ロンや。悪いなチャンピオン」 照「えー、俺も惜しかったんですよー」パラパラ 煌「!?」 玄「!?」 恒子「チャンピオン、国士無双を聴牌してました」 健夜「普通は見せないけどね…。これも作戦なのかな?あまりいい作戦だとは思えないけど」 淡「アレ不発かー」 菫「あの園城寺怜、本当に一巡先が見えてるようだな」 誠子「えぇ、それに新道寺のクワガタみたいな子も、合わせて打ちましたね」 淡「まぁ、アレが炸裂すれば、あっという間に逆転だよー」 渋谷(普通に連続和了した方が強いと思うんだけどな)ズズズ 東四局 照「リーチ」トン 恒子「おっと、チャンピオン初めてのリーチだ!親番だから、とうとう本気モードなのか!」 健夜「リーチしなくていい所なんだけど…。解説しようにも、私もよくわかりません」 怜(えっリーチ?じゃあ、国士はないんか?) 怜(だって、チャンピオンって一本場からスタートで、1000点やろ?) 怜(別に振り込んでも痛くないよな?) 煌「」トン 照「あっ、ロンです。それ。えーと、多分これで合ってると思うけど」パラパラ 照「おおっー、初めて上がった」 怜「な…ん…や…と」 煌「くっ…、不覚」 恒子「チャンピオン、リーチをかけて国士無双をロン上がり!これで新道寺女子が三位に転落です!」 健夜「48000点直撃は痛いよね。でも、リーチがホントよくわからないです。後、宮永さんの打ち方だと、一本場で1000点スタートなんですが…」 健夜「はっ!?まさか制約系能力!?そんな牌譜、今まで一度も見た事なかったのに!?」 健夜「しかしこれで、新道寺女子は、攻めにくくなったよね。普通の高校生じゃ萎縮しちゃうよ」 煌「」トン 怜(新道寺、さっきから無難な牌しか捨てよらへん。まぁ、役満振り込んだんや無理はないか) 怜(うちが頑張らんと…、ダブル!)キュイーン 照「一つずつ……一つずつ……」 照「リーチ」 玄「」トン 照「それっす。ロン。いやー、今日は調子がいい」 怜(すまん、阿知賀の。止められへんかったわ) 恒子「今度は七対子だ!」 健夜「リーチ一発もつきますし、満貫ですね。ドラは阿知賀が持ってるのが救いでしたね」 怜(くっ、千里山とほぼ点数が並んだ…。しかし連続和了で点数が下がる?) 怜(そんなパターンもあるんかいな…。意味が分からん) 怜(もうトリプル使ってでも、止めるしかない!) 怜「ト…リ…プ…ル」キュイーン 怜「ツモのみ」ゴホゴホ そして迎えた南四局 恒子「南場は、各校消極的なプレーが続いて、流局のみでした」 怜(何回か国士狙ってたな…、しかし目が霞んで、よう見えんわ…) 怜(最後のチャンピオンの親番、ここさえ防ぎきれば千里山の一位通過や!) 怜(私の麻雀人生、全てを賭けても、ここは何とか止める!まだもて!私の体、私の心!) 照(二位だし、これくらいなら充分だろ。しかし、トイレ行きたい。女のトイレってどうするんだろ?) 照(最後はカッコよく、役満で決めたいなー) 照「・・・」カチャカチャ 怜(はぁ…はぁ…、何とかテンパイまで辿り着けた…。チャンピオンは…)チラッ 照「うーん」 怜(相変わらずのポーカーフェイスや。わからん。見るしかないんか…。いけるか私の体?) 怜「トリプル」キュイーン 照『リーチ』 怜(リーチやと!?って事は、国士はもう流石にない…。ずっと狙ってた七対子系か…) 怜(私の待ちは三面待ち。普通に考えれば私、有利…) 怜(もし僅かな点数でも、白糸台より稼いで一位を取れば、泉やセーラ達も少し楽になる…) 怜(どの道、これ以上連続和了されると、私の体がぶっ倒れるのが早いかもしれん…) 怜(竜華…、ごめん。かなりムチャするわ…。チャンピオンに真っ向勝負を挑んでみる) 怜(はぁはぁ…、一巡先さえ見えんくなった…。とうとう限界らしい…) 怜「チャンピオン、勝つのはうちや!リーチ」ドン!! 恒子「おおっー!千里山の園城寺選手、気合のリー棒立てだ!」 怜「・・・」ギロッ 照「・・・」ミテナイ 照「おっ、来た来たー。よっしゃ!リーチ!」 煌(どうせ振り込むなら、千里山の方がマシですね。親番続行されたら、マズイですし) 玄(うぅー、私だけヤキトリだよ!宮永さんも園城寺さんもリーチしちゃったし)ウルウル セーラ「なんで怜は、リーチかけたんやろか?」 竜華「やっぱり、ルールブックとか読んでるチャンピオンに腹が立ったんとちゃうか?そんな風に舐められたら、うちも真っ向からぶっ潰したいって思うで」 泉「リーチかけて、殴り合いですかー」 船Q「先鋒は一本でも多く点棒を持ち帰るのが仕事ですからね。ある意味、いい仕事したといいますか。もちろん勝つのは園城寺先輩ですけど」 竜華「当たり前や!怜、いってまえ!チャンピオンに勝って、千里山のエース園城寺怜の力、全国に見せつけたれ!」 怜(よし、ツモ!ならずか…) 怜(はぁはぁ…、牌を持って来るだけでしんどいな…) 怜(しかし、ツモって来たのが場に三枚出てる東。七対子なら絶対に安全牌) 怜(さぁて…、次順か…、当たり牌引けるといいけど…) 怜「」トン 「ロン」 怜「はっ!?これで?三枚出てるで?」 照「はいっす。もう一枚しかなくて出ないかなぁと思ったけど、出て良かったですね」ニコッ 怜「えっ…、この状況で、三枚出てる東で待つ役って」カタカタ 怜「嘘や…、嘘やろ…、ありえへんやろ…」ガクガクブルブル 照「はい。国士む…」 プツン! ここで怜の意識は飛ぶ 照「終ったー終わったー。いやー、ついてて良かったー」 煌「あの…連荘しないんですか?」 照「えっ、一位なのにですか?しなきゃいけないんですか?」 煌「いや、宮永さんが決めれますけど…(いつもならするのになぁ、変だなぁ)」 照「しませんよー。勝ってる内に逃げますよ」 恒子「なんとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!千里山に役満をぶち込んで、大・逆・転一位です!」 恒子「強い!強い!強すぎる!これがチャンピオン、宮永照の隠し技か!」 健夜「いつもとはまるで別人のような打ち方でしたが、役満を二回も直撃させるとかタダ事じゃありませんね」 健夜「思えばルールブックから、布石だったんですかね?あまり褒められたやり方ではありませんが…」 健夜「ふーん、連続和了の他にまだ隠し玉あったんだ…。ふふふ、楽しみだなぁ」ニタァ 恒子「おーい、すこやん。結婚出来ない顔になってるよー」 淡「テルーお疲れ様!アレ、すごいね!流石だね!」 照「えっ、そうか?(おもち力Eランク、ゴミめ)」 菫「前半はヒヤヒヤしたが、後半は見事だった。いつもよりは稼げてないが、まぁ全国二位の千里山が相手だしな」 照「すいません。結構、自分の限界は出したつもりっす」 誠子「いやー、たまには宮永先輩に頼り切ってないで、私達も活躍しましょうよ!」 菫「ふっ、そうだな。まぁ、いつもより稼いでないと言っても二位の千里山と4万点以上も差があるしな。私達は守りきればいいさ」 渋谷「同感です。楽な勝負です」 淡「だよねー、一位通過、楽勝楽勝」 照(しっかし、照さん。どこで何してるんだろー) 照「おい、そこのラーメン頭の人、トイレの仕方教えてくれよ?」 淡「はっ!?アレ使いすぎて、頭おかしくなったの!?」 一方、照さん 咲「ま、まずいよ。京ちゃん。こんな所で」 京太郎「ごめん、咲。もう我慢出来なくてさ。三年以上咲を抱きしめてない。クンカクンカ…じゃなくて、抱きしめてもいいかな?」 咲「恥ずかしいよ//」 京太郎(はっ!?この体なら咲と結婚が出来る!子供が作れる!セクロスも出来る!) 京太郎(宮永照の第二の人生が来たのだ!) もうこのままでいいやと思う照さんだった。 終わり
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Kちゃんぬいぐるみ プロ編 夜毎、主を探して歩き回る人形 なんか変なオカルトで一日だけKちゃん人形が京ちゃんになっちゃったよ! 寂しい夜、Kちゃんぬいぐるみで一人自分を慰めるすこすこ Kちゃんを充電する胡桃を充電する京太郎 王子様バージョンを本人に見られてあたふたする菫さん 本人もやって来る、Kちゃんイベント開催! (時系列はログアウトしました) Kちゃん人形と憩ちゃん人形を並べて満足気な憩ちゃん 毎晩Kちゃんぬいぐるみを抱いて寝る咲と照 淡の人形遊び 憧がぬいぐるみをだいている所に京太郎とバッタリ (京太郎は阿知賀にいます) 穏乃のKちゃんぬいぐるみが本物になる そしてそれを自慢する穏乃 怜がKちゃんをだきながら京太郎に膝枕される 白糸台で喋るKちゃんぬいぐるみ 全国のKちゃん人形買ったおもち少女に会いに行く 一人の時にあんなことやこんなことをKちゃんにするシロ Kちゃんぬいぐるみの仮装コンテストが開かれたぞ 姫子、Kちゃんを駿河問い 戦慄する京太郎 トシさんがKちゃんを!? 見えないと思って全力で人形を愛でるモモ でも、なぜか見えるようになってたモモ 2人で読書してみた 姫様、人形を抱いて寝てるところを取られてその写真が京太郎に届く 聞いてKちゃん もこ、それKちゃん? ネリー、聖人Kちゃんゲット 淡、トーリKちゃんゲット すばらがうっかりタメグチに (京太郎が新道寺にいます) クロチャー、祓魔師Kちゃんを入手 新企画(タイトル不明) 1年生でKちゃんのパートナーの女の子のぬいぐるみのご意見募集 はっちゃん、Kちゃんに意思を宿らせようと四苦八苦 かおりん、懸賞限定一名様を豪運で当てる 照が新しく買ったKちゃんぬいぐるみを欲しがる淡にあきれる菫 Kちゃんぬいぐるみと自分のぬいぐるみ
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特別編 side新道寺 ※日記発見から中身拝見までの流れは省略します ○月×日 今日は学校は休みだったが、午前中は部活だった 相変わらず校内ランキング上位のみんなには敵わないが、今日はなかなか調子が良かった 部活が終わった後、部室の鍵を預かって、今日の感覚を忘れないうちにまた練習するために残った しばらく牌譜を見たりネト麻をしていると、帰ったはずの姫子さんが戻ってきた なんでも、俺が残っていると聞いて来てくれたらしい パンやおにぎりも買ってきてくれていた。昼もまだだったのでありがたかった それから姫子さんは練習に付き合ってくれた。校内ランキング1位に色々教えてもらうのはさすがにためになる ずっと牌譜を見て教わったり、ネト麻をしたりしているうちにすっかり遅くなってしまった 暗くなる前に姫子さんを送っていった しかし、休日にずっと付き合ってもらってこのままではさすがに悪いと思い、何かで埋め合わせをしたいと申し出た 姫子さんは気にしなくていいと言ってくれたが、そういう訳にもいかない 色々言っていると姫子さんは少し考えるような素振りを見せ、今日付き合ったのだから今度の休日に1日付き合ってほしいと言った それくらいお安い御用だ そう言うと姫子さんはいたずらっぽく笑いながら、 「2人だけよ?他の人に言うたら絶対駄目やけんね?……ね、約束」と言いながら小指を出してきた ゆびきりで約束なんていつ以来だろうか 姫子さんの指、小さくてきれいだったな そして寮の前で別れた 今度の休みが少し楽しみだ 哩「姫子ー?いつぞやの休みは『中学の時の後輩と会う』言っとったよねー?」 煌「これはすばらくないですね」 美子「部長にまで嘘ついて……」 仁美「これは姫子が駄目やね」 姫子「えっと……いや、後輩、ではあって……あ!用事が…」 哩「リザベーション」 姫子「ひうっ!?」ビビクン 仁美「さーキリキリ喋ろーかー」 姫子「あうー……ちょっと出かけただけですってー……」 △月◇日 昨日、ついついネト麻に熱中して徹夜してしまった 授業中はなんとか耐えたが、部活に行く前、限界が来て廊下で落ちてしまった たまたま煌さんが近くにいたらしく、倒れる俺を支えて、1人で保健室まで運ぼうとしてくれたらしい さすがに途中で目が覚めたが、心配だと言う煌さんに手を引かれて保健室まで行った 保険医も居なかったが、勝手にベッドを使わせてもらった ベッドで横になると、煌さんが隣に座り、しばらく説教された 倒れたかけた瞬間、かなり驚き、かなり心配したらしい 本当に悪かったと思う しばらく放っておけないと言って保健室にいたが、途中で来た姫子さんに引っ張られて行った 後で聞いたが、俺が倒れそうだったと連絡してから保健室に運んだらしい おかげでみんなに心配かけてしまった 結局今日の部活の時間は保健室で寝ていた 帰りに、わざわざ待っていてくれたらしい煌さんと帰った 改めて謝って、今後はこんなことはしないと約束した ここまで心配してくれるなんて、本当にいい人だ 哩「あん日は大変やったな……」 美子「珍しく慌てた花田が『京太郎くんが倒れたんで連れていきます!!』って言って」 仁美「そっから部長や姫子、他みんな心配しよったな」 煌「全く、徹夜で倒れるなんてすばらくないですよ」 姫子「やからってずっと京太郎の隣にいるのはどげん?」 煌「……倒れた人をそのままにしていくなんてすばらくないです」 姫子「抜け駆けもすばらくないんじゃないとー?」 煌「だからってあんなに無理矢理引っ張っていくのは……」 哩「ま、心配かけた京太郎のせいやね」 美子「2人は保健室行っとったから知らんけど、本当は部長が一番心配しよって…」 哩「美子ー!!それは言うなー!!」 仁美「……なんもかんも京太郎が悪い」 ☆月●日 今日は……正直罪悪感とか色々なもので押しつぶされそうだ 放課後、いつものように部室に行き、いつものように打とうとしていた が、たまたま足を滑らせ、煌さんの胸に顔からダイブしてしまった そりゃもう、漫画みたいに綺麗にいった(横から見ていた姫子さん談) そのまま押し倒してしまったんだが……正直、小さいと思っていた煌さんの胸だが、実際には確かに柔らかくて温かくて、正直すばらでした 勿論すぐに起き上って土下座した 煌さんは恥ずかしそうにしていたが、事故ということで許してくれた。そこで終わったはずだった 今日の俺はなにか憑いていたのかと思う 煌さんが少し俺の方に近付こうとした時、古くなっていたせいか、椅子に煌さんのスカートが引っかかった そのせいでバランスを崩し、俺は反射的に煌さんを抱き留めていた つい、と言え思いっきり抱きしめてしまって、さすがの煌さんも真っ赤になってしまった 慌てて離れたが、そしたら椅子に引っかかったせいか、スカートがずれていて……うん、白だった それからはすぐに俺は部室の外に行き、しばらくして部室に戻った 煌さんは俺と目を合わせようとせず、ずっと顔は赤いままだった うん、今思っても罪悪感がやばい でも、煌さん柔らかかった……いや何書いてるんだ俺は!! 明日どんな顔して煌さんと話せばいいんだ…… 姫子「ああ、あのどっかの漫画顔負けなラッキースケベやった時やね」 美子「アレはもう狙っとるかと思ったよ」 煌「狙ってあんなことできませんって!!」 哩「……花田、すばらやったか?」 煌「それはすば……」 仁美「止まっとるよ」 煌「……ノーコメントでお願いします」 哩「おい顔赤かぞ」 姫子「京太郎も赤かったし……同じことばすれば……」 哩「姫子ー?変なことしよったらリザベで止めるけんなー?」
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377983742/ ガラス製の丸テーブルの上にはアップルパイにチョコレートケーキ、エクルズケーキ、シュークリーム、マカロン、クッキー、 スコーンとその添え物の生クリームとストロベリージャムが所狭しと並び、それから人数分のミルクティーが置かれている。 咲「わぁすごいね」 京太郎「まぁな。ちょっといろいろ奮発してみた」 半分は買ってきたものだが、もう半分は俺の手作りだ。 京太郎「照さんも遠慮せずにたくさん食べてくださ、……」 照「……」サクサクサクサクサクサクサク 言う前から、すでにマカロンやクッキーを頬張っていた。はえぇよ。 ちょっと用意しすぎたかとも思ったが杞憂だったようだ。 咲「お姉ちゃん……」 京太郎「あ、はは……まぁ咲も遠慮せずに食べてくれよ」 咲「えっと、京ちゃんが作ったのはどれかな?」 京太郎「ん~っと、アップルパイとシュークリームとクッキーかな。後そのイチゴジャムは俺の自作」 咲「じゃあシュークリームを」 そういって咲がシュークリームに手を伸ばそうとした瞬間、まるで小動物を強襲する猛禽類のような速度で照さんの手が翻る。 一瞬早く、照さんが菓子を掻っ攫っていく。 双眸には猛獣の眼光。 咲「……」 京太郎「てい」 指先で照さんの額を弾く。 照「あう」 京太郎「まったく。大人気ないことしおって」 京太郎「ほら、咲」 咲「あ、うん。ありがと京ちゃん」 照「京ちゃん。酷い……」サスサス 京太郎「あんたが悪い」 用意したお菓子の半分が照さんの手によって消費された頃、ようやく一息つく。 咲「美味しかったよありがと京ちゃん」 京太郎「どっちが?」 咲「どっちも、と言いたいところだけど、身内贔屓で京ちゃんかな」 京太郎「花を持たせてもらったって感じがするけどまぁ良いか。俺も久々に思いっきり料理が出来て楽しかった、ありがとな」 咲「うん」 照「……」サクサク 京太郎「照さんは……うん、まぁ作り甲斐があってよかったです。うん」 照「?」 照「ふぅ……」 ようやく照さんも一息。 咲「なんだか久し振りだね。この雰囲気」 京太郎「3人で集まったのはインハイの決勝の後だったっけ?」 咲「そうだけど、なんかそれよりももっと長く感じる」 京太郎「まぁ実際そうだしな」 照「……」ジー 京太郎「? どうかしました? 照さん」 こちらをジッと見ている照さんを疑問に思いつつミルクティーの注がれたカップに口をつける。 照「京ちゃんは、今好きな人っているの?」 京太郎「ぶふぅっ!?」 吹いた。盛大に。 咲「ちょ! おおおお、お姉ちゃん、いきなりなに聞いてるの!?」 京太郎「ゴホッ、ゴホッ!」 いかん、気管支に入った。苦しくて涙が滲む。 咲「京ちゃん、大丈夫?」サスサス 京太郎「ゴホッ、ああ、うん。すまん咲、ありがとう。ゴホッ」 咲に背中をなでてもらってなんとか持ち直す。 京太郎「あ、えー照さん?」 照「なに?」 京太郎「なんでいきなりそんな話に?」 照「京ちゃんは清澄の人たちはもちろん、うちや阿知賀のみんなと仲が良い。だからどうなのかなって」 もしかしてこの人この間ずっとそのこと考えてたのか? 京太郎「それ答えないとダメなの?」 照「ダメ」 京太郎「言い切ったな」 京太郎「大体なんでこんな話を、咲からもなんか言ってやってく、」 咲「……」モジモジ わーお。君もそっち側なの? 咲は俺と目を合わせないように、けどチラチラこちらを伺いながら早く話せと無言で続きを催促してくる。 京太郎「好きな人ねぇ。好きな人……いません」 照「京ちゃんは私たちのこと嫌いなんだって咲」メソメソ 咲「ええ!? そうなの京ちゃん!」 京太郎「なんでそうなった!? どんな飛躍だよ!」 照「じゃあ好き?」 咲「///」 京太郎「はぁ……究極の二択ですね。もちろん好きですよ」 照「だって、やったね咲」 咲「わ、私は別に……///」 京太郎「あの、ゆっときますけどそんな深刻な意味じゃないですよ?」 照「にやり」 京太郎「おい、その『してやったり』みたいな顔やめろ」 照「でも今好きって言った」 京太郎「いいよそういう言葉のマジック!」 照「京ちゃん、うちの淡や阿知賀の玄ちゃんとも仲いいよね」 咲「!」ピク 京太郎「あの、もうちょっと会話の前後の繋がり重視してもらっていいですか?」 京太郎「そりゃまぁいいですけど、別にそんな、そういうアレじゃないですよ」 照「付き合いたいとか、そういった考えはないの?」 京太郎「俺だって別にそういった願望がないわけじゃないですよ。たとえばその2人に限らずに」 京太郎「ただ、俺のポンコツ許容量は君ら2人で本体、予備、緊急用、来世の前借分までいっぱいなんでそういった隙がないだけです」 ポンコツの姉とポンコツの妹、両方面倒を見なくちゃいけないのが中間管理職の辛いところだ。 咲「ホッ」 照「よかった」 照「好きな人がいないなら、じゃあ好きなタイプとかは?」 京太郎「好きなタイプ~?」 照「たとえば年上と年下ならどっち?」 京太郎「俺、どっちかって言うと同い年か年下がいいんだけど」 咲「ホント!?」ガタッ 京太郎「お、おう?」タジ 照「ちなみにどうして?」 京太郎「俺が主導権を握りたいから……」 京太郎「っと最近まで思っていたんだけどどうも俺は年齢に関わらず女性に頭が上がらない気質らしく、正直これはどっちでも良くなった」 照「じゃあ次の質問」 京太郎「あ、これ続くのね」 照「家事は出来るほうがいい?」 京太郎「家事ねぇ、別にどっちでも。最初は出来なくてもやってくうちに上手くなるだろうし」 京太郎「最悪、俺が自分でやるし」 咲「京ちゃん……」ホロリ 照「では最後の質問です」 京太郎「へぇ」 照「胸は小さいほうがいいよね?」 京太郎「なにその質問」 京太郎「おも、胸は大きいほうが……いや待て今のは無しだ。なんで幼馴染の女の子2人に俺の性癖暴露せにゃならんのだ」 照「そもそも京ちゃんのその趣向はおかしい」ズビシ 京太郎「ほう、言ったな。一席打つか?」 照「たとえば人の価値観って育ってきた環境に影響さえたりするよね」 照「たとえば、お金持ちの人から見たら価値のないものでも、貧しい人から見たら価値があるとか」 京太郎「はぁ」 照「京ちゃんは、私たちの一緒に育ってきたんだから、私や咲みたいなポンコツで胸の無い娘を好きになるはず」 京太郎「いやむしろその環境にあったが故のというか。後、自分で言ってて悲しくありません?」 照「少し」 咲「私! 私はまだこれから大きくなるよね! 牛乳だって飲んでるし」 照「……」 京太郎「……」 咲「お姉ちゃん!? 京ちゃん!?」 京太郎「なぁ咲、遺伝学的に考えてこの先そんなことが起こりうると本気で思ってるのか?」 咲「それは……」チラッ 照「」テルーン 咲「ふえぇぇぇぇぇぇ、京ちゃぁぁぁぁん!」 こうまで科学的な証拠を提示されてはさしもの咲も納得せざるを得ない。 咲は止め処もなく、失意の涙を滂沱と流した。 照「2人とも失礼」ムゥー 咲「やっぱり京ちゃんは胸が大きいほうがいいんだ!」 咲「だから和ちゃんとか渋谷さんとか松実さんのお姉さんとかには対応が妙に優しいんだ!」 京太郎「ん? ん、まぁそうだけど」 けどそれ宗教上の理由であって、いやまあ可愛いと思うしぶっちゃけ結婚するならああいった人たちがいいけど。 京太郎「それがすべてじゃないから、な? なんで泣いてるかわかんないけど泣き止めよ。お前が泣いてると俺も悲しい」 照「咲を泣かせるなんてダメだぞ。京ちゃん。お姉ちゃんは憤慨します」 京太郎「あの、ちょっと黙っててもらっていいですか?」 照「胸なんて飾りです! 京ちゃんにはそれがわからんのです!」 咲「そうだ! そうだ! 胸はなくても人権はあるぞ!」 京太郎「ちょっと落ち着け! っていうかなんか会話の方向性おかしくない? 後、俺ばっか質問されてて釈然としない」 京太郎「逆に聞きたいんだけど、2人はどうなの? 好きな人とかいるの?」 照「黙秘権を行使します」 咲「お、同じく……」 京太郎「まぁ絶対そういうと思ってたけどね!」 この俺ルールっぷり。これについては我々はもう熟知してるのでね、最早なんの感慨もないですが。 京太郎「淡はいるかあああああああっ!!!」バーン! 白糸台の面々が泊まっている部屋の戸を盛大にブチ開ける。 何故俺がこんなに怒り心頭なのか。昼飯の後サロンのソファーで昼寝をしていた俺は、 目を覚ましてから洗面所で顔を洗おうとして鏡を覗き込んで驚愕した。 それはもうなんか、なんかすごいとんでもなく面白い顔になっていた。噴飯ものである。 根拠はないがこんなことをするのはきっと淡だ。俺の本能がそう言っている! 菫「!?」 部屋にいたのは弘世先輩だけ。突然の不躾な訪問に驚いているようだ。そういえばノックするのを忘れていた。 普段、礼節を重んじる俺だがそんな精神的余裕は存在しなかった。 菫「す、おま、……!?//////」 京太郎「?」 真っ赤になりながら口をパクパク開閉させる。弘世先輩。 よく見れば服の胸元が肌蹴ている。微かな違和感。 一瞬で状況把握。 はっはっはっ。な~んだ、今日は俺の命日だったのか。…………っておいぃぃ!? 京太郎「すんませんっした!? さーせんっした!!」 即座に土下座した。有史以来最も美しい形だったと自分でも思う。 菫「いいからさっさと出ていってくれ!」 曰く至言。 俺は速攻で回れ右をし、部屋を出て行こうとする。 パタパタパタ 響いたのは足音、しかも複数。おそらくこの部屋に向かってきているらしい。 京太郎「」 ちょっと待て、この状況はすごくまずいんじゃないか? 菫「くっ! 来い!」 弘世先輩に襟首を掴まれ、次の瞬間世界が回転。 暗闇の中に放り込まれる。背中には柔らかな感触を感じ、 次いで身体の前面にも背中に感じるものとは違う柔らかくまた仄かに温かななにか。 ガラッ 淡「あれー? スミレいないねー」 誠子「どこかに出かけたのかな」 尭深「別の場所も探してみよう?」 パタパタパタ 声と足音が遠ざかっていく。っていうかちょっと待て! そこにいるのは世界の根源悪である淡か! ちくしょう! そこを動くな! 菫「おい須賀! モゾモゾ動くな!」ボソボソ かなり近い位置から弘世先輩のこれが聞こえる。 まさかこのあったかくて柔らかいものは……。 京太郎「弘世、先輩……だと」モゾリ 菫「こらだから動くなと、あ、ん……」 なにか手のひらに一際やわっこいものが掠めた。 一瞬だが弘世先輩の声に色が混じった。 これはもしや……おもち!? 玄さん、俺やりましたよ。初めておもちに触れました。今晩は赤飯だな。 ようやく理解できた。 ここはどうやら備え付けの押入れの中で、布団やその他の雑多なものに紛れて俺と、 俺に抱えられるようにして弘世先輩が押し込まれているようだ。 菫「くっ、いいか須賀。とりあえずいったんここから出るぞ。貴様を尋問するのはその後だ」 そういって身を捩るが完全にはまり込んでしまっており俺達は抜け出せない。 菫「どういうことだ? 無理矢理とは言え入れたなら出れるはずだろう!?」 京太郎「……」 菫「そんな短時間で人間の体積が大きくなるわけ……」 暗闇に慣れてきた目に弘世先輩の顔が薄ぼんやりと映る。その顔には極大の嫌悪感。 菫「おい、この腰の辺りに当たる硬いものはなんだ?」 京太郎「えっと、その……リー棒とか、じゃないでしょうか?」 菫「こんな大きなリー棒があるか!?」 京太郎「いやいや、わかりませんよ? 大判トランプとかありますし、それにほら悪魔の証明ってあるでしょう?」 京太郎「まずは存在しないことを証明しないと」 京太郎「案外、大きなリー棒とかジョークで作られたりとかも痛たたたったたたっい!?」 弘世先輩が遮二無二にでも出ていこうとして俺の下半身に凄まじい荷重が加わる。 菫「うるさい! こんな不愉快な状況1秒たりとも我慢できるか」 京太郎「ちょっ! ホント、ホントに痛いんですって! 悪魔? 悪魔は実在したの!? 弘世先輩自身が悪魔なの!?」 俺は這い出そうとする弘世先輩の身体をガッチリ抱きしめる。 菫「あ、こら! なにを抱きついている! 離さないか!」 京太郎「いや、もうホント勘弁してください。ホント、マジで」 菫「じゃあこの状況をどうしてくれるんだ?」 京太郎「少しだけ時間をくれませんか? 時間が、そう優しい時の流れだけが僕らを癒してくれるんです」 菫「よし、わかった。君を気絶させよう。そうすればその超局部的体積膨張も解消され、ここから抜け出せる。そこから改めて君を処刑しようか」 京太郎「ひぃ!? なんでそんな実力行使なんですか!?」 菫「心配するな、これでも私は武道の心得があるし人体急所もきちんと把握している。顎を出せ、一瞬で昇天させてやろう」 京太郎「死にますよね!? それ死んでますよね!?」 菫「いいから早くしろ。私はあまり気が長いほうではない」 京太郎「あの、えっと……そうだ! そもそも弘世先まで一緒にここ入る必要なかったですよね!? 必死に捻り出した俺の疑問をぶつけると、押し入れ内に充満していた凄まじいまでの怒気が収まっていく。逸らせたか!? 菫「須賀。貴様、私の胸に触れたな。どう思った?」 京太郎「すみませんだした! お願い殺さないで! 俺まだ命が惜しい……」 菫「いいから答えろ」 京太郎「えっと、なんていうか。やんごとなき手触りで。いやすいません、正直思ってたより小さいというか」 菫「そうか……」 先輩の声には落胆。 京太郎「弘世先輩?」 菫「実は普段のあれはパットだ」 京太郎「」 最初に感じた違和感の正体はこれか。 ってかマジかよ。世界は嘘と欺瞞に満ちていた。もう、もう俺は誰も信じない。世界なんて信じない。 菫「……」 京太郎「あの……じゃあここに一緒に入ったのはそれを他に人にバレないようにってことですか?」 菫「……」コクン 京太郎「隠すくらいならなんでそんなこと……」 菫「元からこうだったわけではないんだ。ある日突然、朝目が覚めたら小さくなっていて……」 京太郎「」 どゆこったい。 アレか? 世界の修正力か? いや知らんけど。 玄さんがいっていたのはこれか。さすがおもちソムリエ、その審美眼に一点の曇りなし。 京太郎「だからってそんな隠さなくても」 菫「だって……」 京太郎「だって?」 菫「恥ずかしいじゃないか///」 京太郎「」キュン 可愛いなぁもう! 菫「だから須賀、できればこのことは他言無用で」 京太郎「わかりました。誰にも言いません」ナデナデ 菫「お、おい//////」 気付けば俺は弘世先輩の頭を撫でていた。 京太郎「は!? すみませんつい」 菫「いや、いい……ちょっとビックリしただけだ」 京太郎「そ、そうですか……」 菫「その、続けてもいぞ……?」 京太郎「え?」 菫「だから、頭、撫でてもいいぞ///」 京太郎「クスッ、はい」 なんだか腕の中に納まる弘世先輩の身体が一回りだけ小さく感じられた。 おおよそ四半刻が経ったころ。ようやく俺達は狭苦しい押入れから抜け出した。 菫「い、いいぞ」 背中越しに声。肌蹴ていたブラウスを正した弘世先輩に向き直る。 京太郎「あの、いろいろすみませんでした」 そしてありがとうございました。 菫「いや、いい。もう……///」 いつもハキハキとした弘世先輩にしては歯切れが悪い。 京太郎「そうですか? けどそれじゃあ俺の気が済みません。いずれこのお詫びは必ず」 菫「君の気が済むのなら、じゃあそれで」 京太郎「はい!」 菫「いいか、念を押しておくがこの件は絶対に他言無用だぞ」 京太郎「はい! 2人だけの秘密ですね」 菫「2人だけ、そうか2人だけの秘密か。ふふ」 京太郎「?」 なにやら嬉しそうだ。ぶっちゃけ玄さんにもバレてたし、案外知ってる人いそうだけども。 菫「頼むぞ京太郎」 京太郎「!? はい! 菫先輩」 いろいろあったが少しだけ弘世、いや菫先輩と仲良くなれた気がした。 ――――― ――― ― 淡「そういえばスミレって胸小さくなったよねー」アハハハ 照「知ってた」テルーン 菫「貴様らあああああああああ!!!」 それはそれは凄まじい折檻だったという。 京太郎「ってなんで俺まで!?」 菫「連帯責任だ!」 京太郎「理不尽だ!?」 みんな忘れてると思うけど、この合宿はインターハイ後の8月中旬から下旬にかけての期間に行われている。 8月といえば我々学生は夏休みの真っ最中なわけだが、っとくれば日本全国の学生諸君の大敵である、 そう夏休みの宿題も当然あるわけである。 優希「うあ~なんでこんな遠出してまで宿題なんてやらないといけないんだじぇ~」 京太郎「そら、お前がぜんぜんやってないからだろ」 優希「こちとらインハイ優勝チームなのに!」 和「たとえそうでも学生の本分は勉学ですよゆーき」 京太郎「事実そうなんだけど、ちょっとその意見には同意しかねる」 京太郎「そっちも悪いね。付き合わせちゃって」 玄「あはは、いいよ。ぜんぜん」 憧「まぁこっちも同じようなのがいるからね」 穏乃「あ~なんでこんなことしなきゃいけないの~」 どこも苦労するな。 そしてもう1人……。 淡「む~ん」 こいつ……。 京太郎「ペンくらい持てよ。やる気ゼロだな」 淡「だって~つーまんないー」アワーン 優希「大体京太郎! なんでお前はそんな呑気にしてるんだじぇ!」ガタッ 穏乃「そうだそうだ! 京太郎はどう考えてもこっち側の人間だ!」ガタタッ ぎゃーぎゃー騒ぎ出す。いいから口じゃなくて手を動かせ絶頂バカ2人! 京太郎「は? そりゃお前俺は時間だけはあったからな。コツコツやってたんだよ」 京太郎「まぁ大半テキトーに埋めただけだけど」 和「それもどうなんでしょうか」 優希「くっ、のどちゃんや咲ちゃんはともかく京太郎はこっち側だと思って高を括っていたのに」 穏乃「酷い裏切りだよ! こんなのってないよ!」 京太郎「ちょっとその俺も同じタイプ認定やめてくれる? お前らが仲良いのわかったからさぁ。俺そっちのグループ入りたくないんだけど」 優希「春は曙、曙って?」 京太郎「明け方ってことだ」 優希「やうやう白く、やうやうって?」 京太郎「徐々にとか、だんだんととかってことだ」 優希「なりゆく山際、山際って?」 京太郎「山と空の境界線の、っていうかあのさぁ」 優希「なんだじぇ?」 京太郎「一節ごとに聞いてくるのやめてくれない。なんかそういう規約でもあるの?」 優希「そんなのこの文章に言ってほしいじぇ! なんでこんな読みにくいんだ、そういいたいなら最初っからそう書けばいいのに!」 京太郎「いや、うん、まぁ、そうだけどさ、これ古典だし。言い回しってのも覚えると結構便利なんだぞ?」 優希「知らないんだじぇ! 私には関係ないんだじぇ!」 京太郎「だじぇだじぇ言いやがってこいっつぅ~」 穏乃「なんで英語なんて勉強しなくちゃいけないの~」ムーン 憧「なんでって」 穏乃「大体私達は日本人なんだから! 日本語だけで十分じゃん!」 京太郎「地球人だろ地球語勉強しろ」 京太郎「それに日本語の勉強って、それはそれでアレだぞ」 俺はうんうん唸っている優希の方を指差す。 優希「のどちゃ~ん、これ教えて~」 和「この『たなびきたる』の『たる』は、助動詞『たり』の連体形止めで、これは体言止めと同じ働きを」 穏乃「日本語って難しい……」 京太郎「英語といえばさ。俺、以前部長の指令で姫松に遠征に行った事があるんだけど」 憧「ふぅん、それで」 京太郎「そこの主将の洋榎先輩が英語の授業で『I can fly』のlがrになってたらしく」 憧「ぷふっ」 察した憧が小さく噴出す。 京太郎「これって直訳すると『私はからあげになるぞ!』って意味なんだよな」 京太郎「主将これは痛恨のミス! 末原先輩達にしばらくネタにされてたんだわな」 玄「それは、なかなかのなかなかだね……」アハハ 玄さんのリアクションに困ったかのようなぎこちない笑い。わかります。 京太郎「今どうしてんだろな、からあげ先輩」 ――――― ――― ― 洋榎「はっ! 今ガースーがうちのこと考えてるような気ィする」 絹恵「おねーちゃん頭大丈夫?」 恭子「あかんやろなぁ」 淡「クロー、これはー?」 玄「あ、えっとね。これは3ページ前の……これ。この公式に数字を当て嵌めて」 京太郎「あなたそれ20分くらい前にも聞いてなかった?」 淡「だって忘れちゃったんだもーん」 博士の愛した数式かよ……4分の1しか保ててないけど。 京太郎「淡って得意な科目とかあんの?」 淡「ありまへん」 京太郎「え、じゃあ苦手な科目は?」 淡「恋?」アワ? ぶ、ぶん殴ってしまいたい……。 優希「淡ちゃんがんばるんだじぇ! 私も痛みに耐えてがんばるから!」 淡「ユッキーがそこまで言うならがんばる!」ムン 和「痛みに耐えて?」 京太郎「なんか政治みたいな話になってきたな」 玄「け、けど。京太郎くんって意外と真面目なんでね」 間を取り持とうと話題を振ってくる玄さん。 京太郎「俺って基本どんな風に見られてんだろうな?」 憧「見た目通りでしょうよ」 京太郎「左様で」 和「そういえば咲さんが、須賀君は赤点の補習でインターハイ一緒に行けるか、なんて話を以前してましたよ」 優希「ほら見ろ! ほーら見ろ! やっぱり犬は所詮犬だじぇ!」 京太郎「うっせ! 俺だって真面目にやれば赤点なんて取らねぇんだよ!」 憧「じゃあ不真面目にやったらどうなるのよ」 京太郎「実は中2の一学期にな、クラスの奴と赤点チキンレースなるものをやってな」 憧「なにその聞くからに頭の悪そうなレース」 京太郎「まぁその名の通り、いかに赤点ギリギリを多くの科目で取れるかという過酷な競技でな」 和「あ、大体察しました」 京太郎「まぁ予想の通り盛大にオーバーランしたんだわ俺、その数なんと7つ。で、補習で夏休みの大半を消費しちまってな」 京太郎「咲と約束していたプールだとか夏祭りだとかをほとんどぶっちぎってしまい」 京太郎「これには普段温厚で通ってる咲さんもぶち切れてね」 京太郎「機嫌を直すまでしばらくかかってな、二学期になっても1週間くらい口利いてくれなった」 優希「アホだじぇ」 穏乃「アホだ」 憧「アホね」 和「アホですかあなたは」 淡「アーホー!」 ぼろくそ言うなこいつら。 玄「でもほら、今年は大丈夫だったみたいだし合宿もこうして一緒に参加出来てるから良かったよね!」アセアセ 京太郎「さすが玄さん! 俺のことをわかってくれる高徳の聖者はあなただけだ!」ニギ 俺は身を乗り出し、対面に座る玄さんの手を握る。 玄「はわわわわわ!?///」 急に顔を赤らめる玄さん。熱かったのだろうか。冷房の設定いくつだったっけ? 京太郎「玄さん……」ジッ 玄「京太郎くん……///」ポォ しばし見詰め合う俺達。 淡「むぅ~いつまで見詰め合ってんの!」ピシッピシッ! 小さく刻んだ消しゴムの欠片を指先で弾いて跳ばしてくる淡。 京太郎「くっ、地味な攻撃ながら心にズンとく来る!?」 玄「……」ニギニギ ガチャ 晴絵「ん……お! 雁首揃えて何してるかと思ったら」 扉が開き、そこから顔を覗かせたのは赤土先生。 晴絵「ほぉ、宿題とは関心関心」 憧「やだハルエ、そんな教師みたいなこと言って」アハハ 晴絵「教師ですが」 穏乃「センセー! なんで学校ってこんな勉強しなくちゃいけないんですか!?」 晴絵「なんでってそりゃ、将来のためとかいろいろあるでしょ」 穏乃「学校の勉強なんて将来役に立つわけないじゃないですか!」 晴絵「先生もそう思ってた時期があったんだけどね」 晴絵「社会に出てから、これが案外使うから困り物なのよ」 京太郎「先生も苦労してるんですね」 晴絵「ありがとよ」 心底嫌そうにお礼を言われた。 京太郎「どういたしまして」 憧「ハルエはこれから?」 晴絵「灼とちょっとドライブ」 和「そういえば、小学校の頃から気になっていたんですが憧は何故先生に対して呼び捨てなんですか?」 晴絵「私が許可してんの。気安いほうが私も楽だし、年功序列は年寄りに悪しき風習だからね」 穏乃「私は先生は先生って感じだな~」 晴絵「穏乃は良い子だね!」グリグリ 穏乃「あはは、やーめーてーよー!」 口では拒否しつつも決して振り解こうとはしない穏乃。師弟、微笑ましい光景である。 京太郎「ふむ……気安い感じか」 優希「どうしたんだじぇ?」 京太郎「よっしゃ、ハルエちょっと焼きそばパン買って来い!」ピッ! 晴絵「調子に乗るなよ青二才」 先生が去って再びここ。 京太郎「なぁ、俺、今どんな顔してる?」 穏乃「んとね、ストⅡの負けたキャラの顔グラみたいな顔」 京太郎「マジか。ちょっと写メ撮っとこうかな」パシャ 憧「はいはい。横槍入ったけどほら、宿題の続き」パンパン 手を叩いてその場を仕切り直す憧。 優希「ちぇ~このまま煙に巻けるかと思ったのに」 穏乃「憧は容赦ないな~」 憧「このまま見限ってもいいのよ?」 穏乃「やるよ! ゆーき!」 優希「合点だじぇ! しずちゃん!」 淡「スピー……」Zzzz 全員「え?」 玄「寝ちゃってるね」 憧「やけに静かだと思ったら」 京太郎「あの、もうホント俺こいつもう見放したいんだけど」 和「大星さんは寝てしまったようですし、どうしましょうか?」 京太郎「起こす? 起こす!? 鉄拳で!」 俺は右の拳を硬く握り締める。淡を叩き起こせと轟き叫ぶ。 玄「可哀想だよ~こんな気持ち良さそうに寝ちゃってるのに」ナデナデ 淡「ふにゃ……」Zzz 京太郎「じょうがねぇなぁ」ガタ 悪態をつきながら俺は席を立つ。 穏乃「どかしたの?」 京太郎「そのまま寝てて風邪でも引かれても寝覚めが悪いからな」 京太郎「なんかかけるもん取ってくる」 ガチャ、バタン 穏乃「なんだかんだいって優しいよね、京太郎って」 玄「だね~、気配り上手だよね」 和「そうですね。須賀君自身はなんでもないことのように振舞ってますけど」 優希「それがあいつの良いところだじぇ」フンス 和「特にゆーきは日頃からお世話になりっぱなしですよね」 和の声に僅かにからかいの要素が含有されていた。普段の彼女からは珍しい行為である。 優希「ちょ、違うじょ! 私は犬の飼い主として普段から躾を」 憧「とかなんとか言って~ホントは構ってもらいたいだけのくせに~」ニヤニヤ その空気に便乗し、ここぞとばかりに優希を弄りだす。 玄「あはは、仲良しさんだ~」ニコニコ 一緒になって笑う玄。この人に関しては本気でそう思っているんだろう。 ガチャ 穏乃「お、帰ってきた」 京太郎「ただい、……なにこの雰囲気?」 帰ってきてみると、女性陣はなんともいえない雰囲気に包まれていた。 和と玄さんは楽しそうにニコニコと微笑み、憧は訳知り顔で朗笑している。穏乃だけは平常運転。 優希だけがなにやら納得いかないといった顔で俺を睨んでくる。心なしか顔も赤い。何故だ? 京太郎「なに怒ってんのお前?」 優希「なんでもないじぇ!」 怒鳴られた。不合理だ。 憧「それよりかけるもの取ってきたんじゃないの?」 京太郎「おっとそうだった」 憧の指摘で本来の目的を思い出す。 京太郎「タオルケットみたいな手頃なものが無かったからダンボール持ってきた」 憧「何故そうなる」 俺は畳んであったダンボールを広げ、底辺だけをガムテープで止めると即席で箱を組み上げる。 京太郎「そうだ、名前も書いといてやろう大、星、淡っと」 油性マジックで側面に超前衛的な字で署名をしておいてやった。 京太郎「どうだこの特別仕様感。きっと喜ぶぞこの天然記念物バカは!」 ダンボールといえば咲のアイデンティティーだが今回は同い年のよしみで見逃してもらおう。 俺は机に突っ伏して寝ている淡の上にそっとダンボールを被せる。 うん、完璧。 和「あれは絶対根に持ってますね」 憧「淡が起きた後がさぞ見ものね」 不穏当な会話が聞こえるが華麗にスルー。 ___________ .... -‐'''¨´ .... -‐''''¨^| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | |__ | | 大星淡. | / <Zzz… | | .. ''´ |________|_.. -‐'''¨´ / / '――――――――' 京太郎「『だよー』、『なのよー』、『ですよー』……『三よー』!!」 和「なにを言ってるんでしょうか彼は」 憧「あたしに聞かないでよ」 穏乃「わかった! つまり『よー』の部分がかかってるんだ」 京太郎「さすが穏乃! よくわかってくれた、俺のこの難解なギャグをよくわかってくれた」 玄「わかる?」 優希「さすがに無理だじぇ」 穏乃「understand、う、うんだー……?」 京太郎「アンダースタンドな」 穏乃「意味は?」 京太郎「理解する」 穏乃「ほうほう。り、か、い、す、る……っと」 京太郎「ちなみにアンダー(下)がスタンド(勃つ)するって意味じゃないぜ! アンダスタン?」 憧「ちょっと、京太郎ちょっと」 京太郎「なんじゃらほい」 憧「黙れ」 京太郎「はい」 穏乃「さぁいい具合に場が白けてきたところでなんかして遊ぼう!」 憧「いやシズは宿題やりなさいよ」 優希「今日はもう十分やったよ! もうそろお開きでいいと思うじぇ」 京太郎「そんんだからお前らは、今この結果があるんだろうが」 厳然たる事実がそこには横たわってますよ? 京太郎「そんなんで休み明けのテストとか大丈夫なんか?」 穏乃「大丈夫! 私、本番に強いタイプだから」 優希「私も私も!」 京太郎「ホントか~」 自信満々で言ってのける穏乃に怪訝な視線を向ける。 穏乃「ホントだよ!」 京太郎「じゃあ得意な科目は?」 穏乃「ずがこーさく!」 『折り紙』とは、 正方形の色紙を決まった手順で折り動植物や生活用品などを形作る日本伝統かつ、日本起源の遊び。 古くは千代紙と呼ばれる和紙を使用した。 もっとも一般的な正方形の紙を使用する不切正方形一枚折り。 いくつかの部分に分けてそれを組み合わせる複合折り。 紙に切り込みを入れて角の数を増やしたり一部を切り取ったりする切り込み折り。 形作ったものを動かせる玩具として作られた仕掛け折りなのどがある。 憧「ってなんであたしたち折り紙なんてやってるのよ」 京太郎「そらお前、穏乃が工作得意だって言うから」 完成した風船を机に置く。 京太郎「まぁいった本人はアレだが」 穏乃「うにゃ!? またズレた!」 和「…………」バババババババババ 玄「和ちゃんは折り紙を見た瞬間、折鶴職人みたいになってるね」 和の周りには出来上がった折鶴が群舞となって散乱する。 京太郎「ああ……いるいる、クラス1人はこういう女子」 和「ふぅ……」 一段落したからか洗脳が解けたのか、和は忙しなく動かしていた手を止め額を拭う真似をする。 京太郎「和はなんていうか、……すごいね」 俺が賛辞を送ると、和は今で見たこともないような朗らかな顔で笑う。 和「そうですか!? 私、折鶴には少し自信があるんです!」 やや興奮気味に詰め寄ってくる。こんな和かつてないな。 和「実は『秘伝千羽鶴折形』も愛読してまして」 なにそれ? 魔導書? 和「これは原本はもう手に入らないんですが、改訂版が出版されてて」 なんだこいつの目。目が離せねぇ、キラキラ輝いてまるで星みたいな……。 玄「そういえば和ちゃんがまだ吉野にいたころ」 玄「赤土先生のお誕生日会をやろうってなった時もこんな風に折り紙で飾り付けとかしたよね」 憧「やったやった。色紙切って連環にして飾ったりね」 穏乃「花とかも作ったよね。紙だけど」 和「懐かしいですね」 言葉の通り、昔を懐かしむように和が目を細める。 玄「またこうやってみんなで集まれたらなってずっと思ってたから、とっても嬉しいよ」 憧「ま、それもシズの行動力のおかげかしら」 穏乃「憧は最初、断ったくせに~」 憧「もう! そのときの話はもういいでしょ!」 玄「あははは」 幼馴染組が仲良く談笑しているのをよそに俺は何かに没頭している優希を観察する。 京太郎「それ、さっきからなにやってんの?」 優希「これか? ふふふ、見ろ! 折り紙で作ったタコスだじぇ!」 優希はドヤねん顔でその白と緑と赤と橙の色紙を重ねて折っただけの物を俺に突き出してくる。 眼前の物体を反芻するがやっぱり白と緑と赤と橙の色紙を重ねて折っただけの物にしか見えない。 京太郎「いやどう見ても色紙を重ねて折っただけの物にしか見えんのだが?」 優希「犬の目は節穴か! よく見るんだじぇ!」 そういって優希は同じ物を大量に作り出す。 なんだこの不毛な生産光景……。 京太郎「よし! お前のそのタコスに対する飽くなき執着心はわかった。ちょっと待ってろ!」 それだけ言い残すと俺は再び部屋を出て行った。 穏乃「またどっか行ったね」 和「ゆーき。まさかまたなにか無茶を言ったんですか?」 優希「言い掛かりだじぇのどちゃん! 私はなにも言ってないじょ」 憧「どうせいつもの発作でしょ? 放っておけばその内戻ってくるわよ」 玄「て、手厳しいね……」アハハ トン 憧「あ、玄それ……バラ?」 玄「うん!」 穏乃「へぇーよく出来てますね」 憧「これ難しい? 簡単?」 玄「簡単だよ。慣れれば2分もかからないくらい。良かったら教えようか?」 玄「他にもアサガオ、アジサイ、コスモスとかもあるよ」 穏乃「教えて教えてー!」 憧「玄先生教えてくださーい!」 和「この感じ……」 園児『のどか先生ー!』ワーワーキャッキャッ 和「~~~///」ポワァー 玄「和ちゃん?」 憧「なんか咲いてる」 ガチャ 京太郎「待たせたな!」 穏乃「遅かった じゃないか」 俺は開いた片手で後ろ手に扉を閉めつつ、もう片方で持っていたトレイをテーブルの上に置……こうとしてその異常性に気付く。 京太郎「って、うお!? なにこの薔薇園? ちょっと退けて退けて」 俺が手で横に退けるようにジェスチャーを送ると、女性陣によってテーブルにスペースが作られそこに持ってきたトレイを今度こそ置く。 穏乃「なにして来たの?」 京太郎「これよ!」 トレイの上の皿に山積みにされいていたのは、 優希「タコスだじぇ!」 言うが早いか、優希の手がサッと翻り我先にとタコスを頬張る。 後、ついでにみんな喉渇いたんじゃないかと思ってお茶淹れてきた。 京太郎「どうよ優希、これが本物のタコスだ」 優希「ん、ん~?」 咀嚼しながら、自身が先ほど作っていた良くわからない紙の集合体に目をやる優希。 優希「んぐ、なんだぁ!? この紙切れはぁ!!」 そういって紙切れをテーブルに叩きつける。 京太郎「いや、それお前が作ったんだろ」 穏乃「これ私たちも貰っていいの?」 京太郎「おう! たくさん作ったからいっぱい食ってくれよ」 和「ありがとうございます♪」 玄「いただきます!」 憧「それにしても見事な手際ね」 京太郎「慣れりゃ簡単なもんよ」 憧「高1の男子が料理に慣れって……」 京太郎「いや~、実は1学期の家庭科の調理実習と裁縫の実技でA評価を貰ってしまってな」 京太郎「これは喜んでいいのかどうか……」 和「ま、まぁ成績が上がるのは良い事ですよね?」タジ 京太郎「そういうそっちはどうなんだよ。一応、女子高だろ?」 憧「あたしはそれなりには出来るわよ」 玄「旅館のまかないは私の担当ですのだ」 優希「タコスうまー!」バクバク 穏乃「これなら毎日でも食べたいよー!」バクバク こいつらはダメそうだ。 優希「やはり犬のタコスは絶品だじぇ、まぁそこにこそ価値があるからな!」 京太郎「お前は俺を全自動タコス製造機かなんかと勘違いしてないか?」 憧「前脚の使い方がお上手だものね」 そう言いながら憧が俺の右手の甲を摘んでくる。それを振り払いつつ、俺も負けじと言い返す。 京太郎「お前もさり気無さを装うことなく俺を犬扱いするんじゃねぇ」 憧「そうね、犬の方が賢い物ね」プクク 京太郎「玄さん! あいつが、あいつがー!」 悪びれる素振りを見せない憧を指差しつつ、玄さんに泣き付く俺。 この上なく情けない光景だが、そんなん知るか! 俺は味方がほしい。 玄「もう! そんな言い方ダメだよ憧ちゃん」ナデナデ 京太郎「そうだよ! 憧ちゃん!」 憧「ちゃっとなにいきなりちゃん付けで呼んでんのよ!」 京太郎「だって~」 玄「女の子だも~ん」 京玄「「ね~♪」」 そういって笑い合う俺と玄さん。うん、見事なコンビネーション。 憧「しゃぁぁ~~らくっせぇぇぇぇ~~……(巻き舌気味)」 穏乃「ぶふぅ!? ちょ、憧! 顔、顔!? すごいことになってる!」 放送コードに引っ掛かりそうな凄まじい、筆舌し難い憤怒の形相を浮かべる憧。 マジで怖いんだけど。 京太郎「よっと、これで完成」 玄さんに教えてもらった通りにバラを折る。 顔に真っ赤な紅葉を浮かべながら赤いバラを折る俺。う~ん、マンダム。 京太郎「ちょっとよれてるかな?」 玄「そんなことないと思うよ?」 和「須賀君は本当に器用ですね」 京太郎「こういうチマチマした作業は昔から得意なんだよ」 京太郎「なんか俺の人生そのものみたいで」 和「嫌な表現ですね」 京太郎「しかし、これはちょっと作り過ぎじゃないか?」 穏乃「調子に乗って遊びすぎたね」 俺と穏乃は今やすっかり忘れ去られた眠れる淡、 その淡が被るダンボール箱に作った花や鶴、連環や切り紙のレリーフを糊で飾り付けている。 なんか邪教の祭壇みたいになってきたな。 淡「ふにゅ……」Zzz 俺は細く切った紙に花やレリーフをくっ付け即席の花冠を作る。 それをソッと、穏乃の頭に載せる。 京太郎「結構似合うじゃん」 穏乃「任しといて」フフン 京太郎「うん?」 溢れかえる折りバラの中に1つ珍しい物を見付ける。 京太郎「なんか青いバラが混じってるぞ」 玄「ホントだね」 玄「そういえばブルーローズは自然界には存在しない花という事で、花言葉には『不可能』や『奇跡』って意味があるらしいよ」 玄「後、『神の祝福』とか」 玄「もっとも今は品種改良が進んで実在するそうなんだけどね」 和「なんだかロマンチックですね」 京太郎「玄さん詳しいですね」 玄「おねーちゃんがお花とか好きで、一緒に見てたら自然とね」 あー、なんか納得。 憧「へぇ。で、誰がこれ作ったの?」 穏乃「あ、それ私」 なんでもない事のように普通に穏乃が手を挙げる。 京太郎「え”」 憧「しししし、シズがバラを創造した!?」 和「しかしこれはなんとも見事の川崎ローズ!」 京太郎「まさに奇跡!」 穏乃「いや、それアサガオのつもりだったんだけど」 京太郎「え、なに? お前んち実は錬金術師の家系なの? とうとう摂理超えちゃったの?」 穏乃「いえ家は代々和菓子屋ですが?」 穏乃「だって私、山登りばっかりしててこういうのあんまりやったことないんだもん」ブーブー お前さっき得意科目は図画工作って言ってたですやん。 京太郎「なに、じゃあそんな小さい頃から山に登ってたのか?」 穏乃「そうだよ! 吉野の街の子は5歳も過ぎればみんな山で修行して育つんだよ!」 京太郎「……」チラッ 俺はさり気無く穏乃の同郷の友に視線を送る。 憧玄「「」」ブンブンブンブンブンブン!! すげー勢いで首を左右に振る阿知賀メンバー。 さすがにそのレベルはお前だけらしいぞ。 穏乃「いやー、うち、おかーさんがさぁ『穏乃はもっと女らしくしなさい! 山は危ないから無闇に入っちゃダメ!』って」 穏乃「その抑圧された感情が、ね? だから私、日頃からいかにして山に行こうかってそればっかり考えてたよー!」タハー 京太郎「猛獣かお前は」 和「花言葉って面白いですよね」 憧「いろいろあるわよね。しかも大体2つ通りで、意味が反転してたりするの」 京太郎「タロットに通じる物があるな」 玄「たとえばこの黄色いバラだと、『友情』または『誠意がない』とかかな」 京太郎「なんか今日の玄さん格調高いね」 憧「友情、誠意がない……」 憧「京太郎は後者かしらね~」 したり顔でそんなことを言う憧。 京太郎「どーゆー意味かなそれ?」 憧「言葉通りの意味だけど」 京太郎「おいおい俺は誠実さと爽やかさと透明感でここまでやってきたんだ」 憧「ああ、モテない男が大事にしてそうな語群ね」 京太郎「言ったなこの野郎っ!! ちょっと澄ましたキャラ気取りやがって実はこっそり絵日記つけてるくせに!」 憧「ななな、なんであんただそんなこと知ってるのよ!? 見たの!? 読んだの!?//////」カァァァ 京太郎「穏乃に教えてもらった」ケロ 憧「シィィィィィズゥゥゥゥアァァァァァァ!!」 穏乃「うわぁぁこっちに振るなぁ!?」 和「もう! どうしてあなたあなた達は仲良く出来ないんですか」バン 机を勢いよく叩きさすがに和が仲裁に入る。 京太郎「い、いや待て和。これは俺と憧なりのスキンシップなんだよ!」アセアセ 憧「そうそう、仲の良さって別にベタベタするだけじゃないと思うのよね!」ワタワタ 和「本当ですか~?」ジトッ うろんげな表情でこちらを伺う和。 あ、これぜってー信じてねぇ。 京太郎「憧もほら、嘘でもいいからいっぺん俺のこと好きって言ってみ?」 憧「え~しょうがないな~」 まさに不承不承を絵に描いたような表情である。 憧「コホン」 _. .-. . . . ̄. .゙. . . 、 , '´ . . . . /. . . . . . . . . .ヽ / ;ィ´ / . . . .ヽ. .\ _,-─tァヽゝL _/_ ,' | . . .゙ . . ヽ ,〃,r‐'7ハ レ!__,'_ ;イ | /!! ヽ. l . . .、 / 〃 l ト、| .| ハ Tハ! | { || .| | ゙. .!_l |ミヽ、 ,' ./ ! | | LL_ヽ| ! || ! |'T ‐ -|、 | ト、 !| \ ヽ ,' / .| . | | ハチ≧ト、|ハ !土_ヽ | | ! .|. .ヽ!! ヾ.、 ,'/ λ .r=| |.{ ;; Cヾ ヽ|チ不≧!/! | !. ./,'| ヾ 、 |l ハ | (! !`ー'' { {゚ ;; C | | .! .|, './|j ヽl 好きよ、京太郎。 || | |ヽト、! .!xxx ' ` ー'' ,イハ| | /. l || | !. |N l .ミト、! .| 、 xxx /ノノ ! .| _;| | ! | l r、 .N .ト {ヽ !、 ー ,イf.l´. . | .j//ハ l .| i! | \\ | ゙、| | ヽ | 、_ .... -≦| . . .| ! . . .|,.'/ . ∧ .| .|. 从! l\\ | | l ! | |ヽ| ! . . .| | / ,イ| ゙、 ヘ ! .| ハ ト l Lf~ヽ `_ヽ_ !|ヽ ||、-、ヽ _L`_r"∠! ! ∧ | . ! ,' | !ミ、 | 、ゝ.|´ヽ ヽヽ ヽ-、 ,.r! >‐'{ | |ノ|ノ7 | . .ヘ. ,' . |! |,' |!| ヾ,へ.ヽハノ、/ ̄`ヽヾ´ ̄`| \_ヽ_!__! .| /| .! . ∧ ./ . . !i! |i| ! | |\,ゝ | ヽ | /´ /` ̄ヽ | . .∧/ . . . ||i! 言わせておいてなんだけど凄まじく疑わしい。 京太郎「本当かよ」 憧「いや、嘘だけど」 京太郎「嘘とか言うなよ」 憧「いや、だって嘘でも言えっていったじゃない」 京太郎「憧ってもしかして俺のこと嫌いのか?」 憧「好かれてるとでも思ってるんなら京太郎の頭はおかしい」 京太郎「」 なんだこの一連のやり取り。 和「嘘をつきましたね。嘘をついた須賀君には罰を下します」 京太郎「え!? 嘘ついたの俺じゃなくね!?」 和「言い訳は聞きたくありません。罰として原稿用紙3枚分の反省文を書いてください」 和「もしくは『将来の夢』をテーマに作文を書いてください」 京太郎「うう、僕の将来の夢は~……」カリカリ 俺の将来の夢か。 やはりそれを語るに当たって欠かせないのが俺の中学生の頃の話だろう。 それは遡ること3年前……ブツブツブツブツ ガチャ 咲「こんにちわ~」 和「咲さん?」 優希「んぐ、いや~食べた食べた」 穏乃「まだ食べてたんだ……」 憧「あれ? 咲ってチャンピオンと出掛けてたんじゃなかったっけ?」 咲「うん、そうなんだけど。今帰ってきて聞いたらみんなここだって」 玄「おかえり、紅茶飲む?」 咲「あ、ありがとうございます」 玄「どういたしまして♪」 咲「ところでさっきから京ちゃんはなしてるの?」 京太郎「ん? おお、咲か。今ちょうどお前の自叙伝書いてたところだ」 咲「なにしてるの!?」 京太郎「タイトルはこう、単純に『咲』と」 京太郎「いや、これは過去話に当たるわけだからなんか副題つけるか『咲~過去編~』。いや、『咲~中学生編~』 京太郎「ん~『咲-Saki-中学生編 episode of Once Upon a Time 在りし日の二人』ちょっとくどいかな? いやいいか」 京太郎「これは面白い! これは売れる!」 京太郎「皆さんも是非、お茶の間の皆さんも是非これ買ってくださいこれ。全国の書店にて絶賛発売中!」 和「誰に向かってしゃべってるんですか?」 憧「壁のほう向いてることはだけは間違いないわね」 京太郎「あれ? 俺今なにしゃべってた? なんか一時のテンションに身を委ねてわけのわからないこと口走ってた?」 咲「うん。そこだけは間違ってないね」 京太郎「まぁいいや。どうせここ編集でカットするし」 憧「残念これはライブ中継」 和「人生に編集点なんてそんなオカルトありえません」 僕の将来の夢は本の印税で優雅に暮らすことです。 咲「なにこれ?」 咲が怪訝な表情を向けたのは邪神崇拝の祭壇。……ではなく淡が被るダンボール箱。 京太郎「バカ! 不用意に近付くなその下には世界によって封印された暴虐の邪神が眠ってるんだ」 京太郎「静かに、静かにこっちに来い」 咲「う、うん……」 頷くとゆっくりと戻ってくる。……と。 ガタッ 咲「あ……」 咲が淡の座っている椅子に脚を引っ掛けた。 京太郎「あ……」 淡「う、う~ん」 呻きを零しながら、ダンボールがモゾモゾと鳴動する。 淡「あわ!? なにこれ暗い!?」 淡「なにこれ? なにこれ!?」 ガタガタと動くダンボールもとい、淡。 優希「京太郎の仕業だじぇ」ボソ あこらバカ! 優希てめぇなに火ぃくべてんだよ!? 動きがピタリと止まる。 ダンボールの天面に貼られたガムテープが白磁のような10本の指で押し上げられ、 張力限界を超えて剥がれ落ち、蓋の部分がゆっくりと開かれる。 淡「キョォォォォォォタロォォォォォォォ…………」 地鳴りのような底冷えする声。現れたのは髪を大きく逆立て、口元は憎悪に痙攣し、眼球には毛細血管が浮かんでいる、 これでもかというほど装飾のあしらえられたダンボールを胴体とし、赫怒の炎を背景効果に纏った異形の邪神がそこにいた。 麻雀の対局中ですら、こんな激烈な殺気を放っている奴になどいまだかつて出逢ったことがない。 京太郎「なぁ、俺、今どんな状態になってる?」 穏乃「んとね、わかりやすくいうと小説版デビルメイクライのギルバ」 京太郎「つまり包帯でぐるぐる巻きってことだな?」 和「わかりにくいネタ持ってこないでください」 淡「ふんだ!」バクバク 京太郎「ちくしょう、愚かしいほどの真摯な善意でやったことなのになんでこうなるんだ」 淡「そりゃ寝たのは私だけどさ! ダンボールは無いでしょダンボールは!」 京太郎「だから手頃なもんがなかったんだって」 淡「じゃあ、……その、上着とかでもいいじゃん」ボソボソ 京太郎「え? なんだって?(難聴)」 淡「なんでもないもん!」 優希「すまんじぇ淡ちゃん、うちの僕用犬が」 淡「ううん。ユッキーは悪くないよ」フルフル 京太郎「わかるぞ、その『ぼくよう』って字が牧羊じゃなくて『しもべ』って意味の僕ってことが俺にはわかる」 優希「うっさじょ犬」 淡「そーだそーだ犬~」 京太郎「なにこの仕打ち。ちくしょう淡まで俺を犬扱いしてきやがる」 淡「犬~犬犬犬犬犬!」 京太郎「あ? 俺が犬ならじゃあお前は猫か?」 淡「私のどこが猫なのよ!」 京太郎「その自分勝手なところとか、気分屋なところとか、後エサやってるとき以外はまったく可愛げないところだろうが!」 淡「ふ~んだ、猫らしさっていうのは自分でルールを決める自由さ。飼い犬とは違うのよこの首輪ヤロー!」 京太郎「こっの……はぁ、なんか疲れた。これやるから機嫌直せよな」 俺は手元に残っていた折りバラの中から白いバラを1つ取り上げ淡の頭に載せる。 淡「ふん、こんなんで誤魔化されるわけ、」 玄「淡ちゃん、淡ちゃん」チョイチョイ 淡「なぁに? クロ」 玄「白いバラの花言葉はね、『私はあなたに相応しい』って意味なんだよ?」ボソボソ 淡の目が見開かれる。玄さんがなにやら耳打ちしているが俺の位置からでは聞き取れない。 淡「もうもう! しょうがないな~キョータローは~」アワアワ え?! なんか一瞬で機嫌が直ってるんだけど? 白いバラを手に握り360度どこからどう見てもニコニコ顔である。 視線を向けると、玄さんが指でOKの形を作りサインを送ってくる。 よくわからんがさすがベスト・オブ・マイフレンズ。 京太郎「そういえば、一番代表的な赤いバラの花言葉ってなんなんですか?」 玄「え?」 俺の質問に、玄さんは一瞬虚をつかれたような顔になる。 玄「え、え~とそれは……///」 口ごもる玄さん。 え? そんな言いにくいことなん? 映画や小説でもよく贈り物とかになってるし良い意味なものだとばかり思ってたけど実は不吉な意味があるとか。 和「あ、それなら私も聞いたことありますよ。確か……」 ___ ,. ' ´ . . ` ヽ___ ,.-、r/ ; ; . . , . . .;. ヽ `〈 i | / / / / . /i i ! i ハ 、 . ゙、 ..、゙、 { } i . i . i. i| . | .! | . | .|_!_゙、、 . i| . |. .! |、 ,! | || || ;!-‐!ハ ! !ハ-!`|iヽ!| . i .|‐'ヾゝ ∠/ i. | |.! .|リ!_」_!、_ヽ、!ゝィ=‐、リ! ノノ!_,、_〉 ーァ|、!、!、! /!、 i` ト; ! 〉i;イノ | | .`ヽ!゙、ヽゞ-' ,  ̄ |ノi | | . .| |ゝ、 '''''' __ ''"" / | ! ! 私を射止めてください! とか i / リ/i \_ ´ー ′ /| . | |. | r-、 // / .ハ!__!__/ノi ー--‐' |_ | ./ .! ヽヽ.// / ./ァ' ̄/ r' |; \/ i| | .,)┴'ヽ/ ./' . . / ト、 __/ |. || | ;' 、ヽノ|./ . . / ト--へ/ | || ト、 |ヽJ┘ノ/ . . /\ | / |... || | | /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨ 、 /´> ´ , } \ , ´ / 、 ヽ / / ' | | ∨ . ー‐イ' / / | | l } | | | . / ' ' / |{ | / /| } l | | // / { |-+-|、 | ,-}/-}/- / } { / ,..イ , 从,ィ=从{ l / ィ=tミ}イ/ /_ 从  ̄´ |∧ { Vリ ∨' Vり /' /- } / } / 从ム , ム,イ-、/l , . r ' /|/ 八 __ _ / / 、 イ Ⅵ \___ イ |ヽ 「 、 | r <///| |/}_」 |//(_)//|_ , <///〈 ,」////イ////> 、 r--- <////////∧ /////////////////> 、_ //////////////〈/ }---{///////////////////////ハ {//|////////////Ⅵ |////////////////////////} |//|//////////////| /////////////////////////l| |//|//////////////{__/////=====///イ///////| ,...-‐ ‐-.、 / `ヽ /. . . . . . . . . . . , . . . . . . . . . . . . . \ / . . . .. . i. . . i . . . | . . . . . . . . . . . .、 . . . ヽ / . . . . . .; . .| . . i| . . . | .i . ... | . i i ゙、 . . ゙、. / . . .i . i .| |_;. !.| . . . | .| .-‐ト-、|_ . .| . . i . . . .i / ||. . 、'´!、 |丶 . . i、!ヽ . !_\!.i` | . . . ! . .. . | i i .;ノ! .i . . .`、≠ヾ、\! '!_  ̄ヽイ . . / . . . . | レリ''"ト、!、 . .V.r' ! r' ;、 } '! . /ヘ . . .! | | . . . ヽi゙ 、;ン └-‐' レ'∫ } . /リ | .i、 . . .| " " ' " " _,..イ /. V \ .ト、 __ ,.ィ' .;. .ノレ′ ` ` 、_ ´ / И/ ` i' ´ !_,..、 / フi / \ ノ 〔 ′_/ ,,=≧ー-、 ,ィi" |_ / ;; '"/ `ヽ i i i、!i | / ;; " // ,; ===| |i !.\=、 ! /; = " / ./ / | |.i ヽ __ヽレ'― . ' " , .イ / ! |. |. V 「`T´ ̄ ̄ | / i | |. | /1'{ ======i、l!/ ヽ { /! i i . | . ゙、 、 、V `i / | i | . .! . . .゙、 \ / | ,........-――--....、 ,. ´ `ヽ、- 、 / , \ \ \ , ' , / / { ヽ ヽ、 ヽ 、 / / , // / / ∧ ヽ ', | | ヽ , ∧ . / / / // / / / マ |_ |__ | | l ∨ , | . | ' / //  ̄|`|' | ´} ∧ } , } | / } ', { { {l | {从_ {__{ }/イ__}/ イ/ / } / / . 从 八 {ム,イ _斧` イ _)斧ヽ} イ/_ / . \{从{ Vり Vzソ | / Y | | } ' | l 'ノ | |圦 _ , ,ィ| |イl | | / . イ_,/イ | | }' `__-r-=≦__」'/ } | | | _,/ 「 ̄ _/|__| | / / | `=={j====イ / `ヽ , ∧ \ l| イ ∧ / -r‐ /.. ../.. .. .. .. .. ./. .. .. .. .{.. .. .. .. 、.. ヽ.. .. .. ∀ニ=- 、 /... 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'./ ! l.. .. .. ..|..|v .. ..|.. .. .}.. ..i/ } .. . ゚。 .. 。 /.. .. / ′ .. .. |..ト-. .、l |..l, .. .. .. |..| ゚。,.斗-‐.|.. ..|/j. | 。. . 。 .. .. ..′ !.. .. .. ..|..|リ、. {リ\ { ゚。.. .. {..{/\{ }ノ|.. ..| . .. . | ∨ハ i.. .. . |..! .. .. .|..|,.イ芹℡x{ \..{リxrf芹ミト│.. | .′ | | .. |.. .. | リ!.. .. .l..代{ .トil刈 ` { .トil刈 〉.. .j} ゚. ..,| | .. |.. .. | |i. .. .|.. 弋こ,ノ 弋こ,ノ |.. ..′ .゚ .| | .. |.. .. | |i. .. .|..| . . . . , . . . |.. 。.. .。l | .. |.. .. | |i. .. .|..「} /|.. ′. ゚ . . l | . . |.. .. | |i. .. .|..|人 ー‐ イ .゚./.. .. 。. .! |. .. |.. .. | |i. .. ハ..゚。 .i.≧o。.. .。o≦ | . //.. .. . ゚ . .l | .. |.. .. | 小.. . . .ハ.゚。! . . .-r| ` ´ |=ミ . | //.. .. ./ . . l | .. . .. .. .| / |.. .. . . .∧{<=「ノ }`iニ/イ.. .. .. ___ . .l | .. . .. .. .. | f¨¨~}.. .. . ./ 乂二|___ ____|=/=′ .{ニニニ>ュ. | .. / .. .. ..| ∧ .′. . .′ニニ=|_, -―‐- ,_|ニニj .. .. ..|/ニニニ/、 .. / .. .... .. | / ∨.. .. ./二ニニニl lニニ{.. .. .. |ニニニ// } } .. ......-‐……‐-..... .......................................................、 /...........................................................\ /......................... . . . .... . . ..............................\ ................. . . . . . . . . . . . ....\.................... /......./... . | . . ...ヽ ..................,. /............ . | | . . ... . ................′ ........... . l l | | _ i ;..../| i | i斗‐| { i 「\ \ i | | i | / | i l| i | |八 i | \ \| | l | | |i | l l| iΝ \ ∨ ≫ぅ弌ミj| | l | | {; | |八 i≫ぅ斥 \ r' ノrい》 Ll | | | ヽ《 r' ぃ ∨ .(ソ | ト| | , | l V(ソ | | ! | ′ | i 小 ,,, , '''' | |j | 乂j い | | l [_] { i 人 ー ' | } } | / { {i i >... / } // / | | { 八 { i ≧ァr / // / | | \|\ i /{_j _/厶イ, | | ∨\;;| i \ / // 廴厂〉 | l\ | | i 厶イ /| | /∧ | | ニ=- |/ / ∨ | | 厶=ーx' | | \ / / 厂 ̄ ̄ア7゙ ノ | | ⌒` .. i / 〉 《__jヽ | | | / . | | | { ノ八 | | i |. / i | | | ∧_/ /| \__,ノ | i || / | | | | / // | } | i || , | ______ ,r─ 、 ≠ ¨ ̄ ̄ ̄ ̄¨¨ 丶 __ ,r┤ } \)⌒`ヽ / ゝ _ ノ \ 、 \ ′ 「 l | | ヽ ヽ X x ヌ | |l j| } | | j ヽ ぃ ヽヌ | ′ j| 从/ /}I j| } ハ ぃ リ | ′ 〃 孑天らリ ノノ ノ「乏らメ、 } ぃ | / // |ィ爪示らヽ イ示うヽル ハ .ノxイ{l ! |{ |i ℃| ! ℃} || j| ! |l ! l刈 弋辷 ソ 弋zソ !| l| 八} || jI jl ハ⊂⊃ r──‐v⊂⊃ 从ハリ ヽ .ノヽ八从乂> . _ ゝx‐'x ノ _ .≠ _ ≪. . . . ア二二ニフ" つ ま ~ / ≫/⌒} {⌒ヽ、 / /{ ( ) ( )} 〈 \ヽ/ー===ゝ=彡′ -‐==‐- ´ ` / ヽ / , ! | | i. / |i , ‐‐i| . ト、_|‐‐ | i| | l / |i | |/八 . | | | i| | |/ 〔!| N ○ \| ○ |ノ ,リ. 〔 八! l圦 ,, ' ,, l // | N | . ワ . ∨/ . | ヽ| | l_≧=ァ≦ト /_,′ 八 ノ厂| l 〔, / / `丶、 ` /∧ i| | 「⌒ / / /∧ / イ′ j ト、∧ / ′´ .イ ' / | |\ハヒ/| |ニニ/ 〉 / ノ〈 i i ニ| | ´y' ! | .' / 〉 / j / ノ i| | 〔___! ト、〕. 〔′| `ー‐' /// | | i| Υ─| | .′ /`ヽ . - ─ ─- . /`ヽ . - ───<_人 _ .┼ ./ /´ __.rr.─‐┐ノ ´Y´ . _ 人 _ \し ' r<´ |ll | /. .`Y´. ヽ } └ .─ ┴‐─ ┴,. // / ! _人_、 .斗 ‐‐─ァ── < ./ / / / / . / i .`Y´ > ´  ̄ フ./ / .// ./_ /_ / _ /. / / ! ∧___..斗< / /i { / / / /`ヽ. ./ / i .! / ∧. / /´ ! . 从 芹竿ミx. | ./ / `メ .! / / .∧ / /!/ | |人{弋 _メckj / / /. ム リ / / / .∧. / /人.N | ⌒ ー '' 「笊ckくj / / ./ / .∧ / // ヽ! .| """" 辷..ソXl| / / / .∧. / //__人_ j | , """ノリルイ⌒ `ヽ/ .∧ / // .`Y´.| ト、 、_ /. i . | `マ}ー/ // _人_ .j . | .|\ ー ' . イ. 人_ | i∨`Ⅴ「ー`Y´─.! | .|. \ . イ .! .`Y´. ! ___ 人 ___ \ \ ! l .|  ̄「 i j . | l . l `Y´ \ \ 从 .j .| |N\ l ! .リ . .リ l ト、\ 人 l .| } jト、 \j リ / / | .\ \ ヽ j\ _ _j ハハ ` <' ./ | \\ \ \ ⌒ } i `<}ト、 | \\ \ \ .N // ト、 たぶん今の俺達は外人四コマの2コマ目みたいな顔してるんだろうな。 和「ああああああああああ//////」 和「だったような気がするんですが、咲き方とかによってもいろいろ違うみたいでえええ///」 京太郎「へぇ」 和「あの、須賀君」 京太郎「ん? なんだ和」 和「人生の編集点ってどこで入れれば良いんでしょうか?」 京太郎「そうさな、やらかしちゃった時点から大体10秒前くらいに血痕が落ちてるから。まず、それを回収して……」 照「……」タコスー
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364050545/ 京太郎「……あれ?」 京太郎「ない!ないない!アレがないぞ!」 京太郎「ちょっと待て!身長も低い気がする…、ってか胸」 ぷにょん 京太郎「……」モミモミ 京太郎「……俺、女の子の胸とか触った事ないけど多分これがおもちだ」モミモミ 京太郎「落ち着け落ち着け…。クールになれ須賀京太郎」 京太郎「昨日の夜までは…、普通だったよな?」 京太郎「確か…」 和『須賀君、クッキー作ってみたんですけど試食して貰えませんか?』 京太郎『和が俺に?何の冗談だ』 和『じっけ…いえ、たまたま作りまして。ほら、今日は咲さんがお休みじゃないですか』 京太郎『確かに咲は休みだが…。優希とか居るけど』 和『須賀君に食べて欲しいんです!ぜひ!ぜひぜひ!』 京太郎『い、頂くよ。和の手作りとか珍しいからな』カリッ 和(食べましたね!)ニヤリ 京太郎『結構美味しいぞ』ポリポリ 和(効果が出るのは12時間後。とある病院で開発された性別反転キノコを使ったクッキーです) 和(もし…、これが成功すれば咲さんから咲君になって、咲君は私の体の虜になるはずです) 和(男の子は大きいおもちが大好きですからね。須賀君の視線もいつもおもちばっかりですし) 和『えーコホン。明日は必ず部活に来て下さいね』 京太郎『風邪でも引かない限り行くつもりだが?』 和『風邪引いても来て下さい!お願いしますね!』ギロッ 京太郎『お、おぅ…。今日はいつになく優しいな』 和『須賀君は清澄麻雀部に欠かせない存在ですからね』ポッ 京太郎(これは…、脈ありなのか…。優希すまん!お前に悲しい報告をする日が来るかもしれねぇ) 須賀家のトイレ 京太郎「やっぱりチ○コないわ」cv井上麻○奈 シャアアアアア、ブリュブリュュ 京太郎「オシッコしようと思ったらウ○コまで出たぞ!?女の体って不便だなぁ」 京太郎「……」フキフキ 京太郎「あんまりグロいから見たくないな。ちくしょう!モザイクの向こう側はこんな世界だったのかよ!」 京太郎「とりあえず部長に相談してみるか。学校行こう」 33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/24 02 17 18 ID 9roUFHEs0 部室 京太郎「ちわー」ガチャ 久「あら?見かけない顔ね」 まこ「もしかして入部希望者かの?」 京太郎「いや…、俺…」ゴニョゴニョ 久「一年生誰か!お茶と和菓子の用意を」 咲「は、はい。今すぐ用意して来ます」タッタッタ 咲「お茶もお菓子もどこに仕舞ってあるのかなぁ…。普段は京ちゃんが全部やってるからわかんないよー」ゴソゴソ まこ「困ったの。優希、買いに行ってくれるか?」 優希「ラジャー」 京太郎「あの…、お茶なら白糸台の渋谷さんが送ってくれた玉露がまだありますし」 咲「え?」 京太郎「そこの戸棚の左奥だよ」 咲「こんな所にあったんだ」ゴソゴソ 咲「ど、どうぞ粗茶ですが…」コトッ 京太郎「…どうも」 京太郎(やっぱり気がつかないのか) 久「それで貴方は何年生なのかしら?麻雀部は見学に?」 京太郎(いつもいいように使われてるし、たまには仕返ししてやるか…) 京太郎「い、一年生の山田花子と申します」ペコリ 京太郎「麻雀は点数計算とか出来ない素人で、初心者です」 久「うんうん、麻雀の点数計算は難しいものね。初心者とか全然気にして無いから」ニコッ まこ「そうじゃ、私らがいくらでも教えてやるわい」 京太郎「えー、お…私に出来るかなぁ~」 京太郎(女と男でなんでこんなにも態度が違うんだよ!) 京太郎、男の時 久「須賀君さー、まだ符計算覚えてないわけ?」 京太郎「はい。俺の練習相手ってネトマだから覚えなくても問題なくて」 久「そんなんで上手くなれるわけないでしょ!ほら、紙にでも書いてチャチャと覚える」 和「符計算くらい覚えて貰わないと清澄麻雀部の一員である資格なんてありませんよ」 京太郎「えぇ~」 京太郎「どうしようかな~」悩むふり 久「ね、ね、お願いよ。実は私が卒業して清澄麻雀部の部員が4人になるの」 咲(京ちゃん入れて5人ですが) 京太郎「そんな事言われても私には関係ないし~」 久「全国大会団体戦は5人居ないと出場出来ない。来年、新入部員が入って来る保証もない」ジリジリ 京太郎(女)との距離を詰める久 久「私で良かったら…、何でもするからさ…」サワッ 京太郎(なんか知らんが手を握られた) 京太郎「何でもですか?」 久「金銭的相談以外ならね」ウィンク まこ(あーあー、安請け合いしよってからに) 京太郎「コホン。じゃあ、おもちタッチいいですか?」 久「へ?」 京太郎「おもちタッチですよ。同性ですし、別にいいかなって」 久「うっ…、胸を触らせろって事ね///」 京太郎「はい、触らせて貰えたら入部を考えます」 久「胸かー。胸をねぇ…」ウーム まこ(一応、初対面なんじゃが…) 咲(でも全国大会にも居たなぁ…、そんな女の人) 玄『和ちゃん、お久しぶりですのだー』モミモミ 和『玄さん!?』 久『誰?和の知り合い?』 玄『清澄の部長さんですね?初めまして、和ちゃんの幼馴染の松実玄です』モミモミ 久『…触っていいって言ってないけど?』 玄『これは奈良式の挨拶でして』モミモミ 久『……ふーん』 玄『私のおもちも触りますか?』ズイ 久『結構です』 玄(Cカップですか…。清澄のおもち力は全国でも下から数える方が早いですね) 玄(後は…)チラッ 咲「それでね、そのドラマの女優さんが…」 優希「へぇー、ごり押しじゃないのか」 まこ「最近よくCMで見るのぉ」 玄(さて、次の学校に行きますか) 京太郎(女の人なら初対面でも胸を揉んでいいのか…。男なら即警察行きだからなぁ) 咲「そんな事があったな。後から聞いたら松実さんは大のおもちマニアだとか」 まこ「なーに一人でブツブツ言ってるんじゃ」 京太郎「で、どうしますか?俺、麻雀は初心者ですが料理、裁縫、日曜大工。雑用なら何でも器用にこなせますよ」 久「…うーん。欲しい」 久「ふ、服の上からよね?///」 京太郎「今日の所はそれでいいです」 久「減るもんじゃないし…、いいわよ///」コクン 京太郎「では、触ります」フニフニ 久「んっ…、んふっ…」 京太郎(うーむ、柔らかいけど大きさがなぁ…。俺の方が大きいかもしれん) 京太郎「……」モミモミ 久「あっ…、あん!た、タッチって言ったじゃない!?」 京太郎「失礼しました、つい考え事をして」ペコリ ガチャ 和「おはようございます」 久「で、これが入部届ね。約束は守って貰えるのよね?」 京太郎「はいはい、もちろ…」 和「須賀君ですか?」 京太郎「ぎくっ!?そそそそ、そんなわけあるか!俺は女だぞ」 京太郎「須賀君は男じゃないか!」 和「……」ジトーーー 久「入部届ありがとう。あら?山田花子さんじゃないの?」 咲「須賀京太郎って書いてますけど…」ジトー 優希「おい、山田。お前の持って来た鞄を見せるじょ」ヒョイ 勝手に京太郎の鞄を取る優希 優希「……」クンクン 優希「これ、犬の家の匂いだじぇ!?」 久「きゃあああああああああ!」 まこ「おぬし、京太郎か!」胸倉掴む 京太郎「マジすいません!ほんの出来心で…」ブルブル 咲「最低だよ、京ちゃん」 和「ホントに最低ですね」プンプン ・ ・ ・ 久「で、言い訳とかあれば聞くけど?」ムスッ 京太郎「来年も清澄の雑用係として末席に置いて下さい」ドゲザ 久「ったく。男の子に胸触られるのとか初めてだつーの!」 咲「ホントに京ちゃんなの?」 京太郎「信じられないかもしれないが、須賀京太郎だ。起きたら女になってた」 和(実験は成功ですね)ニヤリ 久「いくつか質問をしましょう。他校から送られてきたスパイかも」 まこ「まぁ…、わしらは仮にも全国大会で優勝したチームじゃしな」 優希「京太郎の事は私が一番詳しいじぇ。おい、花子。私の質問に答えろ」 京太郎「花子じゃねーよ!」 ・ ・ ・ 優希「あっ、間違いないじぇ。この花子は、京太郎だ」 咲「だよねぇ…。私と京ちゃんの中学時代の事まで知ってるなんて」 和(咲さんの中学生時代の話が聞けて貴重でした) 京太郎「信じて貰えましたか?」 久「次は本当に女になったかをチェックね」 咲(胸、どう考えても私より大きい!こんなのってないよ)ズーン 京太郎「ははは…、女の体って不便ですね。体力は絶対落ちました。筋力もですけど」 久「私は貴方の体を触る権利あるわよね?」 京太郎「た、多少は」 久「ふふっ…、少し楽しみね。さぁ、須賀君そこのロッカーに入りなさい」 京太郎「は?」 ギィィィィィ まこ「どうぞ、ごゆっくり」 京太郎「……」ビクンビクン 久「ふぅ、一仕事終えたわ」フキフキ 咲「部長、本当に女の子でした?」 久「間違いないわね。身長169cm、体重49kg、BWHは90-62-92」 久「清澄では和に次ぐナイスバディーよ」 優希「犬の癖に生意気だじぇ」 咲「京ちゃんいいなぁ…。私もバスト90とかなってみたい」シュン 和(咲さん、安心して下さい。私がもうすぐ咲さんをバスト(胸囲)90に変えてあげますからね) そして京太郎が女のまま夏がやってくる 県大会予選 まこ「いいか。優希で稼ぐ。そして次鋒の京太郎に繋ぐ」 京太郎「は、はい」 優希「私が他校を飛ばしてしまってもいいんだじぇ?」 まこ「もちろん。京太郎はあくまで防御にこだわるんじゃぞ」 京太郎「はい、ベタ降りの練習はずっとして来ましたから大丈夫です」 咲「京ちゃん、何点取られても気にしないでね」 和「私達が取り返せばいいんです」 京太郎「おぅ。お前らに任せた。俺は飛ばされない事だけを考えて打つよ」 優希「大丈夫だじぇ。半年間私と咲ちゃんの東場で練習して来たじぇ。もうちょっと自信持つじぇ」 パーン 京太郎の腰を叩く優希 京太郎「いてて…」 まこ(次鋒は火力が高い選手が少ないからの。大丈夫じゃと思うが…) まこ(久が居ない分、去年より確実に厳しい。しかし、京太郎が女になってくれたおかげで県大会出れたんじゃ) まこ(京太郎に感謝せんと) なお県大会優勝は龍門渕 10年後 京太郎「おっ…、動いた!」ドクン 優希「私も動いたじぇ。流石双子」 和「双子なんですかね?まぁ…、母体が違うだけで遺伝子は同じですからね」 京太郎「しかし、和には感謝してるぜ。iPS細胞での女性同士の妊娠。滅茶苦茶お金かかるからな」 優希「何年かかってもお金は必ず返すじぇ」 和「気にしないで下さい。私は須賀君にとても感謝してるのです」 京太郎「俺に?」キョトン ?「京ちゃんも優希ちゃんもお腹大きくなったねぇ~、久しぶり!」 京太郎「お前、咲か!?ヒゲ似合ってねーなー」 咲「むっ?厳つい感じを出したかったのに…」 優希「咲ちゃんはカワイイ男の子だから、ヒゲなんて辞めといた方がいいじぇ。イチローって言うかムネリンタイプ」 和「世界大会はどうでした?」 咲「ごめんね、負けちゃった」エヘヘ 京太郎「ニュースで見たぜ。監督の指示ミスなんだよな?」 咲「違うよ。私の責任。ちょっと焦ってリーチかけちゃったのが原因」 優希「ネットでは戦犯とか言われてるけど、気にする事ないじぇ」 和「当たり前です!咲さんは日本を代表して戦ってたんです、リーチかけて直撃振り込んだからって戦犯だなんて…」 咲「事実だよー。大将だからね、責任は取らないと」 咲「和ちゃん、ごめんなさい。坊主にして来ました」ぺっこりん 帽子を取って坊主頭を見せる 和「咲さん」ウルウル 咲「私の事、嫌いなった?」 和「……」フルフル 和「坊主頭くらいで嫌いになれるわけないです」 咲「良かった。そうそう、日本に帰って来たらね…。ホントは勝って言うつもりだったんだけど…」 咲「け、け、結婚しませんか?」 和「喜んで」ニコッ 京太郎「おおっ!ついに咲が…」 優希「明日の朝刊の一面は決まりだじぇー。染谷先輩や竹井先輩に報告しないと」 こうして女になった京太郎は末永く優希と暮らしました。 男になった咲さんも、末永く和ちゃんと暮らしましたとさ 終わり
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. エイスリン「ネエネエキョウタロー」 京太郎「何ですかエイスリンさん?」 エイスリン「ンッ!」つ 京太郎「何ですか?」 エイスリン「ンッ!」つ 京太郎「エイスリンさんが何をしたいのかわからないなー」ボウヨミ エイスリン「~~ッ」ウルウル 京太郎(涙目かわいい) エイスリン「フンッ!」プイッ 京太郎「エ、エイスリンさん?」 エイスリン「…………~~!」カキカキ エイスリン「キョウ、タロー……」ウルウル バッ |京太郎とエイスリンが手をつなぐ絵| エイスリン「キョウタロー、キライ?」ウルウル 京太郎「そんなわけないじゃないですか」ニギッ エイスリン「!」 京太郎「エイスリンさんの考えは全部わかりますよ」 京太郎「意地悪してみました」 エイスリン「…………」ウルウル 京太郎「ちょっ、泣き止んでくださいよ!」 エイスリン「メソッ、メソッ」 京太郎「エイスリンさーん、許してくださいよ!」 エイスリン「キョウタロー、キライ」 京太郎「えっ」ガビーン エイスリン「メソッ、メソッ」 京太郎「許してください!エイスリンさんに嫌われたら俺どうやって生きていけばいいんですか!」 京太郎「許してくださいよぉ、なんでもしますからぁ」 エイスリン「イイヨ!」ニコッ 京太郎「あっ、エイスリンさん嘘泣きしてましたね!」 京太郎「無効ですよ、無効!」 エイスリン「フッフ~ン」ピッ 京太郎『許してくださいよぉ、なんでもしますからぁ』 京太郎「」 京太郎「……エイスリンさんを可愛がればいいんですね?」 エイスリン「」グッ 京太郎「はぁ……」 京太郎(へへっこのまま流されてたまるかってんだ!) 京太郎(この状況を楽しんでやるぜ!) 【肩車】 京太郎「肩車をしましょう!」 エイスリン「カ・タグルマ?」 京太郎「どこの人ですか」 京太郎「肩車ですよ、えーっと」カキカキ 京太郎「こんな感じです」バッ エイスリン「umm……」グッ 憩「エイちゃんと京太郎くん、何してるんやろか?」キキミミ 京太郎「じゃあ、俺に跨ってください」 エイスリン「んっ……っ」 京太郎(ああ、やわらけえ) 京太郎「それじゃ立ちますよー」 エイスリン「ウン!」 京太郎「よいしょ、っと」 エイスリン「んっ!」 京太郎「どうかしましたか?」 エイスリン「No problem!」 京太郎「了解です、動きますよ」 憩「はっ、こ、これって」カァァ 京太郎「ぅっ、ど、どうですか?」 エイスリン「タノシイ!」 京太郎「俺もですよー」 京太郎「じゃあ少し跳んでみましょうか」 エイスリン「エ?」 憩(と、跳ぶ?跳ぶって何や?) 咏「おーす、何やってんのー」 照「遅くなった」 郁乃「中入らんの~?」 憩「しーっ!今いいとこなんやから!」 京太郎「いっちにー、さんしーっ」ピョンピョン 京太郎「どうですかー?」 エイスリン「んっ、あっ……んっ」 京太郎「楽しいですか?じゃあもっとやりますねー」ピョンピョンピョンピョン エイスリン「ヤメッ、ああっ、んっ、はぁっ!」 京太郎(だんだん頭が濡れてきたな……いい匂いだ) 京太郎「休憩しますよー」 エイスリン「はぁ……はぁ……」 京太郎「さっきから息荒いですけど、大丈夫ですか」 エイスリン「ダメ、ウゴカ、ナイデ」フルフル 京太郎「えっ?何か言いました?」フリムキ モゾッ エイスリン「ん~~~~~っ!」ビクッビクッビクッ 京太郎(あ~なんかめっちゃ濡れてる) 憩「///」 照「///」 咏「///」 郁乃「///」 【膝枕】 京太郎(エイスリンさんが寝てしまったので膝枕してます)ナデナデ エイスリン「あうっ……」ビクッ 京太郎(寝顔が可愛い) 憩(京太郎くんとエイちゃん……///)トン 照(部室で、あ、あんなことして///)トン 咏(だぁーっ!変なこと考えちまったじゃねえか!///)トン 郁乃(私も、いつかは……///)トン 京太郎(嗚呼、なんと幸せな日々よ) 憩照郁咏(うらやましい……///)
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前話 咲「……遂にここまで来たんだ」 咲(優希ちゃんはお姉ちゃんのギュルギュルとギギギに負かされて、染谷先輩は相性最悪の面子に点数をキープ) 咲(部長は何故か右腕を骨折してたけど、その逆境を悪待ちのバネにして何とか点をもぎ取って、和ちゃんはあの場で唯一の巨乳だからという理由で集中砲火を受けたけど、それでも私まで繋げてくれた……) 咲(正直清澄はこれまでに無い程にピンチだ……。でも、負けるわけにはいかない) 咲(私は白糸台の大星さんを叩き潰して、清澄を全国優勝させて、お姉ちゃんと話さなくちゃいけないんだから!) 咲「だから、絶対に勝つよ!」 ガチャ 淡「がるるるるる……」 穏乃「むぅー……」 咲「…………」 咲(先入りしてた二人は威嚇するように睨み合ってました) 咲「あ、あのー……」 淡「サキーはZ派だよね!?」 穏乃「いいや超派だよ!!」 咲「!? 何の話!?」 淡穏「「ブ○リーはどっちの方が最高かだよ!!」」 咲「え、ええ……? あ、あの、ドラゴ○ボールの話、ですよね……?」 淡「だから! Zでのブロ○ーの方が超よりもよりサイヤ人らしく、より悪魔らしくていいんだってば! 出てきた台詞の一つ一つが名言だし、あの悟○が「おめぇちょっとは手加減しろよ」って言った時の絶望感は、メタルク○ラ軍団登場時にも負けないもんだったでしょ!? 超のブ○リーとかあれ、もうほぼ叫んで暴れ回ってるだけでしょーが!」 穏乃「それは違うよ! 確かに台詞のインパクトっていう点だと最初のブ○リーには負けるけどさ! Z時代の映画でブロ○ーは三作登場してるけど、一作目みたいに喋るような事はほとんどなくて三作目に至ってはブ○リーの台詞らしい台詞は一切無かったんだよ!? つまり視聴者がブロ○ーに求めているものは、その圧倒的な強さとダイナミックかつ破壊的な戦いなんだよ!」 淡「それは超じゃなくてもいいでしょ!? 大体超のブロ○ーは生い立ちほとんど変わらないまま優しくなっちゃって、悪魔感無くなっちゃったじゃん!!」 穏乃「それも良さの一つだよ! ベ○ータ然りバー○ック然り、サイヤ人は優しさを獲得した方が強くなれるんだから! 超でのブロ○ー見た!? 超サイヤ人ブルー二人相手に圧倒してたんだよ!?」 ドラゴン○ールファンあるあるその1 ドラゴ○ボール超は賛否両論。 淡「ほんっと信じらんない高鴨穏乃! ベジ○ト派と聞いて予感はしてたけど、ブロ○ーの事でまで意見が合わないなんて!」 穏乃「こっちの台詞だよ! しかも全○様の事まで否定派だし! あんなに可愛くて強い全○様の何が不満なのさ!?」 咲「あ、あのー……喧嘩はそこまでに……」 淡「で!? サキーはどっちなの!? Z!? 超!?」 咲「え? あ、その……タイトルだけは知ってるんですけど、Zとか超とか言われても分からなくて……」 穏乃「え!? 読んでないの!? 無印もZも!?」 咲「私、ああいうバトルマンガの痛そうな描写とか、見てるだけで痛いから苦手で……」 淡「なにそれ! ドラ○ンボール読まないとかマジで人生損してるよ! 99割くらい!」 咲「それ100%超えてます」 ドラゴン○ールファンあるあるその2 ドラゴン○ールは義務教育 咲「あ、でも同じ作品読んでても、好きな所とか嫌いな所とか分かれちゃう気持ちは分かりますよ。私も本は……」 淡穏「「ブ○リーに嫌いな所なんてあるわけないでしょ!!」」 咲「えぇ……」 ドラゴン○ールファンあるあるその3 なんだかんだでブ○リーが大好き ネリー「……試合始まる前から白熱してるね」 咲「! 準決勝の……」 淡「あ! 外人ロリ!」 ネリー「そこの金ピカで頭弱そうなのが、白糸台の大星淡か。あはは。これならネリー楽勝だね」 淡「はぁ~~!? 頭弱そうとか、この淡ちゃんのどこを見て言ってるんですか~~!? 頭にも身体にも栄養が行ってなさそうなナリしてさーあ!?」 ネリー「なんかもう全身からアホの子オーラ立ち昇ってるんだよ。てゆーか身体って。その牛乳、この前まで無かったやつじゃん」 穏乃「言われてみれば、大星さんって準決勝ではぺたーんってしてたのに、急に膨らみましたよね」 ネリー「えー? まさかパ」 淡「ちっがーう!! 前まではぺた胸メーカー使ってただけ! このきょぬーは自前のなの!!」 咲「え? ぺた胸メーカー?」 ネリー「なにそれ? 言い訳にしては酷くない?」 淡「言い訳かどうかはこれを触ってみれば分かるよ。ほれほれ、どうぞどうぞー?」 ネリー「……止めとくよ。勢い余って千切っちゃいそうだから」 穏乃「えーと、そのぺた胸? メーカー? っていうの、何で付けてたんですか?」 淡「女の子はね、胸をアピりたい時とアピりたくない時とに分かれてるの。麻雀だと手を伸ばして手元の牌を倒しちゃう事もあるし、服によっては全体的に太って見えるからね。スリムに見せたい時は大体付けてるわけ」 咲「え、じゃあなんで今日はそれを付けずに……?」 淡「この試合がひんぬーばっか集まるから、優越感に浸りたくて!!」 咲穏ネ(*1)) ネリー「まぁいいや。それじゃ、さっさと始めよっか? 準決勝で阿知賀に負けて二位進出の王者サマ?」 淡「うっさいなーさっきから! この試合ではボッコボコのボコにして100回勝ってやるんだから!! なに!? ひんぬーの妬み!?」 穏乃「大星さん。そのマウント取りは敵を増やすだけだから止めた方がいいよ」 咲(……盤外の戦いで機先を制された感じだけど、やる事は変わらない) 咲(お姉ちゃんと向き合う為にも、みんなの為にも、私は優勝するんだから---) ネリー「ああ、そうそう」 咲「?」 ネリー「この試合でネリーが勝ったら、キョウタロとの体の相性、確かめさせてもらうから」 咲淡穏「「「……………………は?」」」 穏乃「え? 体? 相性? えっと……確かめる? どういうこと?」 ネリー「まぁー平たく言えば、エッチするって事」 穏乃「エッ……!?」カァァ/// 咲「はっ!? ちょ!? えぇ!? な、何言ってるんですか!? きょ、京ちゃんとそんな! え、えっ…………なんて!!」 淡「うーわ、引くわー。外国の女ってほんとにそーゆーのゆるゆるなんだー。えーんがちょー」 ネリー「ネリーからすれば日本人の方が理解出来ないよ。男女交際するにあたって体の相性って重要事項なのに、それを確かめもせずに付き合ってしばらくしてからするのが一般的なんでしょ? そんなだから痴情の縺れや浮気が蔓延するんだよ」 穏乃「つ、付き合う気なんですか!? 京太郎君と!?」 ネリー「そだよ? むしろ、あんなに美味しい魚逃す手無くない? 流石のネリーももーちょっと手順踏みたいとこだけど、うちでもハオとかミョンファとか、なんならサトハも危なそうだし、他のとこでも色んなのいるっぽいし。モタついて掻っ攫われたら元も子もないからね」 穏乃「ええっ!? じゃあ、動画で言ってた賭けっていうのもそれが目的で!?」 ネリー「まさかあれで乗ってくるとは思わなかったけどねー」 淡「モタつかないのはいいけどさー。ほぼ騙した形で賭けやって、関係持っても続かなくない?」 ネリー「む」 淡「それにキョータローがきょぬー星人なのはしゅーちの事実じゃん。つるぺったんなだけじゃなくてロリロリのちんちくりんなアンタでどうこう出来ると思うー?」 ネリー「分かんないよー? うちの学校でも全然タイプと思ってなかったけど、付き合ってみたら相性良かったって語ってる女の子はいるしね。大体ネリーとキョウタロの賭けに口出す権利は、部外者のあんたには無いと思うけど?」 淡「へー、そういうこと言っちゃうんだ? いいよ。淡ちゃんもうちの優勝に賭けてあげる」 穏乃「大星さん!?」 ネリー「へぇ。賭けの内容は私達と同じでいい?」 淡「いいよいいよ。もし負けたら靴でも足の裏でも舐めてあげる。そんな未来は訪れないけどね」 ネリー「吐いた唾は飲み込まないでよ。いや? それもいいかもね? 元王者サマが地べたに這い蹲って吐いた唾を啜る絵面は、記者大喜びのスクープになりそう」 淡「あはは」 ネリー「ふふふ」 咲(な、なんか空気が……今までに感じてきたのとは異質の重苦しい圧を感じるよぅ……) 穏乃「ちょ、ちょーーーっと待ったぁ!!」 ネリー「は? なに?」 穏乃「ネリーさん、だっけ? そういうの! 良くないと思う! ネリーさんの国では当たり前の事かもしれないけど、ここは日本で、京太郎君は日本人なんだから! 郷に入れば郷に従った方がいいんじゃないかな!?」 ネリー「うるさいなー。もう一回言うけど、部外者が口出す権利無いんじゃない? それともこっちの金ピカのサポートでもして、ネリーを負かしてみる? どっちにせよ全員倒すつもりだから変わんないけどね」 穏乃「いや、それは……」 淡「ちなみに私が勝ったら、そこのガキンチョにはカメラの前で土下座させて、キョータローには私がプロになった時の専属マネージャーになってもらうから」 咲「え!? 何故そこで京ちゃん!?」 淡「当たり前でしょ? 二人の賭けに私も乗っかるんだから。テルーもキョータローのお菓子気に入ってたし、良い感じに人生設計できそー♪」 ネリー「って事らしいけど、どうするの?」 穏乃「ぅーーーっ。わ、分かりました! あたしも賭けます! 阿知賀の優勝に!」 ネリー「ふーん。それで? 阿知賀のはキョウタロに何させる予定なわけ?」 穏乃「い、いや、そういうのは無いですって! あくまで二人の賭けで京太郎君がどうこうされるのから守る為で……。あ、でも、ドラゴン○ールのゲームはやったこと無いから、一緒にプレイする為にお家にお邪魔させてもらうのはいいかも……」 淡「うわー……。高鴨穏乃はそーやって距離詰めるタイプなわけだ……」 ネリー「天然は怖い怖い……」 咲「い、いい加減にしてください! さっきから黙って聞いてれば、たかだか賭け一つで京ちゃんの人生を左右するような事させようなんて! 京ちゃんはうちの、清澄の部員なんです! 他所の人が勝手な事しないでください!!」 穏乃「……えっと、宮永さん。私が言えたことじゃないかもだけど。 同じ部活だからと束縛するような事は止めといた方が……」 ネリー「同じ中学とか半端にも程がある幼馴染みの負けヒロインは黙っててよ」 淡「あらゆる要素がテルーの完全下位互換のポンコツ魔王の癖に」 咲「あ、もう本気で怒りました。 全員ゴッ倒す!!」 その日、日本海のど真ん中に向けて流星群が降り、それを受け止めるかのように海中から山が隆起して、かと思いきや衝突直前に流星群が鋭利に曲がって上昇を始め、成層圏付近で爆発四散して花吹雪が咲き乱れ、風に乗ってIH会場に降り注いだという。 カン! 前話
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特別編 和とクリスマス ※本編との関係も一切ない特別編です。普段と違う形で書いてます ※メインヒロインは和です。多少キャラのねつ造等がありますので気になる方はスルーでお願いします 京太郎(和と付き合い始めて数ヶ月……今日は待ちに待った12月24日、クリスマスイブ) 京太郎(親父もお袋もちょうどいないが、あの和をどうやってうちに誘うか悩んだ……が) 和『クリスマスイブは……うちに来ませんか?』 京太郎(ぶっちゃけ大チャンスだと思ったね!あの和が誘ってくれるんだし!期待したよ!) 京太郎(なのに……なのにっ!) 和父「…………その皿とコップはこっちだ」 京太郎「…………はい、これですね」 京太郎(なんで俺は和の父親とテーブルの準備してるんだ!!) 数十分前 京太郎「よし、こっちは仕上げだけだな」 和「京太郎くん、これは?」 京太郎「あぁ、そっちはまた食べる前に火を通せばいいだけだ」 和「はい……でも、本当に料理上手ですね。少し彼女として複雑ですよ」 京太郎「和の料理だって美味いだろ。この前の弁当とか、毎日でも食べたいくらいだ」 和「ふふ、御世辞を言っても何も出ませんよ?」 京太郎「本音だって。っと、そろそろテーブルの方準備するか?」 和「そうですね……料理も後は仕上げたり盛り付けたりするものばかりですしね。時間もそろそろですし」 京太郎「そろそろ?何が?」 和「えぇ、実は…」 ガチャ 和父「和、今帰った……ぞ……」 和母「ただいま。あら、料理もほとんどできてるのね」 和「2人とも、おかえりなさい」 京太郎「…………はい?」 和母「あなたが和の彼氏?へー、和が言ってたよりかっこいいじゃない」 和「も、もう!そんなこと言うくらいなら手伝ってください!」 和母「はいはい。それじゃあなた、2人でテーブルの用意よろしくね?」 和「お願いしますね、京太郎くん」 京太郎「…………え?」 和父「…………」 現在 京太郎(何故だ!何故クリスマスイブにご両親と対面からの父親と2人きりという状況にしたんだ和!!) 京太郎(つーかさっきから滅茶苦茶怖いんですけど!なんかプレッシャーやべーんですけど!!) 和父「…………」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎(ただ食器とか置いてるだけだよな?だけだよな!?) 和父「…………京太郎くん、といったかな」 京太郎「は、はい!須賀京太郎です!!」 和父「…………和のことだが」 京太郎「こ、高校生らしい健全なお付き合いをさせていただいておりますっ!!」 和父「…………まだ何も言ってないが、まぁいい」 京太郎(よ、良かったのか?) 和父「もしもの場合はしかるべき対応をするだけだからな」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎(やっぱ良くなかったっ!!) 和父「君も、清澄の麻雀部だったか?」 京太郎「は、はい」 和父「一応試合結果などに目を通してはいる。君の名前は無かったようだが」 京太郎「それは……その、俺初心者で、部でも男子が俺1人な状況で、試合らしい試合も初戦敗退の個人戦だけだからでして……」 京太郎(やべ、言ってて悲しくなってきた) 和父「なるほど……同じ部だから和と親しくなったと……」 京太郎「そ、そうですね」 和父「そうか……最近、いや、9月に入ってから、和は楽しそうにしている」 京太郎「楽しそう?」 和父「あぁ。こちらに残ることが決まってからだ」 京太郎「あぁ……全国制覇してから……」 和父「私は今も和は東京の進学校に行くべきだと思っている」 京太郎「!?」 和父「だが……今のように楽しそうなら、それも悪くないと思っているよ」 京太郎「そ、そうですか」 京太郎(良かったな、和) 和父「だが娘はまだやらん」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「は、はいっ!?」 和父「いいか?和に何かあってみろ。私は弁護士で妻は検察官だ。分かるな?」 京太郎「そ、それはもう!」 京太郎(社会的に抹殺される!!) 和父「……泣かせるような真似をしたら許さんからな」 京太郎「……当然です。和を悲しませるようなことはしません」 和父「……ならばいい」 京太郎(お義父さん……) 和父「それと間違えてもお義父さんと言うな。心の中でもだ」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「は、はいっ!!」 和「それでは、メリークリスマス、と言うべきでしょうか?」 和母「あんまり気にすることじゃないでしょう?さぁ、食べましょう」 和「ですね。はい、どうぞ」 和父「うむ」 和「はい、京太郎くんも」 京太郎「お、おぅ」 和母「あーん、とかしていいのよ?」 和「も、もう!でも、京太郎くんがいいなら……」 和父「」ギロッ 京太郎「ふ、普通でいいって!ほら、和も食べな」 和「むぅ……では二人きりの時に、ですね」ニコッ 和父「……ほーぅ」 京太郎(和さーん!?なんで今そういうこと言う!?ご両親の前で言っていいの!?) 和母「あ、これ美味しいわね」 和「それ、私が作ったんですよ」 和母「腕上げたわね」 和父「これも中々だな」 和「それ、京太郎くんが作ったんですよ」 和父「……そうか……君が作ったのか」 京太郎「え、えぇ……まぁ」 和「京太郎くん、料理は私より上手で……この前も京太郎くんのおうちでご馳走になってしまいました」 京太郎(今言う!?それ今言っちゃう!?できれば今言っちゃ駄目なことだよね!?) 和父「彼の家で……ねぇ?」ギロッ 和母「いやー、和にこんないい彼氏さんができるなんて、嬉しいわねー」 和「いいんですか?父に送ってもらわなくて」 京太郎「まだそんな遅くないし、大丈夫だって」 京太郎(これ以上和父と同じ空間に居たら胃に穴が空きかねん。さっきもほとんど料理の味が分からなかったし) 和「……その、ごめんなさい」 京太郎「お、おい。なんで謝るんだよ」 和「京太郎くんのご両親が留守だったといえ、私の両親も一緒にクリスマスを過ごしてしまって……」 京太郎(あ、一応悪いって考えはあったんだな) 和「……久しぶりに、父と母も揃う日でしたし……京太郎くんとも居たかったので……」 京太郎「……いいって。和がそうしたかったんなら、そうしてやりたいし」 京太郎「それに……こんな形だけど、和とクリスマス過ごせて俺は嬉しかったし」 和「京太郎くん……」 京太郎「次こういうことになるなら事前に言ってくれよ?ちゃんと、親父さんとお袋さんの好みのもの作るからな?」 和「……はい。でも……」グイッ 京太郎「ちょ、引っ張って…」 和「つ、次は……2人きりがいいです……これは予約ということで……」チュッ 京太郎「……和、今……」 和「そ、それではおやすみなさい」 京太郎「あぁ、おやすみ、和」 和母「もう、そんな顔して。彼なら大丈夫じゃない?」 和父「ふん、どうだか」 和母「少なくともそこいらの男よりはいい男だったわよ?」 和父「……まぁ、それはそうだな」 和父「……だがまだ娘はやらん」 カンッ!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1372845067/ 京太郎「……飛びました」 優希「またー!?ほんとに犬は弱いじぇ!」 和「こら、優希」 久「あはは、須賀君たら駄目駄目ねー」 まこ「そう笑ってやりなさんな」 久「それじゃ、咲と交代して須賀君は買出しお願いね」 咲「ごめんね京ちゃん」 京太郎「はい、行ってきます」 スタスタ ガチャ バタン 京太郎「…………はぁ」 ―須賀邸― 大沼『……ツモ』 『決まったー!!大沼プロの優勝です!!』 <ワーワー 京太郎「……」 京太郎「…………はぁ……」 京太郎(なんで俺はこんなに麻雀が弱いんだろうな……) 京太郎(最近はずっと麻雀の勉強してるんだけど……強くなった気がしない) 京太郎「……才能、無いのかな」 京太郎(…………それに、正直……清澄の顔に……俺が泥を塗ってる気がする) 京太郎(皆は団体や個人戦で良い成績収めてるのに、俺は一回戦敗退) 京太郎(これじゃ来年は男子麻雀は和や咲目当ての奴しかこないんじゃねえか?) 京太郎(実力のある奴は皆俺を見て清澄に見切りつけて風越に行っちまうんじゃ……) 京太郎「……はぁ」 京太郎「………………部活、やめちまうか……」 ―翌日― 京太郎「……ふぁあ……」 咲「あれ、京ちゃん。おはよ」 京太郎「ん?ああ、咲か」 咲「眠そうだね?」 京太郎「ん?はは、まあな」 咲「……?」 京太郎「?どうした?」 咲「ううん……なんだか、元気ない?」 京太郎「……」 京太郎「いんや?元気過ぎて困るくらいだぜ?」 京太郎「ちょっと寝不足でさあ、まぁ授業中寝れば大丈夫だ」 咲「もう、駄目だよ!授業中に寝ちゃ!」 京太郎「ははは」 京太郎(……わりぃな、咲) ―3年教室― 「竹井さーん」 久「んー?なにー?」 「一年生の男の子が来てるよー」 久「一年生の……?あ」 京太郎「……」ペコ 久「わかったーすぐ行くわー」ガタ ―廊下― 久「おはよう、珍しいわね。須賀君が会いに来るなんて」 京太郎「……いきなりすみません」 久「いいわよ別に。で?どうかしたの?」 京太郎「……えっと」ゴソゴソ 京太郎「…………すみません、コレを」スッ 久「ん?何ー?まさかラブレター?」 久「………………――え?」 【退部届】 京太郎「……すみません、急に」 久「……え」 久「冗談、とかじゃ……ないの?」 京太郎「……すみません」 久「……」 京太郎「……」 久「……考え直してくれたり……しないかな」 京太郎「……御世話になりました」ペコ クルッ 久「あ!ちょっと須賀く――……」 京太郎「……」タッタッタ タッタッタ…… 久「……行っちゃった……」 久「……………………困った、わね……」 スタスタ 優希「情報技術の授業は楽だからいいじぇー」 和「そうですね」 タッタッタ 優希・和「え?」 京太郎「……」タッタッタ 優希「おう!犬っころ!」 和「あ、こんにちわ須賀く――……」 ビュン 京太郎「おう、じゃあな二人とも!」タッタッタ 和「わわ、廊下は走っちゃ駄目ですよ!!」 タッタッタ…… 和「……行ってしまいました」 優希「何を急いでたのか」 タッタッタ 京太郎「……」 京太郎(少し……後ろめたいけれど……これでいいんだ) 京太郎(麻雀だったら……雀荘でも、ネットでもできるし) 京太郎(元々、和に憧れて入った部活だし……もういいんだ) 京太郎「……」 タッタッタ 京太郎「……これで、いいんだ」 ガタッ!! 京太郎「あぐっ!!?」 ドターン 京太郎「っ……!いてて……!」 京太郎(……な、何も無い所で転んじまった……?) 京太郎(でも、何か足に引っかかったような感触が……) ―帰り道― スタスタ 京太郎「……」 京太郎(結局……みんなには何も言わずに帰ってきちゃったな) 京太郎(皆怒るかな……いや、変わりなさそうな気がする)ハハ 京太郎(でも、咲には怒られそうだな……『誘ったくせにやめるなんて最低』とか) 京太郎「……」 京太郎(咲にゃ悪い事したな……) 京太郎(待ってろよ、すぐにすっげー強くなって……お前相手に飛ばないように、いや) 京太郎(お前に勝てるくらい強くなって、お前を楽しませてやるからな……!) スタスタ 京太郎「……」 スタスタ 京太郎(……ん?) クルッ 京太郎「……」 シーン…… 京太郎(……気のせいか?) クルッ スタスタ 京太郎「……」 スタスタ スタスタ 京太郎「っ!」バッ!! シーン 京太郎「……」 京太郎(…………おかしい) クルッ タッタッタ 京太郎「……っ」 <タッタッタ 京太郎「!」 京太郎(やっぱりだ)チラッ <タッタッタ 京太郎(誰か後をつけて来てる……!) ピタ 京太郎「……」クルッ シーン…… 京太郎「……咲……か?」 京太郎「……」 京太郎「優希……?部長……?」 シーン…… 京太郎「……」 京太郎「……染谷先輩……?」 京太郎「…………まさか、和ってことは……」 シーン…… 京太郎「……」 京太郎(……何も返事が無い) 京太郎(小学生のいたずらか何かか……?) 京太郎「……」 京太郎(…………とにかく、帰るか……) ピタ 京太郎「……ん?」 京太郎(……なんだ?) 京太郎(あの……電信柱の下から……誰かがこっち見てる……?) 京太郎「……」 スタスタ 京太郎「誰、だ?何か用か?」 京太郎(まさか、本当に咲が俺を追っかけて来て――……) 京太郎(隠れっ――――……)ピタッ 男「……」 京太郎「……」 京太郎(……誰だ) 京太郎(誰だ、このおっさん) 男「……」 京太郎(……何だ、このおっさん……なんで、俺をじっと、見て) 京太郎(え、て、事は……さっきから俺を追いかけてたのって) 京太郎「…………――――っ!!!!」ゾッ ダッ 京太郎「ひっ……!!」タッタッタ 京太郎(き、気味悪ぃ!) 京太郎(全速力で逃げよう!!!!) タッタッタ…… …… … ・ ―須賀邸― 京太郎「……はぁ……」グテー 母「どうしたの京太郎、そんなに疲れて」 京太郎「いや……なんでもない……」 京太郎(結局なんだったんだ……あの後は何も無かったし……) 京太郎「……」 京太郎(でも、なんだろう……あのオッサンどっかで) コンコンコンコン 京太郎「……ん?」 コンコンコン 京太郎「……」 京太郎(誰か玄関をノックしてる……?) コンコンコンコンコンコン 京太郎(なんでチャイムを鳴らさな……) コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン 京太郎「……」 コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン 京太郎「っ……」ゾク 京太郎「な、なあ母さん!さっきからずっと玄関のドアをノックされてんだけど!」 母「えー?本当ー?」ジャバジャバ 京太郎「でてくれよ!なんかしつこくて……」 母「洗い物してるんだから京太郎出てよー」ジャバ カラン 京太郎「そっ…………!……ったく……!」ガタ スタスタ 京太郎「……」 京太郎(や、俺の考えすぎか……。流石に撒いたはずだし) ガチャッ 京太郎「はーい」ギィ シーン…… 京太郎「……?」 京太郎(誰も……いない……?) 京太郎「……はぁ」 京太郎(なんだろう、動物とかか) 京太郎(な――……) 男「……」 京太郎「……――え」 男「……」 京太郎「……」 京太郎(あいつ) 京太郎(家の、塀の外から……こっち見てるあのおっさん) 京太郎(あいつ、あいつだ) 京太郎(夕方の……あいつだ……!!) 男「……」 京太郎「な……な……」 京太郎(なんだこいつ……なんだこいつ) 京太郎「な、なんの用ですか……!あんた……!」 男「………………鬼門」 京太郎「っひぃっ!!!」バターン タッタッタ! 京太郎「か、母さん!!家の前に変な人が居るんだけど!!」 母「はぁ?変な人?」 京太郎「そ、そう!!なんか、禿げたおっさんでさ!!」 母「ちょっと見てくるわ」スタスタ 京太郎「ちょ、あ、危ないって!」 母「見るだけだから大丈夫よ」スタスタ ガチャッ 母「……」 京太郎「か、母さん!俺の後ろに隠れて――……」 母「何もいないじゃない」 京太郎「……――え?」 シーン 母「……あんた、疲れてる?」 京太郎「ほ、本当だって!!確かにあそこにいたんだ!!」 バタン スタスタ 母「ほらほら、もうバカ言ってないでさっさとお風呂入っちゃいなさい」 京太郎「でも本当に――……」 <ワーワー 京太郎「……――?」 『……ロン』 『また決まった―!!大沼プロ、捲り上げた―!!』 母「まーた麻雀の番組……」 京太郎「……こいつだ」 母「え?」 京太郎「こいつだ、大沼プロだ」 京太郎「俺が言ってた変なおっさん、こいつだよ!!」 京太郎「大沼プロがさっきあそこに本当にいたんだよ!!」 母「……」 京太郎「さっき塀の外から――……」 母「京太郎」ポン 京太郎「え?」 母「あんた、ここ最近ずっと麻雀の勉強してて碌に寝てなかったでしょ」 母「もう寝なさい……暖かくして、風邪引かないように」 京太郎「ほ、本当だって!本当なんだって!!」 母「さ、カピは今日はママと寝ましょうねー」 カピ「ピカピ」 京太郎「母さん!母さーん!!」 …… ―翌朝― スタスタ 京太郎「ふあ……ふぅ……」 京太郎(……結局、信じてもらえなかったな……本当なのに) 京太郎「……」 京太郎(でも、もしかしたら大沼プロに似てるだけのおっさんだったのかもな……) 京太郎(いや、それでも問題だけども) 京太郎(もう来ないといいな……今の所、家の外にも居なかったし、つけられてる様子も) 「京ちゃん」 京太郎「っ!!!!!?」ビクゥッ!!!! 咲「はゎっ!?」ビクッ!! 京太郎「って、さ、咲?咲か……」 咲「ご、ごめんね?驚かせちゃって……」 京太郎「いや、いいんだ……ごめん、おはよう」 咲「う、うん……おはよ」 京太郎(ビックリした……良かった、咲か……) 京太郎(……ん?咲?) 咲「……っ……」 京太郎「……」 京太郎(……あ) 京太郎(そうだ……俺、昨日……) 咲「あの、ね?京ちゃん……」 咲「なんで…………麻雀部、やめちゃったの……?」 京太郎「……」 京太郎(……――部活、やめちゃったんだっけ) 京太郎「……ごめんな」 咲「う、ううん……でも、何で――……」 京太郎「……悪い、咲」 咲「え?」 ダッ 咲「え!?京ちゃん!?」 京太郎「ちょっと急ぐから先行く!ごめんなー!!」タッタッタ 咲「……京ちゃん……」 タッタッタ…… 京太郎「っ」 京太郎(だっせぇ……!だせえぞ俺!!何逃げて来てんだよ……!) 京太郎(本当に根性なしだ俺……!!素直に言えばよかったんだ!!) 京太郎(『弱すぎて自信がなくなったから、やめました』って――……) タッタッタ 京太郎「……」 京太郎(……あぁ……) 京太郎(……駄目だな、俺……本当) 京太郎(駄目な奴だ……) ガサッ 京太郎「ん?」 京太郎(なんだ?今……道の左の山の奥) 京太郎(何か――……) ガサッ!!ガサガサガサガサッ!!!! 京太郎「……」 大沼「……」ガサガサガサッ!!! 京太郎「う」 京太郎「う……~~っ……!!!?」 大沼「……」ガサガサガサガサ!!!!! 京太郎(あ、あいつだ……!!) 京太郎(あいつが、山の奥を……走ってる……!!!) 京太郎(俺の事) 京太郎(俺の事を凝視しながら) 京太郎(俺に平行して、走ってきてる!!!!) 京太郎「う」 ダァッ!!!!! 京太郎「うわああああああああ!!!!!!!!!」タッタッタ ガサガサガサッ!!!!! 京太郎「ひっ……!ひい……!!」 京太郎(は、走らなきゃ!!あいつより早く走らなきゃ!!) 京太郎(右にはガードレール、その向こうは少し高い崖だ……!!) 京太郎(後ろには、咲がまだ歩いてる……巻き添えにしちまう!!) 京太郎(前しか、逃げ道が無い……!!)チラッ 大沼「…………」ガサガサガサガサガサガサ!!!!!!! 京太郎「ひぃっ!!!!」 京太郎(とにかく走るんだ……!!もうすぐで人気の多い場所に、開けた場所に着く!!!!) ガサガサガサッ 京太郎「えっ?」 大沼「…………」ガサガサガサガサ 京太郎「う」 京太郎「うわぁぁぁっ!!!!」 京太郎(こ、こっちにきやがった!!!!今まで並走してたのに!!いきなりっ!!!) 大沼「…………」ガサガサガサガサ!!!! ガサッ!!! 大沼「………………おはぎ」タッタッタッタッタ 京太郎「ひぃぃぃ!!!」 京太郎(山から抜けてっ!!!道路に来たっ!!!!) プァァァ――――!!!!! 京太郎「うわぁっ!!!!!」ガバァッ!! キキィー!!!! …… ドサァッ!! 京太郎「はぁっ……!!はぁっ……!!」 ガチャッ バタン 女「だ、大丈夫ですかっ!!?」タタタ 京太郎「はぁっ……!!はぁっ……!!?」 京太郎(あれ……あ、あいつは……)キョロキョロ シーン 京太郎(……いなく、なっ……た……?) 女「もう!危ないでしょ!いきなり飛び出してきちゃ!!」 ―学校― スタスタ 咲「おはよー……」 クラスメイト「宮永さんおはよー」 咲「おはよ……あれ?」キョロキョロ クラスメイト「ん?どしたの?」 咲「えっと……京ちゃ……須賀君は?」 クラスメイト「京太郎君?さっき保健室行ったよ」 咲「え?保健室?」 クラスメイト「うん。なんでも来る途中に怪我しちゃったみたい」 咲「怪我……!?」 ―保健室― 京太郎「いつつ……」 保険医「もう、なんで登校するだけで怪我してるの」ペタペタ 京太郎「すみません……」 保険医「はい、おしまい」ペシン 京太郎「いだっ!」 保険医「全く……歩ける?」 京太郎「はい、なんとか……」 保険医「そう、それじゃ私は職員会議行ってくるから痛みが引いたら教室に帰りなさいよ」 京太郎「はい、分かりました」 保険医「それじゃ、御大事に」 ガラッ ピシャン 京太郎「……はぁ」 京太郎(……) 大沼『………………おはぎ』 京太郎(どうしよう……) 京太郎(あいつの事……先生達に相談した方がいいのかな) 京太郎「……」 京太郎(やっぱり相談した方がいいよな……) 京太郎(俺以外にもこんな目に遭わせないようにしなきゃ) スクッ 京太郎「よし」 京太郎(それじゃ……教室じゃなくて職員室に) スタスタ 京太郎「!!」 スタスタスタスタ 京太郎「……」 京太郎(この、足音……保健室に向かってきてる) 京太郎(……まさ、か……) スタスタ…… ピタ 京太郎(…………っ) ガラッ!! 京太郎「……っ!!」 スタスタ 優希「せんせぇー……ちょっと体調が」 優希「……――って」 京太郎「……」 優希「……京、太郎……」 京太郎「…………はぁぁぁ……」ヘナヘナ 優希「って、ええ!?ど、どうした!?」 京太郎「いや、優希か……本当にびっくりした……」 優希「だ、大丈夫か……?」 京太郎「悪い悪い、ちょっと色々あって――……あ」 優希「……」 京太郎(……これまた、気まずい奴が……) 京太郎「……えっと」 優希「……なあ、京太郎……」 京太郎「……」 優希「……本当に辞めるのか?」 京太郎「……」 優希「え、えっと」 優希「あの、一昨日言った、弱いなんちゃらっていうのは冗談というか」 優希「その」 優希「えっと……」 京太郎「……優希」 優希「やめるのは……考えてみて欲しいというか」 京太郎「……」 優希「えっと、いや、正直、私も言い過ぎたし」 京太郎「……――優希」 優希「あう、えっと、うう……」 京太郎「……優希」 優希「と、とにかく!」 京太郎「おい、優希」 優希「気にすることは――……え?」 京太郎「優希……こっち」 優希「え……京太郎?」 京太郎「こっち、来い」 京太郎「ドアの方……振り向かずに」 大沼「……」 京太郎「早く……こっち……!!来い……優希……!!」 優希「え?な、なにが」 京太郎「振り向くな!」 優希「っ!?」ビクッ 大沼「…………」 京太郎「いいから……こっち来い」 優希「う、うん……」スタスタ 京太郎「……ここ、座ってろ」 優希「ど、どうした?ドアに何か……」 京太郎「……優希」 優希「え?」 京太郎「しばらく、耳と目……塞いでてくれ」 優希「……」ギュッ 京太郎「……あ、アンタ……なんなんだ」 大沼「…………」 京太郎「なんで俺をつけてるんだよ!!警察に突き出すぞ!!」 大沼「……」 京太郎「……っ……」 ガシッ!! 京太郎「どっか!!」 ブンッ!!!! 京太郎「いけよぉっ!!!!!」 バリィン!!!!! 優希「ひっ!?」ビクッ 大沼「……」バッ!! 京太郎「!!待ててめぇっ!!」ダッ ガラッ! 京太郎「逃げるなっ!お前っ」バッ 保険医「須賀!!どうしたの!今の音!!」スタスタ 京太郎「せ、先生!!」 保険医「あー!薬瓶が割れちゃってるじゃない!」 京太郎「先生!!今そっちに男が行きませんでしたか!?」 保険医「え?」 京太郎「禿げてて、ヒゲ生やしたおっさんが行きませんでしたか!?」 保険医「や、私は忘れ物取りに……こっちから来たからちょっとわかんないけど」 京太郎「……じゃあ、反対側に……?」 優希「きょ、きょうたろぉ……!?」ビクビク 京太郎「ん?……あ」 優希「も、もういい……!?ねぇってばぁ……!」フルフル 保険医「……ちょっと須賀……」 京太郎「あ、いや」 保険医「いやらしい事してて……誤魔化すためにそんな事いってるんじゃないでしょうね……」 京太郎「ほ、本当です!!本当なんです!!!!」 優希「ま、まだかぁ……!?」ビクビク ―教室― ガラッ 京太郎「はぁ……」 咲「!京ちゃ……」 クラスメイト「おー!どうしたんだよ京太郎ー!」 クラスメイト2「なになにー?重役出勤じゃーん」 京太郎「はは……色々あってな……」 咲「……っ」 咲(京ちゃん……大丈夫なのかなぁ) ガラッ 先生「ほら、席つけー」 咲(……次の休み時間に話してみよう) 先生「えっと、突然だが、今日はこれで終わりだ」 生徒「「「えぇ!!!?!」」」 先生「ちょっと校内に不審者が紛れ込んだとある生徒から報告があってな……今日は自宅から出ない様に」 ザワザワ 「まじかよ」「やったぁ!」「早く帰ろうぜ」 咲「……」チラッ 京太郎「…………」 咲(……まさか、京ちゃんの怪我と何か関係が……) 先生「あー、それと……須賀」 咲「!!」 京太郎「……はい」 先生「お前はちょっと残ってくれ……それじゃ、号令」 <キリーツ レーイ 先生「よし、先生達が誘導してるからそれに沿って安全な道で帰れよー」 ザワザワ 先生「……それじゃ、須賀」 京太郎「はい……」 咲(……京ちゃん……) ブロロロロロ…… 先生「はは、お前が変質者につけ狙われるとはなぁ」 京太郎「笑い事じゃないですよ……」 先生「すまんすまん、まぁちゃんと家まで送ってやるから」 京太郎「お願いします……」 先生「しかし、最近お前目のクマ凄いなと思ってたが……こんな状況じゃ眠れやしないよなあ」 京太郎「はは……まぁ、でも家の中は安全ですから」 先生「あはは、違いない」 京太郎「あ、先生。赤ですよ」 先生「おっと」 キィー 先生「すまん話に夢中で」 京太郎「はは、しっかりして下さいよ」 京太郎「……」 京太郎「…………あ、れ」 先生「ん?どうした?」 京太郎「……」 先生「……須賀?」 京太郎「……」 京太郎「先生、青、です」 先生「ん?ああ、すまん……で?どうかしたか?」 京太郎「……走ってください」 先生「え?」 京太郎「走ってください」 先生「走ってるが」 京太郎「もっと!速く!!走って!!!!」 京太郎「乗ってる!!!…………後ろの車!!!!」 大沼「……」 京太郎「あいつが……あいつが乗ってる!!!!」 先生「なにっ!!!?」 京太郎「後ろ見ないで!!走って!!」 先生「そ、そういうワケにもいかんだろう!」 京太郎「いいから!!」 先生「いや!ちょっと降りて先生が捕まえて――……」 京太郎「駄目!!駄目だって!!」 京太郎「あいつ……いや!!」 京太郎「あいつら……!!!!一人じゃない!!!!!」 先生「一人じゃない……!?」チラッ 先生「…………たし、かに……見えにくいが、車に何人か乗ってる……!」 京太郎「あいつら!!!笑ってる!!!!」 京太郎「笑ってるよ!!!!あいつ!!!!」 大沼「…………」ニコォ 京太郎「遊んでる!!」 京太郎「俺たち二人追いかけて……あっ、あ、遊んでるんだ!!!!」 先生「ど、どうする……!」 京太郎「……!」 先生「一先ず、警察署がしばらく行った所にあるから、そこまで」 ガチャッ!! 先生「!!!?須賀ぁ!!!?」 京太郎「多分あいつらの狙いは俺です!!!!」 京太郎「車だと小回りが利かないと思うんで……俺、走って帰ります!!」 先生「ば、バカっ!!」 京太郎「先生!さようならっ!!!」 バッ!!! 先生「須賀ぁ――――!!!!」 ドンッ ゴロゴロゴロゴロ!! 京太郎「ぐぁぁっ!!……――くっ!!!」ガバァッ!! 京太郎「っ!!」ダッ!! タッタッタ 京太郎「はぁっ!!はぁっ!!」 京太郎(すぐに小道に入ったから……多分、大丈夫だ……!!) 京太郎(もし、俺に気付いたとしても……そんなに早くは) タッタッタ 京太郎「……」 京太郎「……」クルッ 京太郎「……」 京太郎「…………――嘘、だろ」 大沼「………………」タッタッタッタ 京太郎「う、あぁ」 大沼「…………」タッタッタッタ 京太郎「わ、わぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!」 京太郎(あ、ありえるか!こんなの!こんなんありえるか!!!) 大沼「…………」タッタッタッタ 京太郎「な、なんで」 京太郎「なんで俺を追いかけんだよ!!!!!」 京太郎「何がしたいんだよぉ!!!!!!!!!やめてくれよぉ!!!!!!!」 大沼「…………素敵なくらし」タッタッタッタ 京太郎「……!!!!?」 大沼「…………膝の皿を使って」 大沼「…………飯をよそう」 大沼「…………素敵なくらし」 京太郎「!!?……!!?……!!!!!?」 大沼「………………痙攣」 大沼「………………脳内のポリープ」 大沼「………………単騎待ち」 京太郎「わ」 京太郎「わけ、わかんねぇっ」 京太郎「わけわかんねぇ!!来るなぁぁ!!!!」 京太郎「来るなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!来るなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 大沼「………………喉仏は」 大沼「………………悲願なので」 大沼「………………素敵なくらしを」 大沼「素敵なくらしを……素敵なくらしを」 京太郎「うぁぁぁっ!!!!うぁああぁぁぁあ!!!!」 ズザァァァッ!! 京太郎「はひぃう!!!!」 京太郎(よ、ようやく開けた場所に着い――……) タッタッタ 京太郎「……」 京太郎(なん、だ) 京太郎(なんだ、向こうから走ってくる人) 京太郎(こっちを、凝視しながら……こっちに向かって――……) 健夜「……」タッタッタッタッタ 京太郎「わ、あ、あう」 京太郎「あっ、わぁぁぁっ、わあああああっ」 京太郎(同類だ……!!多分、あの人、大沼の……!!同類だ!!!!!) ダッ!! 京太郎「はひっ!!」 タッタッタ 大沼「…………素敵なくらし」タッタッタ 健夜「待ってよー」タッタッタ 京太郎「はぁっ、はぁっ!!!!」 京太郎(なん、だ、こいつらっ) 京太郎「なんなんだ!!あんたらぁっ!!!!」 健夜「きっと止まればいいよ。そこに腰を据えるんだよ」 健夜「きっといい人生が待ってる。全てが生まれ変わる」 健夜「多分あなたも分かってるはずだよ」 健夜「アラサーだよ」 京太郎「わああぁぁぁっ!!!来るなぁっ!!!来ないでくれぇぇっ!!!!」 タッタッタ 京太郎「!!」 京太郎(前から人が!!) 京太郎(た、助けを) 京太郎「す、すみませっ……」 京太郎「……」 京太郎(……なん、で……この人……) 京太郎(俺の事、凝視、して…………) 京太郎(走って……) 照「美しい暮らしなどいない」ギュルルルルル 京太郎「……」 京太郎「ウワァァ」 京太郎「ウワアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」 大沼「………………尿道」 健夜「きっと、素晴らしい威光を授かれるよー」 照「ここには健康的なハイエンドなどいない」 京太郎「ウワアアァ!!!!!ウワアアアアア!!!!!」 京太郎(逃げ道っ!!逃げ道!!っは!!!!) 京太郎「っ!!!!」 京太郎(か、河に……!!) ガシッ!! バッ!! 京太郎(飛ぶしかねぇぇっ!!!!!) バシャーン!! 京太郎「っっぷはぁっ!!!」 辻垣内「腹を切れ」バシャバシャ 京太郎「うああああああああああああああああ!!!!!!!!」 ―須賀邸前― 咲「……」 ズザッ 咲「!!」 京太郎「ぜぇっ……ぜぇっ……」ヨロッ 咲「京ちゃん!」ダッ ガシッ 咲「大丈夫!?京ちゃん、大丈夫!?」 京太郎「さ、き……どうして」 咲「だって、京ちゃんが心配だったから……大丈夫だったの!?」 京太郎「はぁっ……はぁっ……変な、奴らに……追いかけられまくって……」 京太郎「でも……はぁっ……皆、撒いてやったぜ……」 咲「と、とにかく休まなきゃ!!」 ガチャッ 京太郎「ただ、いまっ……」 シーン 京太郎「誰も、いない……か」 咲「大丈夫?早く休まなきゃ!」 グイッ 咲「靴、脱げる?」 京太郎「大丈夫、だっての……」 咲「……もう……無理しちゃだめだよ……」 ―京太郎の部屋― ドサッ 京太郎「はぁっ……!はぁっ……!!」 咲「すごく疲れてる……」 京太郎「……はぁっ、わるい、な……咲」 咲「ううん、気にしないで」 京太郎「っ!そ、そうだ……!」 ムクッ 咲「!だ、だめだよ!寝てなきゃ!!」 京太郎「あ、あいつらの事……警察に、電話しなきゃ」 咲「だめ!休まなきゃ!!」 京太郎「……咲」 咲「休みなさい!」 京太郎「……」 咲「もう、本当に京ちゃんはいつもいつも……」 京太郎「……咲」 咲「……ん?」 京太郎「……悪かった」 京太郎「勝手に……部活……やめて」 京太郎「お前、らに……相談も無い、ままで……」 咲「……京ちゃん」 京太郎「俺……情けなかったんだ」 京太郎「一人だけ、才能なくて……」 京太郎「俺だけ、必要とされなくて……」 京太郎「くやし、かったんだ……」 ギリッ…… 京太郎「悔しかったんだ…………本当、は」 咲「……」 京太郎「いつの、間にか……麻雀自体を……すげぇ好きに、なってて」 京太郎「でも、才能も……頭も足りなくて……」 京太郎「お前たちに…………すげえ、嫉妬……してた……!!」 咲「……」 京太郎「そんな、ちっぽけな……屑なんだ……俺は……――俺はっ……!!」 ナデ…… 京太郎「!!」 咲「…………そんな事ない」 京太郎「……咲」 咲「そんな事ないよ」 咲「京ちゃんは京ちゃんなんだから」 咲「そのままで……いいんだよ」 咲「屑なんて……言っちゃ駄目」 咲「私は、知ってるよ」 咲「京ちゃんの良い所も……勿論、悪い所も」 咲「でも、そんな私が見ても……」 咲「京ちゃんは、ゼッタイゼッタイ……屑なんかじゃないよ」 京太郎「……――――咲……」 咲「だから、休まなきゃ……」 京太郎「………………え?」 咲「休まなきゃだよ。京ちゃん」 咲「ちゃんと休むのは肯定だよ。休めばきっとわかるんだ」 咲「人生はきっと美しいって」 京太郎「……」 ヴーヴー 京太郎「……携帯……が」ゴソッ 咲「皆、屑は休まないし休めないよ。風が吹くもの」 咲「だから休んだら今度は風になるの。次は鬼ごっこの鬼役になるの」 咲「そうすればもう誰もが休めない、全部風速が持っていくの!」 京太郎「……」 着信 宮永咲 咲「全部全部!!!!!美しい人生が始まって終わっていくの!!!!」 ピッ 咲『あ、もしもし京ちゃん?』 京太郎「……咲」 咲『うん、大丈夫だった?』 京太郎「……何が」 咲『ううん、今日、クラスでなんだか様子おかしかったし……』 京太郎「……」 咲「次は皆を箱の船で雨の洪水に浮かべるの!!!!!」 咲「きっと皆は『助けてー』って言うよ!!!!!!!!」 咲「でも駄目!!まだ駄目!!!!」 咲「だってそれはまだ人生じゃ、生きている人じゃないから!!!!!」 京太郎「………………」 咲『京ちゃん?どうしたの京ちゃん!』 咲『京ちゃ――……』ピッ 京太郎「……」 咲「まるでそれはア・プリオリな頸椎上の宣教師みたいに」 咲「笑って泣いて、食べて、転んで、交わって生きるの!!!!」 咲「素晴らしいでしょ!!!」 咲「だって皆カルテを待ちわびる間に」 咲「脂ぎった肉を精一杯頬張る事ができるんだよ!!!!!」 咲「誰だって止める権利なんてないよ!!!!!!!きっと自分自身にだって!!!!!」 咲「京ちゃん!!!!踊ろう!!!!踊ろうよ!!!!!もうすぐ車が来るよ!!!!!」 咲「大変な事なんだよ!!!!そしてコレはとっても大事な事!!!!!」 咲「踊ろう!!!!!!!!!!京ちゃん!!!!!!!!!!!!!」 咲「人生は!!!!!!!!!!!美しいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 京太郎「……」 京太郎「人……生……?」 スタスタ 大沼「…………人生」 詠「七転八倒とは言うけどねぃ」 藤田「人を殺して食べる飯は糧になるのか」 辻垣内「それを趣味と、スポーツと言い張る姿はまるで」 衣「跳梁跋扈の魑魅魍魎」 美穂子「人は一人では生きられないもので」 豊音「気付いた時にはやりたい事がちょーしんどいよー」 淡「それでもご飯をお腹いーっぱい食べたくなるのは」 洋榎「ひとえに欲望のお陰っちゅうやつや」 健夜「アラサーだよ」 はやり「だから素直になるのが一番☆」 咲「愛おしい人は放っておいて」 照「邪魔な人は撲殺し尽くさなきゃいけない」 戒能「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「人生七転八倒とは言うけど」 京太郎「人を殺して食べる飯は糧になるのか」 京太郎「全てをモラルと、常識と言い張る姿はまるで」 京太郎「跳梁跋扈の魑魅魍魎」 京太郎「俺は一人では生きられないもので」 京太郎「気付いた時には一人だった!!!!一人きりだった!!!!」 京太郎「それでも飯を食べたくなるのは」 京太郎「俺に欲望しかないからだ!!!!!」 京太郎「だから素直になるのが一番で」 京太郎「愛おしい人は放っておいて」 京太郎「邪魔な人を殺しに行こう!!!!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ!!!!」 ―長野のとある病院― 母「あの……先生……それで、京太郎は……」 医師「……大変申し上げにくいのですが……雀力に起因する心因性知覚障害です」 母「……雀……力……?」 医師「えぇ、京太郎さんは麻雀部に所属されてましたね?」 母「はい……」 医師「それで、全国大会まで勝ち進んだとか……原因はそれです」 医師「麻雀の手練というのは、特殊な波といいますか、そういうものを放っておりまして」 医師「その波長によって精神に影響を及ぼすケースが稀にあるんです」 母「……」 医師「まあこれは普通その波を放っていない普通の人間には影響がないんですが……」 医師「おそらく京太郎さんはあまりにも強い雀波を間近で長い年月をかけて浴び続けてきたのでしょう」 医師「……きっと、京太郎さんのご学友の方の仲に……強い雀波の発信者がおられます」 医師「今回はきっとその影響により、京太郎さんの麻雀に対するコンプレックスが」 医師「“今までに見た麻雀の強い人々が追ってくる”という幻覚をみせたのでしょう」 スタスタ 咲「……」 ―京太郎の病室― コンコン 咲「京ちゃん……京ちゃん、お見舞いに来たよ」 咲「……」 ガラ 咲「京ちゃん、お花を持ってきたよ」 咲「……」 サァァァ…… 咲「……京ちゃん?」 咲(いない…………あれ?) 咲(窓………………開いてる) ――東京―― 「いやぁ、今日も流石でした!大沼プロ!」 「また今度もお願いします!御疲れ様でした!!」 大沼「…………お疲れ」 スタスタ 大沼(帰って一杯やるか……)スタスタ 大沼「…………」 ピタ 大沼「……?」 京太郎「はぁっ……はぁっ……!」ニコォ… 大沼「……!?」 大沼(何だ……?この、寝巻きの格好をして) 大沼(ツルハシを持っている少年は…………) ……………… ガチュッ ガチュッ ガチュッ 京太郎「愛おしい人は放っておいてっ」 ガチュッ ガチュッ ガチュッ 京太郎「邪魔な人を殺しに行こうっ」 ガチュッ ガチュッ ガチュッ 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 京太郎「それが、ビューティフル・ライフ」 カン!
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407 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 19 13 33.50 ID VTE/lByx0 一応記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたらヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下11 423 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 19 35 19.22 ID S4PnUnkc0 [4/4] 姫松Vやねん!(歓喜) 好感度判別安価 コンマ判定 漫 安価下1 由子 安価下3 洋榎 安価下5 絹恵 安価下7 恭子 安価下9 郁乃 安価下10 ヤンデレ居ないので引き継ぎ無し 440 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 19 46 15.37 ID 2lp7PkYm0 [6/7] 愛宕ネキ最高やで~^ 愛宕ネキは天使やで、最高や! 前回の愛宕ネキの初回好感度も88やで~ 漫 10 由子 25 洋榎 276 絹恵 12 恭子 9 郁乃 86 京太郎「今日は姫松の入学式だ!」 京太郎「はぁ……!はぁ……!」 遅刻する! 入学初日から遅刻は勘弁してくれよ! 「キャッ!」 京太郎「わっわっ……」 京太郎「ごめんなさい!」 ぶつかったのは? 0~20 漫 21~40 由子 41~60 洋榎 61~80 絹恵 81~99 恭子 安価下1 448 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 19 54 15.04 ID 2lp7PkYm0 [7/7] 441 今日のMVP ゾロ目ボーナス! 依存度max 洋榎連続ゾロ目ボーナス _,. . . . . . ̄ ̄ . . . . ... /⌒. . . . . . . . . . . . . . . . . .` ⌒ヽ /. . . . . . ._|. . . . . . . . . . . . . . . . . ',. . . . . . . . . . . ./ |. . . . . . . ト、. . . . . . . . ハ. . . !. |i. . .| . /_,人. . . . ト、|__\. |. . . . ..|. . .| 八. . ∨ _,, \_| ,_ | . / . i|. . .| ∨| |'´⌒ ⌒` レ'. . . リ. . .| ─ _ (⌒Y⌒) 〈 从 " ′__ " ,| . /l/ . . .  ̄ノ ̄ / \ \_/ ヽ| | ‘ ′ ,.イ |/ . . . | | ≧ァ- < ト、| | . . . | _ --イ ‐ ´ />- 、. i| ./ レ ∨ `ー′ i . / / /介\ / |/. / 〉 ∨ |∨ | 〈 / / | | ∧ 洋榎「大丈夫やで、京太郎」ニコッ 京太郎「へっ……?」 ビリリッ 京太郎「がっ……!?」 バタッ 洋榎「……」 洋榎「ほな、遊び行こか」 洋榎「よいっしょっと」ガシッ 洋榎「重いなー京太郎。うちの愛よりは軽いけどな」ズルズル 洋榎「三年前から目付けとって正解やなー」 457 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 19 59 46.73 ID cxSwqdDo0 [3/5] う……ん? 頭が、痛い。 視界が戻ってきた……ここは? どこだ? 京太郎「うっ……?」スクッ 洋榎「ぅ……はぁ……京太郎ぉ……」 京太郎「!?」 洋榎「はぁ……はぁ……責任取ってや?」 淫らな腰使い、甘美な音。 京太郎「うっ……」 とても気色悪い。 463 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 20 03 34.72 ID cxSwqdDo0 [4/5] 全ての行為が終わった。 強制的だった、ゴムも付けてなかった。 _ --―――-ミ _,,.. \ ヽ \ _彡 ´ ; =-―‐-ミ ) / ノ // / \_ / / / 厶=--―…/ `く | / / / / ヽ | ! /イ / // // |  ̄',. 八| l/l / ̄ ̄ /イ /. /| ′ /二二ィレ| .|芹弌く | ィ/Χ| | | ', | / /人_\|辷ン |ノ芹ミ У / |, ′ |' / /¨入 '''' 廴ソ / /. 八 i. / |/ /`、 ’ ''' /彡/ ィ∨ノ ′ / |\__゚_,,... イ ィ、 || | | | ヽ | | / /ノィ / ノ / ノ // ∨l |/丁へ. / // ⌒' { / `| /|\ \/ | , | レ∧ 〉 // |__ } | / | V {/ /⌒ヽニ、-、 \_ 八 ( | l / /ハ \\. Т¨ \ 八 ′ / \ \ヽ. ! {\ ̄ヽ | / } ′ |  ̄「_゙ト、 / / | } | | ` ¨卞¨ _彡 / ′ _ .′ヽ ゙, ′ i  ̄「\_ノ___/ / , ‐-<⌒ ' | i ,′ Ⅴ .′ { / | | ,′ } | ' / / ! ! ′ | ,/ / ′ { ' / | .′ / ′ ∧ | / ' i ' i / ′ | / / | | | ,′ ′ ! / , ′ | | | ヽ ! 〃 ' ノ ! | ≧=ヘ / / | | ≧‐=彡 ///⌒ヽ_{ / ! 洋榎「ふふっ」スリッ 京太郎「やめてください……もう」 洋榎「なに言うとんねん」 洋榎「京太郎はうちの恋人であって」 既に、奴隷。 465 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 20 08 51.91 ID cxSwqdDo0 [5/5] / / ;ィ; ハ . / | i .\ ,' / ./// / i ./\ i .ハ .} \ { /{( { i i =ヤ斧示\! 厶斗イ ハ ____ i / / .八 ! 辷 り イ テ心i }i } / `丶 i /{ .Y⌒ \| { cり ノリ / さ さ お i | ( .\i (ソi | ` |< < ん ん .つ | . \ . \`,i ! r ´ i ト、 ヽ i. こ さ か ! ,' ,'ヘ\ .!. ー ′ 人 〉 } | ろ ん れ ! / / } | | ≧。 < i./ / .| り i / / ヽ| ! `≧‐''"´ | | / .| | ./ / / |/ `ヽ. |_ i | \ / , ' . / _ r''"´ \ ノハ | ! ` ー --- ‐. / >''"´ `ヽ ∧ハ \ i / / / \ /`Y YVi \ 洋榎「中に出してしまったなー?」 洋榎「な?」 洋榎「京太郎」ニタァ 京太郎「はい……」 洋榎「なぁ、いい話があるんやけど」 京太郎「……」 洋榎「ここにピルがあるやろ?」 京太郎「!」 洋榎「これで避妊出来るねん」 京太郎「っっ!」 洋榎「条件があるんやけど」チュッ 京太郎「条件ーー?」 洋榎「条件はーー」 472 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 20 13 16.79 ID 9B1+/EQS0 [2/2] エピローグ 絹恵「あっ……君、お姉ちゃんのーー」 京太郎「……」スッ 絹恵「?」 ーーー 洋榎「京太郎、まっとったでー!」ダキッ 京太郎「はぁ……はぁ……!」ギュッ 京太郎「もう俺……!」ハァハァ 洋榎「仕方ないなぁ~こんな大きくして」ニヤッ 洋服「ほれ、空き教室行くで」 京太郎「……!」コクコクッ‼ #65038; 洋榎「可愛いなぁ」ナデナデ 478 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 20 19 11.78 ID o7hmJziC0 [5/7] 京太郎「洋榎さーん」タッ ,. ´ r‐ 、 `ヽ〔_ノ-‐==‐- ____{___`ー゙ } _ `>ー- ヽ / _,,_ `ヽ_ノ´ ` 了 〃ツ ノ \ {__  ̄ γ´ / ,ィ、 \ /{ ハ ノ " / }ハ 丶 . 八_ノ i|⌒´ " / " 、 / | iト、 ヽ i| .、 / 从 ,イ { / \, | リ ∨ / リ 〕 ,′ y′ ; i { { / _,, | /ー‐' Ⅴ .′.′ / / _{ {/斗七示ミ.、 | / __,, } / | i ,′. / 丶 /从 / 乂 ソ } ' 仞ヾ 〃 /. 乂 イ ∧ 〈 / / V | `¨ 、″' ハ /  ̄ ´ | _′乂_/ /、__ | | ′ , ノ' 人 > 〔\ | | 、 /  ̄ ' ヽ i | \ ∠) ' | リ ,イ j ┌‐- _丿 />‐ 〕′ ∨///////=‐- _ 〔 ´ ____ |////////////=- .,_ 》ニニニニ《 |‐-/////////////=- .,_ |iニニニニi| j//////////////////∧ 乂三三ノ /////////_人_////////∧ || .'/////////`V´/////////∧ || |/////////////////////// \ /ヽ||/〕 Ⅴ'////////////////////////\ / .ノ´ /〕 Ⅴ////////////////////\///..\ j ' / 〕. Ⅴ ハ //////////////////∧//// \ ′ ' ノ、. Ⅴ ,.ゝ//////////////////∧///// \ . ' / ┌-Ⅴ/////////////////////∧////// 〕 | ' ___、| 〕////////////////////∧//////| | / | l| l|///////////////\////∧ ////リ | / | l| l|'///////人////////\///〕 //// i .′ | l| l|/////< >////////\/|///∧_ i 〔 〔 八///////Υ////////////丶/////_ , | ` ` ┌──┐/////////////// ヽr==イ | \ i | |//////////////////| | / │ 洋榎「せっかくのデートなんやから、洋榎って呼んでや」 京太郎「わかったよ」 お願いは絶対叶える。 永遠に離れない。 たった二つの呪縛。 洋榎「ふふっ……いい子や♪」チュッ サワッ 京太郎「……ここでもですか?」 洋榎「まだお預けやでー」クスクス 483 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 20 28 25.92 ID ol+69BT/0 洋榎「絹に告白されたやろ?」 京太郎「はい」 洋榎「分かるな?」 京太郎「勿論ですよ」 洋榎「流石京太郎やっ」ギューッ ーーー 京太郎の部屋 京太郎「……」 京太郎「卒業するまで」ボソッ 京太郎「卒業したら段々疎遠になるだろう」 ーーー 対に洋榎が卒業した。 これで、これで……疎遠になれば……! ーーー 一ヶ月後 京太郎「ふふっ……洋榎から連絡が来ない……へへっ」 京太郎「やっと解放された!」 京太郎「一人暮らしの住所も電話番号も教えてきたけど、無視無視♪」 京太郎「やったぜ」 京太郎「……」 487 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 20 33 58.31 ID wIuWoKo60 一ヶ月後。 駄目だった。 京太郎「……ここか」 遅かったんだ。 いつからか、も分からないけど、遅かったんだ。 京太郎「……」ピンポーン あの日あの時、全ての積み重ね。 全ての行為が俺を蝕んだ。 もう、俺は、ずっと……この人の物だ。 ガチャ 洋榎「京太郎……まっとったで♪」ニコニコ 京太郎「……」ポロポロ 洋榎「どうして泣いてるんや?辛い事があったんか?ほれ、慰めたるから入りっな?」ポンポンッ 京太郎「……」コクッ ギイィ……バタンッ 洋榎「今美味しいもん作ったるからなー」 トントントン 京太郎「……」 俺はもう…… 491 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 20 38 15.25 ID o7hmJziC0 [6/7] 俺はーー . . `丶、 / \ . . . . . . . . . . . . . . . . .\. . \ / . . . . /. . . /|. . . |. . . . . . . |. . . . . . . . . \ \ // / . . . . . ¬ ト| . ./| . . . . . . | ∧_ . . . . . . 〈 ハ . / 人7 . . . . . . | . | ノ |\ノ . . . . . . ノ|/|∧ | . . . . . . ∨ ./ . / |│ . . . [斗予屶イ . .∠斗屶ミ] j . . . . . .|. トく \ 〈 〈 |人 . .. | .゙厂ト{ j│ |_/ ト{ j |刀 . . . . . .| .「 \ \ \ \. /. 人[ ヒ..ン ヒ.ソ 7 . . . 乂|/ 〉. . 〉 丶_\/ /(」 . ._>、 、 、 . 、 、 厶 イ\ \__/ ./ 〈 〈 / | . | /| . .| ∧ . .〉 / ∨. ゙| . トヘ. ー' ー 厶| . .|⌒フ . / ∨\| . |. . . \ .イ⌒] . .j∠ ´ / . . .| . | . . . . 〕ト ,,__. ´ | . | / / . | . |. .厂'^ト _ |ー┐ | .リ / / . . .人_レ'゙ >匕人. |/ / /⌒ ̄ \ ___,人___jハ \_ . / >──=ァ}_}二\〉 ̄`丶 / /|/ ∧ {{ _//⌒\丶\ 、 }\ / //.;/ ∧ 、_レ'´ノ⌒'く \\}} ; } / / /ノ } Υ ,/ / /゙\ ト- ' ∧ , / / ; │ ,/ / ノ│ | l ∨ | {/ / ∨ │ | | | ∨/∧ / x冖トミ,_ | │ ,/ [ ∨ | |< | `'トミ「 / イ | │ [/ \__] [__,/ Λ] | │ ノ '´ / 丿 | │ 洋榎「よしっ美味しく出来た」グッ 京太郎「洋榎」ギュッ 洋榎「ほれほれ、先にご飯や」ナデナデ 洋榎「後でたーっぷりしような?」 京太郎「……」コクッ 洋榎「本当……美味しく出来たわ」 堕ちていた。 カンッ 533 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 21 09 43.80 ID +rIXsr0U0 [6/6] 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下11 603 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 00 05 39.10 ID G4YB/5hH0 方言自信ないです 京太郎「今日は新道寺の入学式だ!」 京太郎「修羅の国とは思えない程平和だなー」ボケッ 悠々と登校中。 入学初日から完璧だぜ! ドンッ 「キャッ!」 京太郎「わっわっ……」 京太郎「ごめんなさい!」 ぶつかったのは? 0~15 煌 16~30 哩 31~45 姫子 46~60 美子 61~75 仁美 76~99 姫子&哩 安価下1 610 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 00 11 10.35 ID 0WJs3i7/0 煌「大丈夫ですか?ごめんなさい」ペコッ 京太郎「いえいえ!俺が周りを見なかったばかりに!ごめんなさい!」ペコペコ 煌「ふふっ……あなたとは何か近い物を感じますね、すばらです」 煌「お名前は?」 京太郎「新道寺の一年男子!須賀京太郎です!」 煌「すばらな名前ですね、京太郎君」スバラッ 京太郎「ありがとうございます!」 京太郎(変な言葉使いをする人だなー) 京太郎(数少ない男子に優しくしてくれてるし、いい人そうだ) 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価した1 616 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 00 31 58.87 ID 504xfxPk0 方言がおかしくても気にしない気にしない 煌の好感度が30上がりました 煌 50 放課後 京太郎「よしっ麻雀部に入ろう」 煌先輩に勧誘されたし、入らなきゃ漢が廃るぜ! ーーー 麻雀部 京太郎「失礼しまーす……」オソルオソル ジロッ 京太郎「うっ……」 数少ない男子だからそりゃあ……睨まれるよな。 哩「新入生か?」 京太郎「……」 京太郎「はい!」 哩「男子は少なかから、歓迎すっよ」 哩「まぁ適当に卓に座って」 / /────; / . . .. . . . . . . . . .. ∨ . . . . . ∧ .' / ̄ ̄ ̄ ̄ / . . / . . . . . . . . .. l|. . . .. . . . . . . . ′. . . ../ . . ..′ V .. .. . . 〔、 . . . }|. . . .. . . . . . . . . . .. .,イ . . . ! i .i. .. . .ハ . .八. . . . . . . . i . .| . . 〔 |_ ! | | . i -‐/─} ..}/ |. . \. . . .. . | | . |{ . . ..{人 八{ }八 / 〕ノ'| .|. . . .. 丶 . . . | |.. 八 .. . { ,,___ __,, | i| . . .. . .ハ . . | |. . . .. \〃え/ハ` ´ぅ//ハヾ l リ. . . .. . . .! . | |. . . .. .〔″ V/ ソ V/ソ 〕γ ヽ .. i . ! |. . . .. 小 } .. | . .; |. . . .. . | ' ノ. . . .. |. . . .. . | __/i.. . . ./ |. . . .. . | 圦 - - /〔 . . i| . / |i . . .. .| 八 ` .. イ\. ... . リ . / ___ |i . . .. .|__\ . > ├─\_/'´ /〉 |i . . .. .||//// 〕ニ{´ 〕_斤 y∧// }_.] //. 八. . .. .|∨// / . .ト /|/ / \/ ト //{ ′ \ . | V_/'. . .Ⅴ_ゝ _/ `ト |  ̄. Ν_ -‐= ´ / へ ノ =‐- _ 京太郎(優しい……!) 618 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 00 38 47.47 ID IpK4u7li0 [1/2] 姫子「部長!」 哩「?」 姫子「新入部員が入って来て嬉しかばいね!」 哩「しかも男子だ、頑張ってもらわなかと」 京太郎「……」 難しい言葉使うなぁ…… 姫子「君は何処の地方から来たの?」 京太郎「煌さんと同じで、長野です!」 姫子「そいはすばらだね、頼むばい!」 京太郎「……?」 姫子「君と話す時は標準語を意識するけん……」 京太郎「あはは」 ,..ィ''" . . . . . . . . . . ``丶、 / . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . .`ヽ、 / . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ / . . . . . . 癶\. / . . . . . . . . .} . . . . . . . . . .ヽ / . ,;,;,;彡 . . . . . У . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . ゙、 x==ニ二 ̄ . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . .l . . . . .Y / / . . . / . . . . . . . . / . . . /メ、// ./ . . . . . . . . .} . .i. . . } ∥ / . . . ./ . . . . . . . . . ./ . // ./\ ./ . . . . . . . /. j . . !. . .i {{ // . / . . . . . . . . .// ./ __ ̄ //l . . . . . . ./. /l . . ! . . l \ / j/ . . . . . . . . . 癶{ . {/-=斧ミx メ / . . . . // / j . .j. . . l / ./. . . . . . ./ Ⅵ ∥( (,八∠ -‐''" //~`ト、j== ∥{ .{ . . . . . ./ヽ_ -气,,,少 _メ j ./ . . . ト、 { い . { . / . . . . 八 斧f,汽Xノ/ . . . . l .ヘ 乂从ト . . . . . . . } 〈(;;ン゙ ///. . . . . . lヽ ゙、 \∧ ./ r- ` `Y/ノ/ l. . . . . . l } .} / ̄>x \ 乂 _) / . . . / i. . . . . . l ノ ノ /-―-、 ` \ __ / ./ ./ i . . . . . l/ / ヽ メ、ノ . _ ./ノ } . .j . .l \/ Y O {/メ ̄ 、_ / .ノ }. j ∨ l\ノ\}  ̄ ノノ ∨ ヾ L / ∨ 〈 } ∨ / / ヾ┤ ∨ミx/ // ヾx、 ∨/ / V゙、 V/ V゙、 哩&姫子 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 626 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 00 50 37.75 ID IpK4u7li0 [2/2] 哩と姫子の好感度が30上がりました 姫子 47 哩 68 美子「君が京太郎」 京太郎「あ、はい!」 美子「煌からから話は聞いとるよ」ナデナデ 美子「よろしく」 京太郎「はい!」 < / / / ヽ、 } ', .冫 ./ ,ィ ./ ! ! . ヽ,/i i / / /// .l ! .l! .', .ト、.i/i l / , イ / l/ l l,,イ .!ト,,!_ | .', i/! l / / ,' / l l l,, -‐''! jハ i i ! 厂 ! ! l ! ,'/ ,' ,ィ´ l ,.l-‐''.l\ l. ' , ! |/j∠ lハノl ! ,'/ l l ト{\{ ≧ミ ヽノ イ,ィo .ミヽ、l l ! l l\i /,.ィ O ヽ ` { { )} ,l l .l .l l___'' { { }} r==ュ 乂ー'.ノ l} ! l l i-{ 乂ー' ノ .ノ ヽ、_ _,,. イ l ! ', ', ヽ、  ̄ / ', l ! l .', ',  ̄ ̄ l ! ,' .', ', __ .、 イ / .,' ', 、 ', .. ´ /.ノ .// ヽ{\ \ > ... イl/j/´ ` \(\ヾ /, }≧ ー' |\ 美子 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 635 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 00 58 29.75 ID KqweYmnB0 [1/2] ゾロ目ボーナス! 美子の好感度が50上がりました 美子 147 美子「……」 美子「好きに……なってしまった」ボソッ 京太郎「?」 仁美「君の京太郎か、よろしゅう」 京太郎「はい!よろしくお願いします」 仁美「まぁ気楽にやってと」 _, . .- ‐ ‐ '´ " ‐-. 、_ / _,.r "´ . . . . . . . . . . . . . . `` .、 γ / . / i . . _、; `-.、_ | / . ; イ ; ハ ;; / . . \ .| ・ 政 な / / / | i i . .i ;;;; ∥ 、 . ヽ .| ・ 治 ん ,.r "⌒ ヽ、 / / ┤ | |ニ廴 ;;;;;; | ) | .| ・ が も / . . ゙i イ /_―| | !―弌/ア;;; ゝ、__/ . ∥ | ・ 悪 か i f j /;| 7ヘミ i | |――丈 ;;;;; ;ハ |. い ん { . 弋__,/∥ハ ! . . .ミミヘ !|-―彡-`ゞ、;_ ; イ i i .|. も ゙、 . . /ノ . リョニャニヘ ヘニニ羊三≡ミミヨT " ´ ;.r宀・ト、 .| .\ _/ャビ毛鬱"|ニニヘ ヘニニ⊇;;;;;;;;;;;. リ i .f . . . . . .、 ヽ | / ̄ヾ ゙l . . ⊇ ;;;;;;;; リニニニ`‐- 八 ''''''' / . | { . . . . . . } | | / . . . 川 . . 叉__ノ . .ニニニニニ .` ‐-‐" . . ゙、 . ゝ、 _ ;ノ . ∥ .| i { . . . リ|| l . . . . . . . . _又 . . . . . / | .! `` " }; . __,.ィ 、__,. ,.r ´ `ミ‐-- i イ γ `ヽ ゞ、 . . . . . _ノヘ. l、 ,ノ /. . ; r‐- . .川 | o ◯ 弋__.ノゝ、______  ̄.「´ . ;r ゝ、_  ̄ ∥. . f . ノ/ / .| . { . . ; `` ;,.、_ _,イl . ゞ、;_;彡'. / ゙、 ゞ、ソ . . . .| コ;;;‐-,,-匕´ . ト乂 . . . / \ ._ノ !/(_|__ _; rイ \`‐--‐" ` ̄.´ / .λ f^`i ‐ァ_ _,. -‐" ヘ. / 人_.ノ i / '´ .``‐ 、_ ,.r " ヘ λゝ、 Y// 》// ``‐.、 ./.! ∨、 ヘ_0_|/ // / .ヽ / .| i 》" ``7 / .゙、 ./ | | } 7 , }、 / |.∨ };;;;;;;;;;;_/ / ,. ハ ./ .f |./ / | .i ./ .! ' .゙、./ 、 {、Y / | | / | ノ .゙、ノ ゙、 `| / | l { / ./ ゙、―- 、_゙、 | i { ゙}} // -‐‐-、. ゙、 仁美(扱いが酷い気がするわ……) 仁美の好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下 642 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 01 05 44.25 ID KqweYmnB0 [2/2] 仁美の好感度が20上がりました 好感度 44 京太郎の部屋 京太郎「皆レベル高かったなー」 京太郎「自信なくしたわ」グダー 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下7 653 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 01 12 03.13 ID vylg8Mse0 [1/6] 京太郎「誰だこれ?」 prr 京太郎「もしもし」 憧「もう……ばかっ」 憧「待ってたんだから……」 京太郎「え?」 憧「えへへ、久しぶり」 京太郎「誰ですか?」 憧「……」 憧「は?」 憧「酷いよ……京太郎」 京太郎「なんなんだ……」 0~30 電話を切る 31~40 電話が切れない 41~60 通報 61~99 話を聞く 661 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 01 16 07.51 ID vylg8Mse0 [2/6] 京太郎「……」プツッ prrr 京太郎「もしもし……警察ですか?」 京太郎「相談が……はい……お願いします」プツッ ーーー 京太郎「よし、気を取り直して……」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 安価下7 672 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 01 22 23.73 ID vylg8Mse0 [3/6] 京太郎「もしもし?」 哩「もしもし……京太郎か」 京太郎「はい、教えてもらった番号に早速電話してみました」 哩「感心感心」 哩「これからも精進すると?」 京太郎「はい!頑張ります!」 哩「よかよか」 哩の好感度が10上がりました ーーー 京太郎「本当……いい人だったなぁ」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 安価下7 689 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 01 32 33.68 ID vylg8Mse0 [4/6] エイスリン「キョータロウ!」 京太郎「ん?」 外人? 京太郎「どちら様ですか?」 エイスリン「!」 エイスリン「コイビト!」 京太郎「……」 京太郎「また電波さんか……」 0~30 電話を切る 31~40 電話が切れない 41~60 通報 61~99 話を聞く 696 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/19(月) 01 37 45.79 ID vylg8Mse0 [5/6] プツッ 京太郎「……つうほう」 prrr 京太郎「はい……またすいません」 京太郎「はい……今度は外人で……」 京太郎「……」 そろそろ寝るか。 京太郎「おやすみ」 一日が終了しました。 712 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 00 12 20.23 ID 6bXBrjRP0 京太郎「おはよう」 京太郎「……鎖に首を締められる夢をみた」 京太郎「嫌な目覚めだ」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 719 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[sage] 投稿日:2014/05/20(火) 00 19 22.12 ID 1f6d5gPh0 京太郎「よし、学校行くか」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 724 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 00 25 03.55 ID OTDtMNkJ0 京太郎「麻雀部に顔を出すか」 ガララッ 京太郎「ちーっす」 頑張って追いつかないと! えーっと……先に部室に居るのは……? 0~15 煌 16~30 哩 31~45 姫子 46~60 美子 61~75 仁美 76~99 姫子&哩 安価下1 728 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 00 34 21.62 ID Qhi0TZIw0 煌「早くに来るとは、感心ですね」スバラッ 京太郎「あはは……当然ですよ」 煌「少し、麻雀を教えましょうか?」 京太郎「え?本当ですか?」 レギュラーに麻雀を教えてもらえるなんて! 煌「まずは絶対に飛ばないように頑張りましょう!」 京太郎「はい!」 / . / ' ; -‐- i | ⌒マ'*; \ .' . -‐- i ' ! ト、 | | \ i} ヽ ,.i | | \|\ト;..ユ., \}\/ | }! }! /! '; ∧{ ,zf丐 芯㍉ ∨ | ,゙ / , /; V,ィ'丐心 r' } } ,リ }! j / . . /{ ;゙ \N W゙ r' } } 弋ーク _,.⊥ 仁..孑≦ . , { 弋, ,. 代゙弋ーク ー-==- ! `* ;_; >'´ 厶イ 丶 '""" \ / ‘; } '"" / r≧;ァ‐-‐ッ ; ≠´ \ ;ハ  ̄ / / ⌒¨¨´ \ </^Yゝ. イ / `¨¨¨⌒{ i `iト . イ Κ i i zf´ / \ ,,. -‐…‐-ミ. { | /ⅵ _/ マ^´ ,. | |-‐‐- -‐ァ゙ ∧_∧ } ′. /{ | / / } } / } 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 738 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 01 08 34.55 ID bHLiTR1G0 (最初にそのコンマが来てたらなぁ) 煌の好感度が50上がりました 煌 100 ドンッ 京太郎「うわ!」 煌「キャッ!」 ドサッ 京太郎「たたっ……」 京太郎「ごめんなさ……」 モミュ 京太郎「……」 煌「……///」 ーーー 京太郎「すばらなおもちでした……」 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 744 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 01 15 02.89 ID wcC74eWE0 土方「オラァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」 京太郎「ひえええええええぇぇぇ!!」 土方「ちゃんとやれやぁぁぁぁ!!!」 京太郎「はぁぁぁぁぁぁぁいいい!!」 土方「奥歯ガタガタ言わせっぞぉぉ!!」 ーーー 土方「ほれ、今日の給料」 京太郎「あざっす!」 土方「お前、手際良かったなぁ」 土方「前もこういう仕事やってたのか?」 京太郎「?やってないですよ」 土方「そーか、まぁ体には気をつけよよ」 土方「うーん……中々遠い土地の依頼が入ったな」 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 767 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 15 39 41.98 ID O3mJ/c1g0 [2/12] 記憶引き継ぎに関してはゾロ目±1で引き継ぎです 建夜「……?」 京太郎「あの人は……」 京太郎「プロの……名前は……えっと」 建夜「あの……」 小鍛冶建夜 好感度 判定or引き継ぎ安価(ゾロ目±1で引き継ぎ) 安価下1 770 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 15 43 37.84 ID O3mJ/c1g0 [3/12] 健夜でした 健夜「迷子になってしまって……」 京太郎「道なら教えますよ!」 健夜「ありがとうございます」ペコッ 京太郎「こっちです!」 好感度上昇安価 0~30 少 31~60 中 61~99 大 774 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 15 46 49.82 ID O3mJ/c1g0 [4/12] 健夜の好感度が79になりました 京太郎の部屋 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 782 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 15 57 50.33 ID O3mJ/c1g0 [6/12] 観覧車を忘れたか? ラストチャンスはあるんだぜ?(気分では無い) 京太郎「もしもし」 煌「あの……京太郎君……ですか」 京太郎「あ、煌先輩」 京太郎「どうしたんですか?」 煌「私……京太郎君の事がとても好きになってしまいました」 京太郎「あはは……何言ってるんですか~すばらじゃないですよ~」 煌「本当です!」 煌「大好きなんです!」 煌「すばらな貴方に惚れてしまいした」 京太郎「……」 1.俺も好きですけど 2.無理です 3.自由安価 安価下5 790 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 04 21.33 ID O3mJ/c1g0 [7/12] 京太郎「よし、じゃあ結婚するか」 煌「えっええ?」 煌「ええええええ!?」 京太郎「驚きすぎですよ」 煌「本当……ですか?」 京太郎「勿論!」 煌「それはとってもすばらです……///」 煌「よろしくお願いします……京太郎」 プツッ 京太郎「いやっほおおおおう!!!!」 一日が終わりました 791 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 05 28.56 ID O3mJ/c1g0 [8/12] 京太郎「おはよう」 京太郎「……クワガタに首を締められる夢をみた」 京太郎「嫌な目覚めだ」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 798 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 16 55.36 ID O3mJ/c1g0 [9/12] すばらは愛されてる 登校するか ーーー 通学路 京太郎「おーい!」 煌「はうわっ!」 コソコソ 京太郎(木に隠れてるけど髪の毛が見えてる……) 煌「ふふっ……」 京太郎「行きましょう?」スッ 煌「そうですね、京太郎」ギュッ 京太郎「へへっ」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 802 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 20 04.76 ID O3mJ/c1g0 [10/12] 京太郎「よし、麻雀部に顔を出すか」 ガララッ 煌に恥じぬように頑張ろう! えーっと……先に部室に居るのは……? 0~15 煌 16~30 哩 31~45 姫子 46~60 美子 61~75 仁美 76~99 姫子&哩 安価下1 805 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 23 09.80 ID O3mJ/c1g0 [11/12] 姫子「うん京太郎か」 京太郎「はい!」 姫子「まぁ教えてあげるからおいで」 京太郎「ありがとうございます!」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 808 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 25 35.26 ID O3mJ/c1g0 [12/12] 姫子の好感度67 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 813 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 36 33.89 ID LxN1E2Zh0 [1/2] 京太郎「外食に誘おう」 ーーー 京太郎「おいしいですか? 煌「ええ、とってもすばらです」スバラッ 京太郎「へへっ……それなら良かった」 煌「はい、これからもよろしくお願いします」 京太郎(天使だなぁ) ーーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 819 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 41 42.53 ID LxN1E2Zh0 [2/2] 京太郎「街をウロウロするか」 ーーー 修羅の街 京太郎「……」 発砲の音が聞こえるなぁー おっかない。 ん?あれは? 0~30 煌 31~60 プンスコ 61~99 健夜 823 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 50 04.79 ID 9nAnhF8y0 煌「あれ?京太郎?」 京太郎「煌さん、どうしたんですか?」 煌「ふふっ……なんとなくですよ」 煌「でも……京太郎に会えるなんて、とてもすばらですね」 京太郎「煌さん……」 ギュッ 煌「煌……と呼んでください」 京太郎「煌……」ギュウウ ーーー 京太郎の部屋 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 828 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 54 34.38 ID th966HKl0 [1/2] 京太郎「もしもし?」 煌「もしもし」 京太郎「煌か、どうした?」 煌「とっても幸せな気分になってしまって、電話してしまいました」 京太郎「なんだそりゃ」アハハ 煌「幸せですよ、私」 京太郎「知ってる」 煌「どうしてですか?」 京太郎「俺も幸せだから」 煌「……ずるい人です」 832 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 16 58 26.50 ID Mj+QoyAZ0 エピローグ 「?」 「悪いー待たせた!」ハァハァ 「もうっ!遅いですよ!」 「へへっ行こうぜ」 「はい!」 愛を沢山積み重ねた。 最初は地元が同じの単なる先輩後輩。 特に劇的な事も無く、平凡だった。 それでも二人の愛は劇的だと思う。 837 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 17 04 14.66 ID B0Q35Q7T0 煌「京太郎」 京太郎「煌」 煌「京太郎」 京太郎「煌」 煌「すばらな名前です」 京太郎「煌だってすばらな名前だろ?」 お互いに褒めるところが簡単に見つかる。 お互いに欠点が見当たらない。 たとえ欠点を見たとしてもそれすら愛してしまう。 煌「これからも一緒ですよ?」 京太郎「当然だ」 煌「先に行ってしまってごめんなさい」ペコッ 京太郎「俺こそ待たせちゃってごめんな」 煌「いえいえ、苦痛ではありませんでしたよ……でも」 京太郎「孫がどんな顔をしてるか……だろ?」 煌「はい、よく分かりましたね」 京太郎「お前にびっくりするほどそっくりだったよ。きっと何があってもめげない優しい子になる」 839 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 17 08 24.67 ID r2jzGiJ50 [1/2] ーー先に行かれた時は年甲斐も無く、沢山泣いた。 後を追いかけようとしてしまった。 だが…… それを煌が望むのかと考えた時、俺の人生はとてもすばらな物だと気付かされた。 たとえどんな事があっても一生一緒。 なに、これからはずっとデートだ。 彼女の笑顔はこれからも…… 永遠にーー . ヤ { -‐ニ二二ニz、 -‐  ̄ ̄. ヤ ヘ / / ___/ ` ヤ ∨ ム-‐  ̄/ \ ヤ / ', ./ / / / _. -/ ヽ. ヽ | ヽ / / ./ / ./、 / ./ / /. |. `ーァ /,.イ / ,ヘ/ / ./ ./ .| ’ ’ 入 マ ̄| /ィ=≠z、|/.ヘ /| / / .|. | r‐ト、 ∨ /ヽ 、 \| /7ん)心ヾ′ /|ム-‐‐ / |. 不、 \. ∨ \ー---r` 弋;;;ーツ | i | |/.| ./ j/ /.|ヽヽ ` マ | /` Y 、、、 `¨´ ヽ,==z| / / / | | ’. ヽl/ | ん_)心ヾく/ ./ / .! / .i |!. 八 , 、 ′ 弋;;;__ツ ノケ ,イ/ / j/ ! 厂丁 / { ` 、 、、、 _ チ/ヾ< ___/ | | / \. ヽ __ ノ 入`ー-ム≧=- / | ̄ ̄| | i 、__ _ イァ‐\ / | | |_o_ -≧ / ̄ / く`ー /\ ヽ. _| ヽ ト、} 廴__厶. o / ` ーァ… く____ . . .` 、. .∧八 ヘ.| . .`<__イヽ / / }ト,-、 ヽ . . . . . . . .` / マヤヽ、 }ノ、 . . . . ./ / /_/ノ ー- __ _ ィ―‐ ュ_ . . . . . . . . . . . . > _マィく_`>< . . . .>‐' / _ -  ̄/ /  ̄ ̄ /二__ /ミ)< . . . . . . . . . . . . .\\// . . . . . . 人 _{_≦_ ̄_/ /______ --― { ― /ぅソ < . . . . . . . . ,、` ー-<__ マ _ イ、ヽシ  ̄ ̄` ー―-- ____ -< マ二 {¨´ / フi「 ー―一 フ¨´ {_`ヘ ≧=≦ヽ ヽ /\_ノ ` ー `‐-┘ マ{ | / ` ヽOヽ ヽ_ .<\ イ ` ´| / マOベ_ -へつィ´|」 | , `´ /二`λ .{、 八 , /二ニィチ‐} リ ` ー, /二ニ/ {==} / /ヽニニ/ ヽ-- ′ i . ノ /. 八 / イ"´ 855 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/20(火) 17 31 51.70 ID KoWsjf8L0 [2/3] 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下11 903 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 00 18 49.74 ID ZUDhR/k70 [1/2] アコチャーの引き継ぎは無しか……ちっ 玄 54 宥 40 憧 24 灼 4 穩乃 好感度max 依存度254 春絵 74 今回は阿知賀に転校してから地区大会を終え、全国大会を控えた時を舞台にしたお話です 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当に全国へ行けちゃったから凄いよなぁ」 俺なんか…… 京太郎「あ、あれは」 0~20 玄 21~40 宥 41~60 憧 61~80 灼 81~99 穩乃 安価下1 910 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 00 53 17.63 ID h6V3Gtu00 [1/2] 穩乃「あ、京太郎」 京太郎「お、穩乃」 穩乃「へへっ元気?」 京太郎「ああ、当然だろ?」 穩乃「それなら良かった」 京太郎「……」 もう、どうするか決めていた。 穩乃「……まだ気付かないのかぁ」ボソッ 京太郎「さ、行こうぜ」 赤土さんに沢山教えてもらったのにこの様。 そして、全国へ羽ばたく親友達。 とても誇らしいけど一人だけ余分な奴が居るんだ。 穩乃「……」ギュッ 穩乃(最近……京太郎が何処か遠くに行ってしまいそうで怖い。逃がさないようにしないと) 京太郎「……」 俺は今日、麻雀部を辞める。 好感度上昇安価 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 923 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 03 56.67 ID JexaDiT50 1は麻雀弱いんじゃ 放課後 京太郎「よしっ」 穩乃「……?」 穩乃(いつもより部活に行くのが早いなぁ……着いて行ってみよう) ーーー 部室 京太郎「赤土さん……これ」スッ 晴絵「おい……本気か?」 穩乃(……)コソコソ 京太郎「はい、俺がこれ以上ここに居ても、ですね」 晴絵「皆そんな事思っていないさ、それに……やっと上手くなってきたじゃないか」 京太郎「上手くなってきた?」 晴絵「っつ」ピクッ 京太郎「流石に俺も赤土さんも、それは苦しいと思いますよ?」 晴絵「……麻雀が嫌いになったのか?」 京太郎「好きになり過ぎたからこそ……辛くなってしまいました」 穩乃(嘘……?) 927 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 12 36.93 ID cRKYXXwA0 晴絵「すまない……君に教える時間だけ少なかった事も自覚してる」 京太郎「……穩乃達に時間をかけるのは当然ですよ、あいつらは団体だってあるんだから」 晴絵「考え直さないか?」 京太郎「無い……ですね」 京太郎「正直、ここに居てもこれ以上何も得られない」 京太郎「必ず皆の不安になると思うと……っ」 くそっ……目頭が……泣かないって決めてるのに。 晴絵「すまない、私には止める事も出来ない」 京太郎「ごめんなさい。いきなり……俺は……俺は」 穩乃「京太郎……」ボソッ 「あれー?シズ?何してるのー?」 穩乃「!」ピクッ 京太郎「……それじゃあ」スッ 憧「京太郎?」 宥「京太郎……君?」キョトン 晴絵「あっ……」 穩乃「京太郎……!」ダッ 930 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[sage] 投稿日:2014/05/21(水) 01 16 31.16 ID yBf97nwI0 誤字でした 穏乃「待って!」ダダッ 京太郎「っっ!」ダダッ 京太郎「……」 穏乃「待ってよ……京太郎……」 京太郎「もう合わせる顔が無いんだよ」ボソッ ダダッ 穏乃「行っちゃった……」 933 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 23 06.22 ID DYIcnQgC0 翌日 京太郎の部屋 京太郎「……」 サボってしまった…… 京太郎「本当……俺ってダメだなぁ」 京太郎「折角麻雀をここまで頑張ったのにこんな様になるなんてな……」ボソッ 「キョータロー」 京太郎「ん?」 京太郎「穏乃の声だな、あいつ……どこまで俺に……」 ピンポーン 京太郎「無視だ無視」 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 京太郎「!」 俺の家がいくら人通りが少ないからって……! ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン 938 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 27 31.64 ID pCe9YleB0 「いるんでしょー?」 京太郎「ちっ!」 タタタッ 京太郎「うるせーよ!」ガチャ 穏乃「……良かった」ポロッ ポタッポタッ 京太郎「どうして泣いてるんだ?」 穏乃「このまま無視されたらどうしようって……馬鹿」ギュッ すごいクマ。泣き腫らした瞼。 嗚咽を上げながら穏乃は俺を抱き締めて来た。 京太郎「穏乃……」 ギュウウゥゥゥ 力強いな…… 穏乃「……」スーッスーッ 京太郎「勝手に寝るし……」 940 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 30 51.67 ID lteGcE7C0 [1/2] 数時間後。 京太郎「……」 穏乃「……」スーッスーッ 京太郎「ったく……」 勝手に来て、勝手に寝るなんてな。 はた迷惑な奴だ。 京太郎「それにしてもこいつのジャージのポケット……やけに膨らんでるな」 ゴソッ 京太郎「!」 京太郎「おいおい……どういうことだ?」 鈍器が沢山。 身震いがする程だった。 944 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 32 40.61 ID lteGcE7C0 [2/2] スクッ 京太郎「っつ!」 ゴンッ 京太郎「このっ……!」 ガンッ 京太郎「っ!」 ドサッ 穏乃「これからはずっと離さないよ」 946 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 36 28.61 ID exLNEE370 京太郎「……っつ」 ズキズキ 京太郎「……!」ムクッ 俺の部屋……特に代わりは無い、な。 穏乃「ごめんね?京太郎、大丈夫?」ナデッ 京太郎「お前なぁ……」 穏乃「大丈夫、縛ったりはしてないから」 京太郎「どうして俺を殴ったんだ?」 穏乃「えへへ、力の誇示……かな?」 京太郎「馬鹿野郎」 穏乃「うん、ごめんね」 京太郎「今回の事は内緒にしてやるからもう帰ってくれ、俺はもうお前達と関わるつもりも無い」 949 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 39 41.39 ID N1ENjLLo0 [1/2] 穏乃「どうして麻雀部やめたの?」 京太郎「足手まといは不要だからさ」 穏乃「嘘だ」 京太郎「本当だよ、正直もう着いていけない」 穏乃「京太郎が辞めるなら私だって……」 京太郎「ダメだ、お前達は阿知賀の希望なんだから」 穏乃「京太郎、私を置いてやめるの?」 京太郎「俺は、もう……駄目だ。心から折れた」 穏乃「そんなぁ……やだよ」ポロポロ 穏乃「京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎」ブツブツ 950 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 41 55.28 ID N1ENjLLo0 [2/2] 穏乃「……」ギュッ ギュギュギュッ ギユゥゥゥゥゥ グググググッ 京太郎「っつ!」ゴホッ こいつ首を……! だけど……このまま締められてもイイかも知れない……もう正直俺は楽になりたかった。 しがらみが多過ぎた。 このまま楽に…… 952 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/21(水) 01 46 00.41 ID ZUDhR/k70 [2/2] 穏乃「やっぱり暴力には屈しないんだね」スッ 穏乃「はぁ……っ」 穏乃「私の力知ってるよね?」 京太郎「……」コクッ 穏乃「誰から殺す?」 穏乃「京太郎のお母さん?それとも麻雀部の誰か?」 京太郎「!」 京太郎「お、おい……嘘だろ?」 穏乃「京太郎をここまで追い詰めた原因は必ず居ると思うんだ」 穏乃「だからこそ、ね?」 京太郎「頼む……それだけは、それだけは……」 穏乃「じゃあ……分かってるよね?」 956 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 51 52.85 ID Ia9ofma80 エピローグ 母「京太郎……ご飯よ、出てきなさい」 京太郎「……」 母「ご飯……置いとくわね」コトッ 京太郎「……」 俺は家から出なくなった。 どうせ辛いだけだから。 それでも慰めてくれる奴も居た。 一人だけ、強制的に、優越感に浸りながら、自己満足で。 コンコン 「入るよ」 京太郎「……」 ガチャ 穏乃「京太郎の部屋の合鍵を持ってるのは私だけ、えへへ」 穏乃「全国大会、荷物持ちお願いね」 京太郎「分かった」 穏乃「皆の為……にね」 我ながら引きこもることは良案だと思う。 この悪魔の被害者を抑える意味でも。 959 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 01 57 16.91 ID 9GvuoYRF0 /  ̄ >― ― . .、 ,.´ / ` .、 / / / \ / / / / / ∧ ヽ ヽ / i / / ! / i i i }′ / ト ハ _レイプ{ }`トi 川 / 八 ヽ ハ ハ ィテ示 fハ〉レイ / /´ ヽ r┤ {'ゝ 辷ソ └' ! ! / 彡'′ { i ! ,,,,,,,, `''''ノ { / / ̄/ --ミート ヽ ト フ / V ! レ"´ / V ヽ ヽミフ>― ´ V / } `ll彡!`ヽ 〃 〈 〃 ..; } _r彡 ̄ 彡〈_', V . . . . ll. . / / ///.. .. . ハ V . . 〃./ /. / // .. . . ハ V . 〃 / , ′ {i{ . . ハ V彡イ / { ヾ、 ハ V { ′ '、 ゞ=三 〃 / i ヽ { ! \ \-< l ハ l ! \ \ ` ー 、', i ! ′ ` 、 ヽヽ _ ヘ ∨ ,′-―  ̄ ̄`ヽ、 ヽ ´ヘ V 〈 \ ヽ ヘ ヽ `ミ、 ̄ ̄ ―― __ _ノ { ii iiヽ⌒´´ 京太郎「なぁ……これいつまで続くんだ?」 穏乃「ずっと」 京太郎「外に出たくない……んだけど」 穏乃「可哀想に……」ギュッ 京太郎「穏乃ぉぉ……」ポロポロ ギュッ 理解者は一人の悪魔だけになっていた。 穏乃「今日も慰めてあげるね、京太郎♥ #65038;」 京太郎「うっ……ひっぐ……くそっ」ポロポロ 962 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 02 01 54.24 ID BZ1HOsXz0 [1/4] 翌日 自殺しようとしていたらしい。 信じられない。 穏乃の提案で俺は穏乃と共に住むことになった。 それでもイイかも知れない。 穏乃の家には不思議と家族が一人も居なかった。 穏乃と俺だけ。 鎖付き。 抗う気も起きない。 穏乃はこれからも俺を愛し続けるだろうーー 俺はきっとーー カンッ 965 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 02 04 08.95 ID BZ1HOsXz0 [2/4] ,. ´ /´ \ / , ∧ \ / / / ∧ \ / l| / } ヽ , /, l| / | } { { | { イ l| | 八从 l|r、 , .| | }' | |{)}从 / . | / | 人 \ _イ、 / / 从 >-_´ ̄/ / _{'´ ̄ / / /  ̄/ イ\ ∧ / ´ ̄ ∧ / 、 / '. , ∨ { l / ∨ | | { }/ , l _ _∧ / | | / / } / | l {ノ{{{ / ,{ . ` ー __, ' {| } / || | / ヽ | , } | { j | 〉´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{| } {二二二二二二二二二二}、___」 } ´{ {` ー | |====| | , . | `T7フ' { , | ´´ こんなに早く終わるとは思っていなかったんだけどなぁ 971 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/21(水) 02 11 01.91 ID BZ1HOsXz0 [4/4] 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 前回ヤンデレだったあの子も……! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下13